キッチンリフォームのポイントは収納位置の高さと動線にあり

キッチンリフォームのポイントは収納位置の高さと動線にあり

キッチンは思っている以上に物が多く、収納が少ないと大変困る場所です。かといって収納が多ければ良いかというとそうでもなく、収納するものや最適な収納位置にないと使い勝手が悪くなってしまうのです。今回は、キッチンリフォームの際に役立つ収納位置にスポットを当てて紹介します。まずはこの記事のポイントです。

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POINT この記事のポイント

・キッチンの収納位置を決めるポイントは「高さ」や「動線」を考慮する
・昇降式の吊戸棚の費用目安は本体代と設置費用を合わせて約3万円~22万円
・キッチン家電や調理器具、食器、ゴミ箱の収納位置にも気をつける

キッチンの収納位置を決めるポイント

キッチン収納は多ければ多いほど良いというわけではありません。適切な場所に適切な位置で存在しなければ、結局何も入れていないか何もかもぐちゃぐちゃに入れているいう状況を生み出します。では、キッチンの収納位置を決めるにはどういうポイントに気を付ければ良いのでしょうか。

1. 高さは重要

手を伸ばしても届かない高さにキッチン収納があったらどうでしょう?そこに収納したものを使わないか、その部分には収納しませんよね。これではせっかくの収納が無駄になってしまいます。最もキッチンを使う頻度が高い人を基準にして、収納の高さを決めることが大切です。

1-1. 吊戸棚

吊戸棚|クリナップ
出典:クリナップ | 吊戸棚

キッチン収納リフォームで最も候補に挙がるスタイルが「吊戸棚」です。吊戸棚とは天井や壁に取り付ける棚のことで、空間の上部を有効活用できるためキッチンや洗面所・玄関などに幅広く採用されている収納スタイルです。では、吊戸棚はどれぐらいの高さが最適なのでしょうか?

一般的に使いやすい位置は、目の高さから15cm程下がったところを吊戸棚の下部とし、吊戸棚本体の高さは約70cm程度と言われています。各メーカーの吊戸棚は上記のように4種類のサイズを展開していることが多いので、使いやすい高さを選ぶことができます。

吊戸棚は物が取りにくいと感じる方は、昇降式の吊戸棚はいかがでしょうか?昇降式吊戸棚を設置する場合の価格相場は、本体代と設置費用を合わせて3万円~22万円です。

既存の吊戸棚を昇降式吊戸棚にリフォームする場合の設置費用は2万円程度、新しく設置する場合は下地補強が必要になりますので5~10万円程度かかります。

出典:NASLUCK | パワーラック

2. 動線を考えて収納位置を決める

収納はどこにでもあれば良いというわけではありません。料理や片づけは段取りが大切ですのでキッチンには効率の良い動線が求められ、もちろん収納にも当てはまります。

関連記事:作業効率をアップするキッチンへリフォームする場合の費用相場

2-1. キッチン家電の収納位置




出典:クリナップ | CENTRO

使う頻度の多い炊飯器・オーブンレンジ・湯沸かしポットなどは開閉しやすく取扱いやすい位置に収納します。これらのキッチン家電は蒸気が出ますので、できるだけ換気扇の近くに置いて蒸気が逃げやすい状態にしておきましょう。

おすすめリフォームは、キッチンに背面カウンターを設置し腰辺りの位置をオープンスペースとして、そこによく使うキッチン家電を置くリフォームです。振り向けば手の届く位置にキッチン家電があるので、使い勝手も動線も良くなります。

家仲間コムでの過去の施工事例

キッチンカップボードを設置したいとのご要望がありました。シンクや作業台と高さを合わせた背面カウンターには、カップボードとキッチン家電を置けるオープンスペースができました。

2-2. 調理器具の収納位置

フライパンや鍋などの調理器具は、コンロやシンクの下に収納すると効率よく使うことができます。また現状の収納が開き扉の場合は、スライド引き出し収納にすることで出し入れしやすくなります。スライド引き出し収納にリフォームする際の価格相場は20万円程度です。

シンク下の収納スペースには配管があり、配管の位置をずらす等の工事が加わると費用もあがります。

耐荷重量に注意しましょう

調理器具は重量があるので、スライド引き出しの耐荷重量に注意しましょう。特に大きな引き出しにはついつい多くの物を入れてしまいます。重量に耐えられるスライドレールを使っているか確認しましょう。

2-3. 食器類の収納位置

リシェルSI:収納ユニット|LIXIL
出典:リシェルSI:収納ユニット|LIXIL

食器は重さもあるため、あまり高い位置に収納すると出し入れが大変ですし、取る時に落下する危険性もあります。重い食器は下のほうに収納し、目線の高さにはよく使う食器、高いところには季節物や使用頻度の低い食器を置くなど工夫をしてみましょう。

各メーカーの収納ユニットには、スライド引き出しで出し入れが簡単になっているタイプもあります。扉がついているタイプよりオープン棚になっているタイプのほうが商品価格が安く設定されています。

筆者宅の例ですが、盛り付けに使う食器はシンク上の吊戸棚に収納し、食事中に使う小皿や取り分け皿・カトラリー・グラス類はダイニング側のキッチンカウンター下に収納という風に、使う場所の近くに分散させて収納しています。家族にも、食事の準備や片づけをしやすくなったと好評です。

関連記事:
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2-4. ゴミ箱の収納位置

キッチンに置くもので忘れてはならないゴミ箱。そこそこ大きさがあり、分別のため複数必要なので、収納スペースに悩んでいる方が多いようです。

各メーカーが販売しているシステムキッチンには、あらかじめゴミ箱が収納できるスペースが確保されており見た目にもスッキリするのでおすすめです。

関連記事:キッチンリフォームの費用や相場|低価格でキッチンリフォームするコツ

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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