マンションのキッチンリフォーム事例|管理規約に注意してどこまでできる?

キッチン

マンションのキッチンリフォームを行う時に注意しておかなければいけないのが「管理規約」です。
マンションは構造上、個別の造りになっておらず他の住居と共有している設備が多くあります。
今回は、マンションでのキッチンリフォームにおける注意点やキッチンリフォームの事例を解説します。

マンションのキッチンリフォームは「管理規約」に注意

マンションの重要書類

マンションではキッチンに限りませんが、リフォームする際には注意しておかなければいけないことがあります。

それは「管理規約」です。

管理規約では、共用部分のリフォームには制限があることが多く、住宅内の専有部分へのリフォームは許可をとればできることも多いです。

例えば、ベランダや玄関の外は共用部分になり、ドアを交換したりベランダに面した窓の交換をすることはできません。

室内のフローリング材を張り替えたり、間取り変更を行うなど、専有部分へのリフォームは許可を得て行うことができます。

一般的な「共用部分」と「専有部分」は下記の通りとなっています。

共用部分と専有部分の違い具体的な場所の例
共用部分マンションの廊下、階段、エントランス、境界壁など躯体部分、配管
共用部分(専用使用権あり)玄関扉の外側、窓ガラス、サッシ、バルコニー、ベランダ、専用庭
専有部分玄関扉の内側、原案扉の鍵部分、住居内、居室

専有部分と間違えやすいのが、ベランダや窓で、これらは「専用使用権のある共用部分」となっています。

玄関扉の外側も共用部分です。

キッチン設備には耐用年数がありますので、不具合が出ている場合にはリフォームをすることがありますが、マンションのキッチンは専有部分ですのでリフォームができることになります。

しかし、管理規約上、電気の配線や水道管を移設するような工事を伴うリフォームはできません。

マンションでできる4つのキッチンリフォーム事例

リフォームプラン

マンションでできるキッチンリフォーム事例として下記の4点をご紹介します。

・キッチン設備を交換
・システムキッチンに交換
・キッチンの壁や床材など内装工事
・キッチンの間取り変更

いずれのリフォームも、必ず事前に管理組合の規約を確認して許可を得る必要がありますので、勝手にリフォームしないようご注意ください。

1. キッチン設備を交換

キッチン設備とは、例えば下記のような設備のことを指します。

・キッチン水栓
・コンロ
・レンジフード
・ビルトイン食器洗い乾燥機

これらのキッチン設備は、既存のものと同じ場所・同じサイズであれば交換が可能です。

1. キッチン水栓

キッチン水栓は、同じタイプの水栓であれば簡単に交換ができます。

注意が必要なのは、水栓の種類と口径(穴の大きさ)です。

水栓の種類特徴
台付きワンホール天板に穴が1つ空いていて蛇口がはめ込まれている
台付きツーホール天板に穴が2つ空いていて2ヶ所に蛇口がはめ込まれている
壁付き水栓壁に直接蛇口がつながっている

口径と水栓の種類が違うものには交換ができません。

タッチレス水栓「ナビッシュ」|LIXIL出典:タッチレス水栓「ナビッシュ」|LIXIL
商品価格:78,000円~

手が汚れていても水を出すことができる便利なタッチレス水栓など、ハンドルの形状は水栓の種類と口径が合っていれば交換可能です。

現状の水栓から水漏れなどが起こっている場合は、早急に修理を依頼しましょう。
階下への水漏れ被害が及ぶ恐れがあります。

水栓の交換はDIYでできる場合もありますが水道の配管を触るため、階下への水漏れリスクを避けるためにも慣れた人であっても業者さんに依頼しておくほうが安心です。

万が一DIYで交換して水漏れを起こしてしまった場合、損害賠償を請求されることもあり得ます。

・キッチン水栓の交換にかかる費用目安:約4万円~10万円

2. コンロ

コンロのリフォーム

コンロには、ガスコンロとIHコンロの2種類がありますが、ガス配管や電気配線の問題から現状と違う熱源に交換したい場合には注意が必要です。

特に昔のマンションではマンション全体の電気の供給量が少ない場合があり、大きな電力を使用するIHコンロへの交換はできない場合があります。

ガスコンロからIHコンロへ交換する際には、ガス栓を閉めてガス漏れが起こらないよう対策をし、IHコンロの熱源となる電気の配線を分電盤からIHコンロまでつなげる工事が発生します。

天井裏や壁裏などをいったん解体して中を通していくため大がかりな工事になり、内装工事も発生します。

マンションの管理規約によっては許可が下りないことも多いです。

ガスコンロからガスコンロへの交換、IHコンロからIHコンロへの交換は、サイズが合っていれば異なるメーカーの商品にも交換可能です。

・キッチンコンロの交換にかかる費用目安:約5万円~15万円

3. レンジフード

レンジフードは、毎日の調理で汚れがこびりついてしまう場所ですので、新しいものに交換すると気持ちが良いですね。

キッチンには下記の3つの種類がありますが、それぞれ対応するレンジフードの形が決まっています。

キッチンの種類対応するレンジフード
壁付きキッチン壁付け型レンジフード
オープン対面キッチン(ペニンシュラタイプ)横壁付け型レンジフード(サイドマントル)
オープン対面キッチン(アイランドタイプ天吊型レンジフード(センターフード)

レンジフードは天井や壁裏にダクトがありますので、そこを移動させるリフォームはマンションでは難しい場合のほうが多く、許可がおりません。

同じ位置で取り付けができるのであれば、古いタイプのレンジフードから最新のスリムなレンジフードへの交換も可能です。

見た目がスッキリしてお手入れもしやすくなります。

・レンジフードの交換にかかる費用目安:約5万円~30万円

4. ビルトイン食器洗い乾燥機

ビルトイン食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機も使用頻度や使用年数によって不具合が出てくる設備です。

筆者宅は2年ぶりに先日また壊れました。
そろそろ修理ではなく交換を検討するタイミングかもしれません。

ビルトイン食器洗い乾燥機は、既存のものとサイズが同じであれば異なるメーカーの商品にも交換が可能です。

既存のキッチンに新しくビルトイン食器洗い乾燥機を取り付けることもできますが、既存のキッチンの仕様によりますので事前に業者さんの訪問確認をしてもらいましょう。

・ビルトイン食器洗い乾燥機の交換にかかる費用目安:約7万円~40万円

2. システムキッチンに交換

キッチンリフォーム

マンションの既存キッチンを新しくシステムキッチンに交換することもできます。

使い勝手が大変良くなるので人気のリフォームですが、キッチンの位置を移動できるかどうかは配管の位置によって異なります。

キッチンの配管には下記の2パターンがあります。

A. 床下と階下の天井との間に配管がある場合
B. 階下の天井裏に配管がある場合

Aの場合は、配管の延長や移動をすることで、壁付けキッチンを対面キッチンにするなどの交換にも対応できる場合が多いです。

一方、Bの場合は、階下の天井裏を触ることができないためキッチンの場所を移動することはできません。

同じ位置で新しいシステムキッチンに交換することは可能です。

・システムキッチンへの交換にかかる費用目安:約40万円~150万円

3. キッチンの壁や床材など内装工事

キッチン内装工事

キッチンの壁や床材などの内装工事はDIYでも行えるので、インテリアの模様替えをしたい方や古い団地のイメージを変えたい方などに人気があります。

DIY専用の壁紙クロスなども多くの種類が販売されているので、ご家族で一緒にチャレンジしてみるのも楽しいですね。

注意点として、キッチンは汚れやすく水を扱うのでお手入れがしやすい耐水性のある壁材や床材を採用すると安心です。

・キッチンの内装工事にかかる費用目安:約5万円~

キッチンは立ちっぱなしで作業をするので、足元が寒いと長時間いるのが苦痛になります。

特に足元の冷えでお悩みの場合は、キッチンにも床暖房の設置ができますのでご検討されてみてはいかがでしょうか。

4. キッチンの間取り変更

間取り図

古いマンションでは、キッチンは独立キッチンになっていることも多く、狭くて暗い間取りを変えたいというお声も多いです。

マンションの構造壁以外の間仕切り壁は撤去することができますので、独立したキッチンの壁を撤去して広々としたDKに変更することが可能です。

「システムキッチンに交換」の項目でご説明した通り、配管の位置によってはキッチン自体の移動ができないこともありますので、キッチンの間取りを変更する際には、業者さんとよく打ち合わせしてリフォーム計画を立てることが大切です。

・キッチンの間取り変更にかかる費用目安:約50万円~200万円

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マンションのキッチンリフォームを成功させるには?

業者

マンションのキッチンリフォームを成功させるには一括見積りが便利です。
マンションは築年数や規模によって内部構造も異なり、管理規約での制限も様々ですので、マンションでのリフォーム経験の多い業者さんに依頼するとスムーズに進みます。

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