植栽はおしゃれなフェンスと組み合わせよう|コーディネート例3選

植栽はおしゃれなフェンスと組み合わせよう|コーディネート例3選

戸建住宅のお悩みとして「外からの視線が気になる」という方は多いです。植栽での目隠しは、自然で見た目にも優しく緑にも癒されますよ。今回は、植栽を使った目隠しの方法や向いている植栽、お手入れの注意点を解説します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・植栽は自然に目隠しができるなどのメリットがある
・植栽で目隠しをするデメリットはお手入れが必要であること
・目隠しに向いている植栽を選ぶのがおすすめ
・植栽とフェンスの組み合わせで外観がおしゃれになる

1. 自然に目隠しができる

植栽植栽(※画像はイメージです)

植栽は植物を外構に植えることで、自然と目隠しができる点が魅力です。フェンスや柵だと少し無機質で冷たい印象を与えてしまいますが、植物には人を癒す効果があります。通行人や隣家の方を遮断しているという印象を与えることなくさりげない目隠しができ、また家の中からお庭を眺めた時にもリラックスできます。

2. 場所に合わせて高さや密度を変えられる

和風の植栽と塀和風の植栽と塀(※画像はイメージです)

高い場所の目隠しをしたい、低い場所を目隠ししたいなど、場所によって植栽の種類を変えることでその場に合わせた目隠しができ上がります。

裏庭など防犯性を高めておきたい場所には、わざと低い植栽を設けて不審者が目立つようにしつつ、いろいろ物が置いてある足元付近は目隠しするなどのレイアウトが可能です。このような場所は植栽と合わせて防犯砂利を敷いておくと、防犯対策として有効です。

3. 住宅の外観に合わせればインテリア性を向上できる

おしゃれな植栽おしゃれな植栽(※画像はイメージです)

住宅のイメージに合わせた植栽を採用することで、外観とエクステリアのトータルコーディネートができ、インテリア性が向上します。植栽があるお家は見た目がとてもおしゃれですよね。シンボルツリーと上手に組み合わせて外観を向上させましょう。

関連記事:実のなる木を庭に植えてシンボルツリーにしよう!気になる費用や害虫対策について解説します

監修者コメント
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植栽で沿道も豊かに

植物が視界にあると、癒されますね。それを示すデータも数多くあるようですが、データなどなくとも直感で理解できるところに、やはり人間も自然の中で生きる動物なんだなぁと思います。お庭に植物が豊かに茂るのもいいですが、それを沿道からも楽しめたら、道行く人たちの心も癒すことができますね。1軒1軒の植栽が、街全体を豊かに彩る…。ぜひ植栽とフェンスのコーディネートを楽しんで、素敵な街づくりをしていただけたらと思います。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

植栽で目隠しをするデメリット

植栽で目隠しをする大きなデメリットは「お手入れが必要」という一点です。

1. 植栽のお手入れ

植栽は自然のものですので、どうしてもお手入れが必要です。おおよそ年に1~2回の剪定をして、伸び放題にならないようお手入れは大切です。ご自身で剪定もできますが、時間と手間がかかり大変な作業です。

エクステリア業者さんに剪定のメンテナンスを依頼したり、自治体のシルバーサービスで剪定をしてくれることもありますので、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。植栽の剪定費用目安は約0.3万円~1.6万円です。

台風シーズンには植栽などが倒れて隣家へ被害を及ぼしてしまう事例もありますが、万が一倒木被害が起こった場合には賠償責任が生じることがあります。定期的にお手入れをしておけば、賠償責任を負わなくてよいケースが多いので安心ですよ。

関連記事:倒木被害がもたらす賠償責任は?修理費用の目安や事前にできる備えとは?

1. 葉の密集度が高いもの

目隠しとして植栽に使いたい場合は、葉の密集度が高い植物を選びましょう。大きな葉は剪定した時にスカスカになってしまいますので、できれば小さ目の葉のほうが剪定後にも目隠し効果が落ちずに安心です。

2. 常緑種であること

目隠しは一年中必要ですので、年間を通して枯れない耐候性のある常緑種がおすすめです。途中で花が咲いたり葉の色が変わるものは、季節の移ろいを感じることができて風情のあるエクステリアを演出できます。

3. 新芽が出やすい樹種であること

剪定してもすぐに新芽が何ヶ所からも出てくるような植物は植栽に向いています。特に、カットした枝からいくつかの新芽が芽吹いてくるものは「萌芽力(ほうがりょく)」が高く、目隠し用の植栽に最適です。ヒイラギ類やツゲ類は萌芽力の高い樹種として人気があります。

植栽のお手入れを楽にするには?

目隠しとして使う植栽はできるだけお手入れが少なく、葉も落ちにくい種類を選びたいものです。

1. 剪定回数の少ないもの

剪定回数は多くても年に3回程度までで済む種類が良いでしょう。剪定時期は樹種によって異なりますが、4月・6月・9月頃が多いです。

2. 虫がつきにくいもの

また、植栽には虫がつきにくいのもポイントです。虫がつきやすい樹種は虫の発生前に剪定をすることで、虫をつきにくくすることも可能です。万が一虫が大量発生してしまった場合、駆除剤を使用するか全て伐採してしまうことになります。

駆除剤は毒性が強く小さなペットへの影響が大きいため、もし使用する場合には事前に散布日時を近隣の方へお伝えしておくか、ペットにも無害の薬剤を使用するなど十分な配慮をしておきましょう。最初に、プロのエクステリア業者さんに、立地に合ったお手入れしやすい植栽をしっかり選んでもらうと安心です。

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フェンスと植栽のコーディネートもおしゃれ!

実は最近のフェンスには様々な色やデザインがあり、とってもおしゃれなバリエーションが増えています。フェンスと植栽を組み合わせることでより高い目隠し効果が得られ、外観もおしゃれになりますので、ご検討されてみてはいかがでしょうか?

ナチュラルなウッド調フェンス×植栽

フェンス|LIXIL画像提供:フェンス|LIXIL


出典:フェンス|LIXIL

見た目にもおしゃれでフェンスの冷たさを感じさせないのがウッドフェンスです。植栽との相性も良いので、ナチュラルな雰囲気を残しつつ、しっかり目隠しをしてくれます。

シンプルなポリカーボネートフェンス×植栽

フェンス|LIXIL画像提供:フェンス|LIXIL


出典:フェンス|LIXIL

スタイリッシュな外観にはポリカーボネート製のフェンスはいかがでしょうか?半透過性があるので、内側の植栽のグリーンが透けて圧迫感を感じさせません。フェンス部分がきちんと目隠し効果も高めてくれています。

保水ルーバーフェンス×植栽

フェンス「Sボーダーシリーズ」|三協アルミ画像提供:フェンス「Sボーダーシリーズ」|三協アルミ


出典:フェンス「Sボーダーシリーズ」|三協アルミ

三協アルミさんの新しいデザインフェンス「Sボーダーシリーズ」は、よりデザイン性を高めたフェンスを発売しています。単に境界線を作るためのフェンスではなく、街並みを豊かにする新たな境界線をコンセプトにデザインされたシリーズです。

敷地を示しつつ目隠し効果もあるこちらのフェンスには、保水効果のあるルーバー(フェンスの羽部分)があり植物を植えることで植栽と一体化しています。さらには、ルーバーの間を風が抜けることで気化熱が発生して冷たい風が流れる仕組みです。

植栽での目隠しまとめ

植栽のある戸建住宅植栽のある戸建住宅(※画像はイメージです)

植栽での目隠しには、隣家に冷たい印象を与えることなく自然と目隠しができる点が魅力です。葉や花の変化も季節を感じられて豊かな気分になれますね。

ただ、植栽だけではどうしてもお手入れが必要になりますので、できるだけお手入れをせず目隠しをしたい場合には、フェンスとの組み合わせもご検討してみてください。最近の新しいフェンスは、ナチュラルで外観に溶け込むデザインも増えています。

おしゃれでデザイン性が高い商品もありますので、外観のインテリア性向上と目隠し効果が同時に得られますよ!

監修者コメント
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植栽は専門の業者と長いお付き合いを

リフォームの工事はいろいろな業種に分かれており、庭の工事は外構(エクステリア)という業種になります。中でも植栽は工事だけでなく、植物に関する専門知識が多く必要な分野でもありますので、工事は植栽が得意な外構業者に依頼したいところです。植物は成長するため、工事後も定期的にメンテナンスが必要になります。工事業者とは長いお付き合いができるよう、近所に見つけられるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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植栽に詳しいエクステリア業者さんを探してみるには一括見積りが便利です。植栽は立地によって向き不向きがあり、またどれだけのお手入れが必要かなど専門業者さんにアドバイスをもらっておくと安心です。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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