西向きの窓のメリット|西向きの窓を快適にする方法を紹介
西向きの窓は、夏の日差しがとても暑くエアコン効率が落ちる理由の一つです。西向きの窓を快適にするためには「遮熱性」の高いウィンドウトリートメントを上手に取り入れることが最も重要です。今回は、西向きの窓を快適にするたった2つのポイントをお伝えします。西向きの窓に必要な機能を知ることで、室内の快適さがぐっと変わってきますよ!まずはこの記事のポイントをまとめました。
POINT この記事のポイント
・西向きの窓の大きなデメリットは、西日が暑いところにある
・西向きの窓のメリットは3つある
・遮熱機能に特化したアルミブラインドがおすすめ
・遮熱と遮光にすぐれたウィンドウトリートメントは効果的
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西向きの窓のデメリットは「夏の暑さ」
住宅の立地によって窓を設置できる方角には制限がありますが、北向きについで敬遠されるのが西向きの窓です。賃貸住宅では、人気がある南向きや東向きの物件より、北向き・西向きの物件のほうが若干賃料が安いこともありますね。西向きの窓の大きなデメリットは、「西日が暑い」点にあります。真夏の暑さは強烈です。
最も気温が上がる午後から日が沈むまでずっと日が差し込み、室温がどんどん上昇していきます。上昇した室温は夜になってもなかなか下がらず、暑いままの状態が続きます。西日が差し込む時間は長くはありませんが、日差しによって建物や地面の温度も上昇して熱が蓄積されるため、夜になっても室温が高いままなのです。
西向きの窓のメリット
西向きの窓にはもちろんメリットもあります。夏場は日差しの暑さというデメリットが大きく感じられる西向きの窓ですが、冬はその日差しがメリットに変わります。
1. 冬は暖かい
西向きの窓は午後から日差しが強くなってきますが、冬はその日差しが室温をあげてくれるので暖かく過ごすことができます。冬は室内にできるだけ日差しを取り込んでおくと、夜も室温が下がりにくくなりますよ。
2. 午後からも洗濯物が乾きやすい
洗濯物を干す場合はやはり南向きの窓が一番よく乾きますが、実は西向きの窓も乾きやすいのです。午前中は日が当たらないので洗濯物の乾きが遅いですが、午後からの強い西日によって一気に洗濯物が乾いていきます。
夏には暑すぎる西日ですが、2時頃から洗濯物を干しても日が暮れる頃にはほとんどの洗濯物が乾いているので、この点は助かります。
3. 夕日が美しい
西向きの窓からは、美しい夕日を見ることができます。筆者宅も西向きの窓ですが、特に秋の夕日は格段に美しいと感じます。秋ならではの独特の雲の形と赤く染まった夕日のコラボレーションは、毎日見ていても飽きません。
西向きの窓はたったの2つのポイントで快適になる!
では、西向きの唯一のデメリットである夏の暑さ対策をして、西向きの窓が快適になる方法をみていきましょう。
1. 夏は遮熱機能のあるウィンドウトリートメント
夏の暑さ対策のためには、遮熱効果の高いウィンドウトリートメントを取り付けることです。暑さを軽減する目的であるなら、必要な機能は「遮熱」です。「遮熱」は熱を遮断して熱気を室内に入れないようにすることを目的としているため、暑い西日を遮るためには「遮熱」機能が最も重要です。
参照:窓の暑さ対策におすすめな「遮光」「遮熱」など、簡単にできる5つのポイントをご紹介
遮光効果のあるウィンドウトリートメントは光を遮断するので熱も入りにくくなり、室温の上昇を抑える効果もありますが、室内が暗くなります。日中リビングで過ごすことの多いご家庭に「遮光機能」を取り入れる場合は注意が必要です。「遮熱」と「遮光」の両方の機能を持った商品もありますので、目的や取り付ける部屋に合わせて選択しましょう。
1-1. カーテン+カーテンレール+カーテンボックス
出典:遮熱・遮光2級カーテン|ニトリ
商品価格:3,232円~
カーテンの場合は、「遮熱カーテン」を選択しましょう。カーテンレール自体には遮熱機能はありませんが、カーテンボックスを取り付けることでカーテンレール上部からの光や熱の出入りを防ぐことができます。
参照:天井付けカーテンレールのデメリット|気になる光漏れや断熱対策は事前にできます
出典:カーテンボックス グラビエンス|TOSO
商品価格:43,800円~
1-2. 遮熱ロールスクリーン
出典:遮熱ロールスクリーン コルトエコ|TOSO
商品価格:36,300円~(1,800mm×1,800mmの場合)
ロールスクリーンにも遮熱機能を持った商品があります。採光は、スクリーンの上げ下げで調節します。ロールスクリーンを閉めていても室内は明るいままで、熱だけを遮ります。
1-3. 遮熱ブラインド
ブラインドには遮熱機能がないイメージがありますが、遮熱機能に特化したアルミブラインドがあります。太陽光の中で熱を感じさせる日射の約50%を占める赤外線を遮ることで、熱エネルギーの発生と室内への侵入を軽減させます。
参照:アルミ製ブラインドはオーダーメイドしてもお手頃価格です
【遮熱ブラインドの実売価格を見てみる】
下記は、一般的なブラインドのスラットをサーモグラフィーで写したものです。
出典:一般的なブラインドのサーモグラフィー画像|TOSO
赤い部分は表面温度の高さを表しています。ブラインド全体が熱を吸収して発熱していることが分かります。
続いて、遮熱アルミブラインドのサーモグラフィー画像です。
出典:遮熱アルミブラインドのサーモグラフィー画像|TOSO
赤外線を反射して発熱を抑えています。バーチカルブラインドにも遮熱効果の高い商品があります。
バーチカルブラインドは見た目も美しくインテリア性が高いので、遮熱効果を高めておけば西向きの窓があるリビングに最適です。
参照:バーチカルブラインドの価格目安や価格を抑えるコツ
【遮熱バーチカルブラインドの実売価格を見てみる】
2. 冬は遮光できるウィンドウトリートメント
冬は西日で室内が暖かくなりますが、まぶしさは抑えたいですよね。光を遮る効果のある遮光機能を持ったウィンドウトリートメントを取り付けておくと西日のまぶしさを軽減できます。遮光等級によって、どれだけの遮光機能があるのかを判断することができます。
2-1. 遮光ロールスクリーン
出典:遮光ロールスクリーン コルトシークル|TOSO
商品価格:34,500円~(1,800mm×1,800mmの場合)
遮光等級1級だと室内がかなり暗くなりますので、遮光等級は2級~3級程度を選ぶと完全に真っ暗にならず明るい室内を保てます。
2-2. 透過度が選べるプリーツスクリーン
プリーツスクリーンには遮光機能を持った商品がありますが、透過度が3種類選べるものもあります。「シースルー」は光を多く取り込むことができ庭の景色を眺めることもできる透過度の高いタイプです。「ミディアム」→「プライベート」になるにつれて、明るさを保ちつつも室内への光の侵入を抑える効果が高くなり、透過度が低くなります。こちらは遮光機能を持ったプリーツスクリーンです。遮光等級は1級から3級まであり、1級が最も遮光性が高くなります。
【遮光プリーツスクリーンの実売価格を見てみる】
こちらは、透過度の低い「プライベート」タイプのプリーツスクリーンです。室内外どちらから見ても、ほとんど物の形がわからないレベルの透過度です。透過度の低い「プライベート」タイプであれば、西日のまぶしさを軽減できますね。
ひとつのウィンドウトリートメントに「遮熱」と「遮光」機能を持たせた商品もありますが、別々のウィンドウトリートメントを組み合わせて取り付けるのもおすすめですよ。異なるウィンドウトリートメントを取り付けられるカーテンレールもありますので、上手に組み合わせて取り入れてみてくださいね。
例えば、下記のような組み合わせはいかがでしょうか。
・遮光プリーツスクリーン×遮熱カーテン
・遮光ロールスクリーン×遮熱カーテン
・遮光レースカーテン×遮熱アルミブラインド
ウィンドウトリートメントの取り付け費用を一括見積り!
ウィンドウトリートメントの取り付け費用見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。ウィンドウトリートメントを取り付ける時には、方位による影響のことも想定しながら商品を選ぶことが大切です。西向きの窓は、「遮熱」と「遮光」を重視して商品選びをすると快適な室内環境を作ることができますよ!
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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