屋上庭園設置で助成金がもらえるかも|メリット・デメリットを紹介

屋上庭園設置で助成金がもらえるかも|メリット・デメリットを紹介

屋上庭園を設置すると、BBQを楽しんだり星空や夜景を見ながらくつろいだり、ご自宅での時間を有意義に過ごすことができます。今回は、屋上庭園設置のメリット・デメリットや、かかる費用を紹介します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・屋上庭園のメリットは、「狭小住宅でも庭が造れる」「開放感のあるプライベート空間が造れる」「屋上庭園で省エネ対策ができる」「自治体から助成金が支給されることもある」など
・屋上庭園のデメリットは、「防水工事は必須」「落下防止のフェンスや柵が必須」など
・屋上庭園の設置にかかる費用目安は、約10~20坪の広さで100万円前後

1. 狭小住宅でも庭が造れる

都心部の住宅では、なかなか十分な広さの庭を確保するのは難しいですよね。そんな時は、屋根の代わりに屋上庭園を設置してみませんか?2階部分と同程度の広さを確保することができますよ。

2. 開放感のあるプライベート空間が造れる

屋上庭園は1階の庭と違って、外部からの視線を気にせず過ごすことができます。BBQをする場合でも1階の庭で行うより近隣への騒音も少なくて済みます。何より広い空の下で過ごす時間はとても開放感があって、気持ちの良いものです。

3. 屋上庭園で省エネ対策ができる

近年都市部のオフィスビルの屋上を緑化しているところが増えています。緑化対策をしていない屋上の表面温度は約60℃近くまで上昇しますが、屋上緑化をすると約30℃にまで下がり、室内の冷暖房効率が上がります。

4. 自治体から助成金が支給されることもある

屋上庭園を設置して屋上緑化した場合、自治体から助成金が支給されることがあります。例えば東京都荒川区の場合、「地球温暖化の防止」「ヒートアイランド対策の促進」を目的とするエコ助成として、屋上緑化費用の一部を助成する制度があります。助成金の上限は30万円までです。

参照:屋上緑化・壁面緑化の助成金制度|東京都荒川区

助成金の対象となる条件や金額については、お住まいの地域の自治体へお問い合わせください。

監修者コメント
監修者画像

屋上の活用は長い目で見てご計画を

屋上庭園は敷地に余裕がない都心部だけでなく、屋上からの眺望や人目を気にせずくつろげるプライベート空間など、その敷地ならではの魅力を最大限に活かした空間をつくることができます。しかし屋上というのは家の屋根にあたる場所ですから、雨漏りをさせないための防水工事が必須となり、設置工事費だけでなくその後のメンテナンス費にも、通常の屋根以上の費用がかかります。長い目で見てよく考え、ご検討いただければと思います。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

屋上庭園のデメリット

ここからはデメリットを見ていきましょう。

1. 防水工事は必須

屋上庭園は年中過酷な天候にさらされるため、防水工事は欠かせません。花や野菜を育てている場合は水やりした水がはけるよう排水溝も設置しておく必要があります。排水溝が詰まらないようゴミを定期的に掃除したり、ゴミよけネットを設置するなどゴミが溜まらないよう工夫しておくこととメンテナンスが大切です。

関連記事:【工法別の費用目安あり】屋根・屋上防水工事の基礎知識

2. 落下防止のフェンスや柵が必須

屋上庭園のフェンス屋上庭園のフェンス(※画像はイメージです)

屋上庭園で安全に過ごすためには、落下防止のための柵やフェンスを設置しておきましょう。

関連記事:フェンスの種類と設置費用

監修者コメント
監修者画像

リフォームでの設置は慎重にご計画を

住み始めてから屋上の眺望に気付き、屋上庭園をつくれたらいいな、と思われることもあるかもしれません。今ある屋根をリフォームで屋上庭園に変えることも可能ですが、工事としては大掛かりになるかもしれません。屋根は主要構造部ですから、構造上の強度や耐力に問題がないよう、また雨漏りをしないよう防水工事をしっかり行うなど注意が必要です。確認申請が必要な場合もありますので、工事は信頼できるプロに相談できるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

屋上庭園の設置にかかる費用目安は?

屋上庭園の設置にかかる費用目安は、約10~20坪の広さで100万円前後です。設置費用の中でも特に防水工事の費用が高いのですが、これは雨漏りを防止したり住宅の寿命にも関わる重要な工事ですので、きっちり施工してもらいましょう。屋上防水や屋上庭園の設置経験が豊富な業者を選ぶと安心です。

防水工事も耐用年数によってメンテナンスが必要です。メンテナンス費用も将来的に必要になることを覚えておきましょう。

関連記事:屋上防水・補修工事が必要な症状と3つの工法を調べました

その他に発生する費用としては以下の内容が挙げられます。

屋上庭園設置にかかるその他の費用 費用目安
フェンス・柵の設置 14万~21万円
屋上までの階段の設置(外階段) 10万円~(1㎡あたり)
屋上までの階段の設置(内階段) 90万円~(1㎡あたり)
ウッドデッキ設置 2万円~(1坪あたり)
水栓の設置 7万~30万円
屋上庭園のインテリア用品 用途に応じて異なる

まとめ

屋上庭園は費用がかかりますが、でき上がったあとの屋上庭園はきっと満足度が高くなることでしょう。
まだイメージが沸かないという方は、下記リンクをぜひご覧になって屋上庭園ライフをイメージしてみてくださいね!

参照:200%屋上LIFE|ヘーベルハウス

屋上庭園設置業者を一括見積り!

屋上庭園設置業者を依頼する際は一括見積りが便利です依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。防水工事が重要な屋上庭園は、施工経験豊富な業者に依頼することが大切です。複数の業者に見積もり依頼をして比較検討しましょう。

家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

屋上庭園設置業者の費用見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

屋上庭園の
業者さんを匿名で探してみる
監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。