リビングコンセント増設リフォームを考える!事例と注意点まとめ
リビングリフォームでコンセントを設置したい場合に参考になる見積もり事例を紹介します。それぞれの事例に合わせた、電化製品を使うことの多いリビングならではのおすすめコンセントや注意点などもご覧ください。まずはこの記事のポイントをまとめました。
POINT この記事のポイント
・多くの電化製品を使うリビングのコンセントは多い方が良い
・エアコンのコンセント増設はボルト数を変更する必要がある
・コンセント増設リフォームには電気工事士の資格が必要
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リビングにはコンセントが多い方が良い
リビングは家族が集まるため必然的に多くの電化製品を使う場面も多く、コンセントが少なくて困ることはあれど多くて困ることはありません。また、コンセントの配置を分散させておけば電化製品が集中することもなくタコ足配線をせずに済むので安心です。
タコ足配線は火災の恐れがあり大変危険です。できれば新築時に余裕を持ってコンセントを設置しておくと良いのですが、リフォームでもコンセントは増設できますのでご安心ください。
関連記事:コンセント増設工事/危険なコンセントの使い方をしていませんか?
コンセント増設リフォームの価格相場
コンセント増設リフォームの価格相場は、施工内容や増設箇所数、工法や仕上げ現状などによって変わりますが、一般的に2.4万円~3.2万円となっています。
リビングコンセント増設リフォームの事例をご紹介
過去に家仲間コムに寄せられたリビングコンセント増設リフォームの事例と価格相場、事例に合わせたおすすめコンセントや注意点などをご紹介します。
(事例1)二階リビングにコンセントを増設する工事をしたい
築年数1年未満の建売住宅にお住まい。
二階リビングのコンセントの位置を反対側へ移動させたいとのご要望です。
価格相場は1.5万円~2万円でした。
建築図面や電気配線図面等をご用意いただき、コンセントを増設したい位置などのご要望が分かるとより具体的な施工内容と価格相場を知ることができます。
テレビコンセントを組み合わせたコンセントがおすすめ
出典:テレビコンセントとコンセントプレートの組み合わせ例|Panasonic
商品価格:2,730円~
リビングへのコンセント増設リフォームは、既存のコンセントを分岐させて今までなかった場所へコンセントを増設します。また、リビングには下記のようにテレビコンセントと一般コンセントを組み合わせたコンセントがおすすめです。
差し込み口を増設しておくと便利です
リビングは多くの電化製品を使用することが多いため、コンセントの差込口を4口や6口に増設しておくと使い勝手が良くなります。ただし、消費電力の大きなものは使用しないよう注意しましょう。
関連記事:コンセント差込口の増設について
(事例2)エアコン用コンセントの増設をしたい
築20年の木造2階建てにお住まいで、エアコン用コンセントがなくエアコンを取り付けることができないため分電盤よりエアコン用コンセントを増設をしたいとのご要望です。
価格相場は1.5万円~2万円でした。
エアコン用コンセント増設リフォームの注意点
エアコン用のコンセント増設リフォームには注意が必要です。エアコンなどの消費電力の多い電化製品用コンセントには専用回路をひきます。その際、エアコンとコンセントの電圧が違うと使うことができないためコンセントのボルト数を変更する必要が出てくる場合があります。
また、分電盤が古い場合は分電盤自体の交換が必要になり施工費用がアップすることがあります。
関連記事:
分電盤(ブレーカー)交換|ヒューズからスイッチ式へ
ブレーカーの種類と各修理費用の目安
(事例3)LANコンセントの増設をしたい
築一年未満の戸建住宅にお住まいで、二階リビングにLANコンセントの増設とPC用のデスクに配線用の穴を空けて欲しいとのご要望です。
価格相場は1.5万円~3万円でした。
LANコンセントとは?
LANコンセントとはインターネットを利用するためのコンセントのことで、今やご自宅でインターネットをされるご家庭も多いので必須コンセントといっても過言ではありません。Panasonicから発売されているマルチメディアコンセントはインターネット、テレビ、電話を利用できるのでリビングにおすすめのコンセントです。
関連記事:デスク周辺におすすめ「マルチメディアコンセント」
Wi-Fiがあれば有線LANは不要?
家にインターネット回線を引いているなら、スマホの通信量を抑えるためにもWi-Fiの無線LANを備えている方は多いですよね。しかし便利なWi-Fiにも、通信環境としてはやや不安定というデメリットがあります。在宅ワークでオンライン会議に参加するなど、大容量かつ安定した通信環境でつなげたい場合は、やはり有線LANを備えておくと便利です。使う状況に応じて、ぜひ快適なインターネット環境を整えてくださいね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
「コンセント」を含む過去のリフォーム見積り一覧
家仲間コムでは、上記の他にもコンセント増設リフォームのカテゴリーから過去の見積もり事例と価格相場を見ることができます。ご要望に近い事例をご参考になさったり、匿名で無料見積もり依頼をすることができて便利です。
コンセント増設リフォームには電気工事士の資格が必要なのでDIYで行うと大変危険です!資格があり、多くの経験と専門知識のある業者に依頼して安全にリフォームをしてもらいましょう。
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コンセント増設リフォーム業者の費用見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。
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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。
配線経路によって工事費が変わる
大容量の家電製品を使用する場合は、専用回路といって分電盤まで1本の電線で直結したコンセントを使用すると安心です。その場合、新しく設置するには壁や天井の内部に電線を通すための配線工事が多く必要になります。またLAN配線を行う場合も、同じようにLANケーブルを壁や天井内に配線しなければなりません。配線経路によって工事費も大きく変わってきますので、気になる方は早めにプロに相談してみてくださいね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)