キッチンのシンクを交換するメリット|費用目安や施工の注意点を解説
キッチンのシンクは毎日使うため汚れやすく、できるだけ清潔に保ちたいところですが、お手入れしやすいキッチンシンクであれば毎日の掃除の負担も軽くなりますよね。ではそんなシンクに交換したい場合、キッチンのシンク単体での交換はできるのでしょうか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・キッチンのシンクのみ交換可能なケースは、「オーバーシンクである」「システムキッチンである」「シンクが既製サイズである」
・キッチンシンクに使われる材質は、「ステンレス」「ホーロー」「人工大理石」の3つ
・キッチンのシンクのみ交換する費用は、約10万円~20万円が目安
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キッチンのシンクのみ交換はできる?
システムキッチンはすべて交換すると費用が高くなりますが、部分的に交換できれば費用を抑えることができてお得です。では、汚れてしまったキッチンのシンクだけを交換することができるのでしょうか?下記に当てはまるキッチンの場合は、シンクのみの交換が可能です。
・オーバーシンクである
・システムキッチンである
・シンクが既製サイズである
順番に詳しく見ていきましょう。
1. オーバーシンクである
シンクには「オーバーシンク」と「アンダーシンク」の2種類があり、それぞれの特徴は下記です。
シンクの種類 | 特徴 |
---|---|
オーバーシンク | ・ワークトップ(天板)の上からシンクをはめ込んだもの ・ワークトップとシンクはコーキングで密着させる ・ステンレス素材が多い |
アンダーシンク | ・ワークトップの下からシンクをはめ込んだもの ・ワークトップとシンクがフラットで掃除がしやすい ・デザイン性も高く人工大理石などの素材もある |
アンダーシンクの場合は、残念ながらシンクのみ交換することができない場合が多いです。オーバーシンクの場合は、同じサイズのシンクであればシンクのみ交換が可能です。
2. システムキッチンである
システムキッチンはシンク・作業台・コンロが一つのワークトップ(天板)でつながっているタイプのキッチンで、新しい住宅ではほぼシステムキッチンが採用されています。システムキッチンの中でもシンクの交換ができるのは、一つめの項目でご説明したオーバーシンクの場合で、同じサイズのシンクのみです。
団地などに多いセクショナルキッチンの場合は、シンクのみの交換はできずシンク台ごと交換になります。セクショナルキッチンとは、流し台・作業台・コンロ台の3つが独立しているタイプのキッチンです。
3. シンクが既製サイズである
オーダーメイドで作製したシンクなどは、シンクのみ交換する場合は再度オーダーメイドで作り直す必要があります。1と2の項目に当てはまり、かつ既製サイズのキッチンシンクであればシンクだけの交換が可能です。
キッチンシンクに使われる3つの材質
キッチンのシンクを交換する際「今までと違う材質のものに変更したい」というご要望も多いです。キッチンのシンクには下記の3種類が使われています。
・ステンレス
・ホーロー
・人工大理石
それぞれの特徴を順番に詳しく見ていきましょう。
1. ステンレス
キッチンのシンクとして最も一般的な材質がステンレスです。ステンレスには下記の特徴があります。
メリット | ・耐久性が高い ・耐熱性に優れている ・価格が安価 |
---|---|
デメリット | ・小さな傷がつきやすい ・見た目の高級感が出にくい |
2. ホーロー
ホーローはステンレスシンクに次いで人気がある材質で、システムキッチンとしてはマグネットがつくので収納場所が増える点が魅力です。ホーローには下記の特徴があります。
メリット | ・耐久性が高い ・耐熱性に優れている ・お手入れが楽 |
---|---|
デメリット | ・重いものを落とすと割れることがある ・傷ついた箇所から錆びることがある |
3. 人工大理石
人工大理石は近年じわじわと人気が出ている材質で、見た目の高級感が魅力です。人工大理石シンクの特徴は下記です。
メリット | ・見た目に高級感がある ・衝撃に強い ・変色しにくい ・コーティングしていなければ研磨剤が使える |
---|---|
デメリット | ・熱い鍋などと長時間置くと変色することがある ・他の材質より高価 |
キッチンのシンクのみ交換する費用
キッチンのシンクのみ交換する費用は約10万円~20万円が目安です。ステンレスやホーローは安く収まる場合が多く、人工大理石のシンクは最も費用が上がります。システムキッチンの中でも、シンク台としてキッチンを構成するセクショナルキッチンはシンクのみの交換はできませんが、シンク台すべてを交換することは可能です。
その場合の費用は約5万円~30万円程度が目安ですが、システムキッチン全体を交換するより費用が安くなります。
キッチンのシンクを交換する際の注意点
キッチンのシンクを交換する際には下記の点に注意が必要です。
1. サイズを確認(シンク、水栓、配管など)
キッチンのシンクのみ交換する場合はシステムキッチンのオーバーシンクであることが条件ですが、採寸を誤るとシンクが設置できません。製造から10年以上経過しているキッチンではすでに同製品が廃番になっていて、同じものを取り寄せることができない場合もあります。
その場合は既存のキッチンを正確に採寸して同じサイズのシンクを探すことになるのですが、その際、水栓やシンクの深さに合わせた配管の長さなども関係してきます。
2. つなぎ目は丁寧にコーキング
キッチンのシンクのみ交換したら、ワークトップとのつなぎ目はコーキング材で隙間を埋めていきます。水漏れ防止のためにもつなぎ目は丁寧にコーキングをすることが大切です。
3. アフターサービスもチェック
キッチン全体の交換と違い、シンクだけを交換する場合は同じ製品ではない互換性のあるシンクを設置することもあります。万が一の施工不良などのリスク回避のためにも、どの程度のアフターサービスがあるのか確認しておくと安心です。
キッチンシンクのみの交換ができない場合は?
アンダーシンクやシンクとワークトップ一体型キッチンの場合は、シンクのみの交換ができません。その場合は、システムキッチン全体を交換することになりますが、できるだけ費用をお得に交換するには見積もりを比較検討することが大切です。
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キッチンシンクの交換費用を安く抑えるには?
キッチンシンクの交換費用を安く抑えるには、一括見積りが便利です。キッチンのシンクはオンラインショッピングなどで購入して、慣れている方であればDIYでの交換をされる方もいらっしゃいますが、採寸間違いで交換できないことも多いです。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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