【雨水タンクは補助金でお得に】設置費用、後悔しない選び方、デメリットも解説

雨水タンクの設置で、お悩みですか?「雨水タンク設置に補助金が使えるらしい。費用はいくらかかる?」「後悔しない選び方のポイントとは?」「業者は、どこに頼めばいい?」などとモヤモヤされているかもしれません。
でも、ご安心ください!今回は、新聞記者歴22年の筆者が、雨水タンクの選び方や業者の費用相場、業者選びのコツ、安く済ませるポイントなどについて、取材内容を徹底解説します。
ご自宅の工事費用が気になる方には、複数の地元業者と相見積もりが無料かつ匿名でできるボタンも用意していますので、ぜひ試してみてくださいね。
POINT この記事のポイント
・「雨水タンク」とは、雨樋から流れ落ちる雨水を貯蔵し、再利用できるようにする容器のこと
・雨水タンクのメリットは「水道代節約になる」「災害・断水時の備えになる」など
・デメリットは「設置場所をとられる」「メンテナンスを怠るとボウフラが発生」など
・雨水タンク設置には、助成金、補助金を支給する自治体もある
・雨水タンクの設置費用の相場は、本体価格+施工費用で約3.3~9.5万円
・予算に余裕がある場合は加圧ポンプによる「雨水利用システム」導入という選択肢もある
・リフォーム成功のポイントは、①最低3社と相見積もり②業者の技量・質を見極めるーなど3つ
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雨水タンクとは?

出典:雨水貯留タンク:レインセラーについて|パナソニック
雨水タンクとは、屋根から雨樋を伝って流れ落ちる雨水を受け止めて貯蔵し、再利用できるようにする容器のことです。別名は「雨水貯留タンク」「貯水タンク」。耐用年数は約10年といわれています。
貯めた水は、「庭木への散水」「掃除」「洗車」「ペットの足洗い」「打ち水」などとして使えます。水道水の代わりに雨水タンクの水を1日約20㍑利用できた場合、年間約2,000円の水道代が節約できる計算になります。
また、災害・断水時には「非常用水」としても活用できるとともに、街全体では河川の急激な増水と水害抑制にも役立つといわれています。
雨水タンクのメリット・デメリット
雨水タンクのメリット・デメリットをまとめると次のようになります。
| 雨水タンクのメリット | デメリット |
| 雨水を有効活用できる | 初期費用がかかる |
| 水道代節約になる | 大きさがあるため設置場所をとられる |
| 災害・断水時の備えになる | メンテナンスを怠るとボウフラが発生 |
| 街の水害抑制につながる | 設置時に固定を怠ると強風で倒れることも |
監修者コメント「雨水タンクでエコライフ」
雨水タンクの設置費用は約3.3~9.5万円
雨水タンクの設置費用の相場は、本体価格+施工費用で約3.3~9.5万円です。本体はネットでも購入できますが、設置工事はついていないことが多いです。設置工事ができる地元の工務店や雨樋工事専門などの業者さんを通して購入した方が安くなる場合も多いです。
雨水タンクの取り付け方法

出典:雨水タンク「ホームダム」の施工方法|コダマ樹脂工業
雨水タンクの設置工程は、次の通りです。
| 雨水タンクの設置工程 |
| ①雨水タンクを水平なところに設置 |
| ②転倒防止のため、雨水タンクと雨樋を固定 |
| ③雨樋の切断位置を決め、印をつける |
| ④雨樋を金切りノコギリで1箇所切断 |
| ⑤切断箇所に雨水タンクの集水器を接続 |
| ⑥ホースで集水器と本体を接続して完了 |
雨水タンク設置には補助金が使える!

雨水タンクの設置には、雨水の利用促進と水害防止を図る目的で、各自治体から助成金や補助金が支給されています。すべての地域で支給されているわけではありませんが、お住まいの地域の自治体に問合せをして制度の有無を確認しておくと、お得に雨水タンクの設置ができることもあります。
雨水タンク設置の助成金、補助金の目安は、購入金額の1/2~2/3、上下金額は1万円~5万円まで自治体によって異なります。
参照:雨水タンクへの補助金・助成制度のある自治体例|Panasonic
監修者コメント「備蓄水で菜園なら一石二鳥」
雨水タンクがあれば、天から降り注ぐ雨水を計画的に使うことができます。それそだけでも防災対策となりますが、せっかくですからお庭を耕し、野菜を植えて、食料も備えてみませんか?目の前に畑があれば管理も簡単ですし、何よりも収穫の喜びを味わうことができます。子どもの食育にもなり、家計にも優しく、安全な野菜を自前で調達できるのは安心ですね。ぜひ挑戦されてみてはいかがでしょうか。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
後悔しない!雨水タンク選びのポイント
雨水タンク設置は、メリットが多いだけに、「よく考えず選んで後悔した!」との声も聞かれます。後悔しない選び方のポイントは、次の4つです。
①適切な容量を選ぶ

出典㊧:雨水貯留タンク「レインセラー」の施工方法|パナソニック
出典㊨水タンク「ホームダム」の施工方法|コダマ樹脂工業
雨水タンクで多い後悔ポイントに「意外と場所をとる」「庭に置いていると圧迫感を感じる」「利用したい水量と比べてサイズが大きすぎた」などの声があります。購入の際には、ホームセンターなどで実物を確認した上で、ご自宅の利用状況に合ったサイズを選びましょう。
メーカーによっては、雨水タンクを2台以上連結して使える製品も販売されています。まずは小型サイズで試してみて、容量が足りなくなった場合に個数を増やすのも良いかもしれません。
| サイズ | 容量 | 寸法例 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 小型 | 150Lまで | 110L= 65✕60.5✕40cm |
試しに利用を始めたい場合。持ち運びたい場合も |
| 中型 | 151~300L | 200L= 89✕110✕42cm |
家庭用に人気のタイプ。雨水をフル活用したい場合 |
| 大型 | 301L以上 | 500L= 87✕107✕76cm |
大容量タイプ。学校や公共施設に設置したい場合 |
②ボウフラ対策ができるか

雨水タンクの後悔ポイントには「夏場にボウフラが発生した」というものがあります。ボウフラとは、蚊の幼虫で、水面などに産み落とされた卵からかえります。成虫に噛まれるとかゆいだけでなく、デング熱やジカウイルス感染症などを媒介するため、注意が必要です。
ボウフラの発生を防ぐのに有効な雨水タンクは、「密閉型」です。蓋に隙間のない密閉型だと、空気中のゴミやボウフラがタンク内に入るのが防げるからです。
ただし、いくらタンクが密閉型だとしても雨樋などにいたボウフラが侵入する恐れは残ります。このため「蚊の侵入口にネットを被せる」「できるだけ雨水が溜まる都度使い切るようにする」「定期的に掃除する」「蚊の発生を抑える銅板をタンク内に入れておく」などのメンテナンスは必要です。
③必要な機能はついているか

出典㊧:雨水タンク200L|サンコー
出典㊨:雨水貯留タンク「レインセラー」の施工方法|パナソニック
雨水タンクの後悔ポイントに「合ったほうが良い機能が付いてなかった」というものがあります。望ましい機能は以下の通りです。タンク選びの参考にしてみてください。
| 雨水タンクに望ましい機能 | 理由 |
| ①集水器・連結ホース | ■雨水タンクと雨樋を接続するのに必須の部品 ■製品によっては別売りの場合があるため注意が必要 |
| ②オーバーフロー対策 | ■満水になった際、余分な水を排出する ■タンク周りが水浸しになるのを防ぐ |
| ③ドレン口 | ■雨水タンクの下部にあるゴミの排出口 ■タンク内の水をきれいに保つ |
④おしゃれなデザインをチェック!

出典㊧:RainHarvest|日盛興産
出典㊥:Water SaverWS-300A|アクスト
出典㊨:雨水貯留タンク 英国製輸入品 ハーコスター227L|楽天市場
雨水タンクの後悔ポイントには「意外と大きくて存在感がある」という声を紹介しましたが、それを逆手におしゃれなデザインのタンクを探し当て、「外構の格上げ」をも楽しんでいるお客様もいらっしゃいます。「グッドデザイン賞」受賞作やガーデニングの本場イギリスからの輸入品も人気です。ご自宅の雰囲気にピッタリの素敵なデザインを見つけてみてくださいね!
「雨水利用システム」という選択肢も

出典:雨水槽とは|ダイワ化成
予算に余裕がある場合は、「雨水タンク」ではなく「雨水利用システム」という選択肢もあります!雨水の収集方法はタンクと同じですが、収集後の雨水を加圧ポンプを使って庭木の散水・洗車・トイレの洗浄に利用できるようにする装置です。価格はタンクの地上設置型が約18~100万円、地下埋設型が約38~125万円。同システム導入にも自治体によっては補助金が出ます。
雨水タンク設置はどこに頼む?

雨水タンク設置の依頼先は、主にリフォーム業者となります。
一口にリフォーム業者といっても、営業形態や専門分野は様々。建築士やインテリアコーディネーター、大工など、建築のプロを一通り揃えた「ハウスメーカー」のほか、主に大工で構成する「工務店」、外構エクステリア工事専門店、雨樋工事専門業者、カインズやコメリなどのホームセンターが主に自社商品の購入者を対象に営むリフォーム店などがあります。
中でも、工務店や外構エクステリア工事専門店は、雨樋工事専門業者は最も実績や知識が豊富。料金も安い傾向にあります。
「ハウスメーカー」も、雨水タンク設置以外のリフォームとセットで任せると、割引が効く確率が大!この機会に、室内の壁紙や床の張替え、や物干しユニットなどの設置も一緒に検討してはいかがでしょうか?
弊社「家仲間コム」には、上記のようなさまざまなリフォームの匠が登録しています。このページのオレンジのボタンから、相談内容を書き込むと、お近くの業者さん複数者から仮見積もりが届きます。この時点の相談と相見積もりは匿名でOK、料金は無料です。
発注から工事までの流れ

最適な工事内容を適正価格で発注するためには、相見積もりは最低3社と行いましょう。
サイト内には、各業者の情報ページが掲載されていますから、保有資格や施工事例、過去の金額、口コミ評価をチェック。家仲間コムHP内でのメッセージによるやり取り・交渉の上、発注業者を絞ってください。
家仲間コムでは、口コミ評価が低い業者は強制退会となる仕組みとなっていますので、安心してご利用ください。万が一、業者さんが工事でお客様のお家に損害を与えてしまった場合は、最高1000万円までサイト側が補償致します※。おかげさまで、サービス開始から約17年間で、累計利用者数は26万人以上、累計見積もり件数は32万件以上を数えています。
発注業者が決まったら、業者が正確な見積もりを作るために、ご自宅を訪問しますので、内容に納得できればサインします。工事が複雑な内容となる場合、実施は当日ではなく後日となるケースもあります。
※補償には条件があります。
「家仲間コム」での施工事例

③雨樋の一部交換4万円

| 施工業者 | 株式会社相模修建 |
| 場所 | 神奈川県 相模原市緑区 |
| 建物のタイプ | 木造二階建て |
| 築年数 | 15~20年 |
| 施工箇所 | 雨樋一部交換 |
| 価格 | 4万円(足場仮設費用は外壁塗装工事に含む) |
| 施工期間 | 2日 |
お得!安心!リフォームのポイント
リフォームは、それなりに費用がかかるだけに、必ずや成功させましょう。成功のポイントは4つです。
①最低3社の業者と相見積もり

リフォームの優良業者とのお得な取り引きには、最低3社との相見積もりが大切です。実際の相場感や必要な費用の全体像を把握でき、有利な交渉の材料ともなります。
見積もりをとる際は工事費の内訳だけでなく、「出張費」「見積費」「早朝・深夜・休日割増料」「キャンセル料」「交通費・高速代・ガソリン代・駐車場代」などのオプション料金も必ずチェックしましょう。
見積書に「記載なし」や詳細を記さない「諸経費」「一式」などの表記がある場合は、内訳を確認。不明点は全て潰しておくことが肝心です。
弊社「家仲間コム」では、このページ内にあるオレンジのボタンをクリックして相談内容を書き込むと、お近くの業者さん複数社から、仮見積もりが届きます。この時点の相談と相見積もりは匿名でOK、料金は無料です。
なお、公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」には、見積書・図面などを郵送またはFAXで送付すると、相談員が無料でチェックの上、助言してくれるサービスがあります。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
②業者の技量・質を見極める
雨水タンクリフォームは、専門性の高い工事だけに業者の技量を見極めて発注しましょう。チェックポイントは以下の7点です。
【リフォーム業者選びのチェックポイント】
①保有資格
②施工実績
③口コミ評価
④費用設定は明瞭か
⑤客側の予算や希望をヒアリングした上で最適な工事を提案してくれているか
⑥工事内容やメリットやデメリットについて、分かりやすい説明をしてくれるか
⑦アフターフォローは万全か
③必要なリフォームはまとめて行う

リフォームを格安で済ませるためには、部分的な工事を複数回に分けてするより、一度にまとめて行うのが鉄則!業者さんの人件費や出張費、現場の足場・養生設置代などが少なくて済む上、セット割引が効くからです。
以下は家庭内設備のメンテナンスサイクルを示した表です。メンテナンス時期が近いもののリフォームはまとめて行いましょう。
| メンテナンスサイクル | リフォームの種類 |
| 5~10年 | ①フローリング補修 ②壁紙クロスの張り替え ③天井の張替え ④ふすまや障子の交換 |
| 10~15年 | ①畳の張替え ②トイレリフォーム ③外壁塗り替え ④ガスコンロ交換 ⑤食洗機交換 |
| 15~20年 | ①フローリング張替え ②浴室リフォーム ③キッチンリフォーム ④洗面所リフォーム ⑤室内・玄関ドアリフォーム ⑥屋根リフォーム |
| 20年~ | ①窓リフォーム |
まとめ
今回は、雨水タンクについて、①設置費用の相場は本体価格+施工費用で約3.3~9.5万円であること②設置には助成金、補助金を支給する自治体もあること③予算に余裕がある場合は加圧ポンプを使った「雨水利用システム」導入という選択肢もあることーなどについて解説しました。
雨水タンク設置の主な依頼先はリフォーム業者です。業者を選ぶ際には最低3社と相見積もりを行い、過去の口コミや実績も考慮してベストな選択を叶えましょう。まとめてできるリフォームが他にもあるときは一緒に頼んだ方が安くつくこともお忘れなく!
それでは、お得で安全な満足いくお取引が実現しますように。心からお祈り致しております!
雨水タンク設置の相見積もりをしてみよう!
雨水タンク設置費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。雨水タンクの設置はDIYでも可能ですが、高所で雨どいを切断したり、ホースをつないだりする作業は一人だと大変です。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいるので、まずは無料で複数見積もりをとって費用を比較検討してみましょう。匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
雨水タンク設置の費用見積もりを無料でしてみる
完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。
アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
編集長
田中 敦子 (たなか あつこ)
九州大学工学部卒業後、西日本新聞社に入社。記者として22年間、政治、経済、司法、軍事、文化、教育など、あらゆる分野の取材に従事する。旅と建築、インテリアが好きで、退社後は世界一周旅行に挑戦。アジア、欧米、中東、アフリカ各国の内装自慢のホテルや「サグラダファミリア」「トプカプ宮殿」などの一級建築物を取材し、撮影動画をYouTubeで2年間配信した。母親は宅地建物取引士、元インテリアコーディネーター。
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ガーデニングや家庭菜園をしていると、近くに水道があったら便利ですよね。でも草木にあげる水なら、上水道である必要はありません。そんな時、雨水を活用できたらエコで便利ですね。家の屋根に降った雨は雨樋から流れ落ちていますので、雨樋の途中に貯留タンクを設置すれば、溜まった雨水を利用できるようになります。設置は比較的簡単工事ですので、ぜひ雨水タンクでエコライフを、気軽に始めてみませんか?
監修者:高橋 みちる(一級建築士)