夫婦の寝室レイアウトアイデア|一緒と別々それぞれの悩みを解決しよう

夫婦の寝室レイアウトアイデア|一緒と別々それぞれの悩みを解決しよう

一日の1/3を過ごす寝室は、体と脳を休ませる重要な空間です。今回はプライベート空間である夫婦の寝室のレイアイトをテーマにお伝えします。夫婦と言えども元は他人なので、寝室に求める条件などが違ってくるのは当然ですが、夫婦そろって上質な睡眠が得られる寝室づくりを考えます。まずはこの記事のポイントを紹介します。

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POINT この記事のポイント

・夫婦の寝室は同室が多いが別室にしている家庭も
・高齢になると相手の体調異変にも気づきやすい同室がおすすめ
・間取り変更リフォームの費用目安はおおよそ20万円程度

夫婦の寝室は一緒?別々?

11月22日は「いい夫婦の日」と言われていますが、夫婦が健康で円満に過ごすためにも寝室は大切な空間です。では、結婚後の夫婦の寝室は一緒なのか別々なのか、皆さんどうしているのでしょうか?
アンケートの結果を見てみましょう。

関連記事:寝室リフォームは風水で成功させる!5つの大切な開運ポイント

・夫婦同室:68.8%
・夫婦別室:27.6%
・その他:3.6%

夫婦同室の方が圧倒的に多いですね。筆者の周りでも夫婦同室が多いですが、中にはまだ30歳前後の新婚家庭でも別室にしている家庭もあります。

参照:夫婦の寝室事情|SUUMO

ベッドは1台?または2台?

シングルベッド|VENUS BED
出典:シングルベッド|VENUS BED
商品価格:39,800円

こちらも夫婦によって様々ですが、ベッド1台の場合はダブル以上のサイズがあると寝返りも打ちやすく体の緊張がほぐれてリラックスしやすくなります。おすすめは、シングルベッド2台です。

一つのベッドだと寝返りや起きるたびに相手側にも動きが伝わってしまいますが、ベッドが2台の場合はそれぞれが独立しているのでお互いのベッドに干渉することがなくなります。

また、ダブルベッドは二人で寝ると意外と狭いのですが、シングルベッド2台の場合はキングベッドよりも幅が広くなるので、ゆったりと眠ることができます。

寝具に関しても、それぞれお好みのものを使って一人に一つの寝具にすれば、寒い日に布団を取り合うこともなくなりますよ。シングルベッド用は種類が多く、リーズナブルな価格帯から高級品まで豊富に揃っているので選ぶのも楽しくなります。

夫婦の寝室レイアウト|6畳の場合

夫婦の寝室のレイアウト例(6畳)

夫婦二人が寝る寝室として8~10畳あると、TVやオーディオなども置けますし、夜間トイレに行くときも余裕を持ってベッドや布団周りを歩くことができます。なかなかこの広さを確保できない場合でも6畳程度は欲しいところです。

6畳の場合の夫婦の寝室レイアウトを5パターン見てみましょう。ベッドサイズは下記を目安にしてください。

ベッドの種類サイズ
シングル97cm×195cm
セミダブル120cm×195cm
ダブル140cm×195cm
クイーン160cm×195cm
キング180cm×195cm

1. シングル2台の場合

シングルベッド2台のレイアウトシングルベッド2台の寝室レイアウト (※画像はイメージです。)

シングルベッド2台の寝室レイアウトの場合、ベッド以外の場所にも余裕があります。とはいえ、家具を置くと歩くスペースが狭くなるので何も置かないようにするか、奥行きの浅いタイプの家具程度にとどめておくのがおすすめです。

筆者宅は8畳の寝室空間にクローゼットがあり、シングルベッドを2台置いています。ベッド以外の家具はなく、シングルのソファとフロアスタンド・観葉植物があるだけです。ベッドの足元は1人通ることができる程度のスペースですが、ベッドサイドは余裕があります。

2. セミダブル2台の場合

セミダブルベッド2台の寝室レイアウトセミダブルベッド2台の寝室レイアウト (※画像はイメージです。)

セミダブルベッドが2台の場合は、6畳では狭く感じます。できれば8~10畳は欲しいところです。ベッドが広いので寝返りも打ちやすく、大の字になって寝てもゆとりがありますし、お子様との添寝も広々としています。

3. ダブル1台の場合

ダブルベッド1台の寝室レイアウトダブルベッド1台の寝室レイアウト(※画像はイメージです。)

ダブルベッド1台の場合は、6畳の寝室でもベッド以外の空間に余裕があります。家具やTV、ミニソファなどを置くことも可能ですね。一人ずつのエリアは狭くなるので、寝がえりはしにくくなります。

4. クイーン1台の場合

クイーンベッド1台の寝室レイアウトクイーンベッド1台の寝室レイアウト(※画像はイメージです。)

クイーンベッド1台はダブルベッドよりも広いので余裕を持って寝ることができます。6畳の寝室の半分はベッド以外のスペースなので、家具を置いたりベビーベッドなども置けますね。

5. キング1台の場合

キングベッド1台の寝室レイアウトキングベッド1台の寝室レイアウト(※画像はイメージです。)

キングサイズのベッドは夫婦が1台のベッドで寝る場合におすすめです。家具を置くと少し狭く感じますが、寝がえりも打ちやすくゆったり眠れて6畳の部屋にも設置可能です。

監修者コメント
監修者画像

ベッドは2台用意したい

ダブルやクイーン、キングといった大きなベッドで二人で寝るのも仲睦まじくて素敵ですが、困るのはどちらかが体調を崩した時です。最近は特に感染症対策が注目されていますが、やはり寝室でも、いざという時に対策が取れるようにしておけたら安心ですね。ベッドが2台あれば、少し離してパーテーションやカーテンを設置するなどして、簡易に仕切ることができます。普段はピッタリとつけて仲良く、いざという時は離して安心、これからの寝室プランにいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

夫婦の寝室が同室の場合のお悩み

夫婦は同じ寝室で過ごしたいけれど、「相手のいびきがうるさい」ことや「夏のエアコン温度が合わない」などのお悩みがあります。これらのお悩みが原因で、高齢になるほど夫婦別々の寝室にされるご夫婦も多いですが、高齢になるほど寝室は同室のほうがおすすめです。

相手の体調異変にも気づきやすいですし、災害発生時にもそばにいれば安心です。

関連記事:高齢者の寝室リフォーム/緊急時も介護生活でも安心して使える寝室作り

1. 相手のいびきがうるさい

いびきは気になる人にとってはかなり苦痛です。いびきの原因には「無呼吸症候群」という病気もあるので、あまりにも大きないびきをかく場合には医療機関を受診されることをおすすめします。

参照:睡眠時無呼吸症症候群|日本呼吸器学会

病気ではなくてもいびきをかく人は熟睡できていないことが多いので、下記のようなグッズを使っていびきの原因を解消することも大切です。相手のいびきが気になる場合は、耳栓も有効です。

鼻腔拡張テープ(鼻詰まりが原因のいびきにおすすめ)
・口閉じテープ(口呼吸が原因のいびきにおすすめ)
・マウスピース(いびきと共に歯ぎしりが多い方におすすめ)​​​​​​​

2. 夏のエアコン温度が合わない

体感温度の違いによって、特に夏のエアコン温度が合わないご夫婦は多いです。エアコン温度が低いほうがお好みの方は、エアコンが当たる位置に寝てもらいましょう。ベッドを2台にして、それぞれの布団の種類を変えるのもおすすめです。

・暑がりの方:涼感寝具+タオルケット+半袖の衣類
・寒がりの方:ボアシーツ+羽毛布団(もしくは薄手の毛布)+長袖の衣類

ベッドとベッドの間に空間を設けて、間仕切りロールスクリーンを取り付けるのもおすすめです。完全に部屋を分けるのではなく、ロールスクリーンで空間を間仕切りするだけなので相手の状態も分かりやすいですし、適度に冷たい空調を遮ることができます。

関連記事:リビングの間仕切りはロールスクリーンがお手軽でおしゃれ!

寝室空間を広げる間取り変更リフォーム

間取り変更リフォームのメリット

現在なんらかの理由で夫婦別々の寝室にされている方は、間取り変更リフォームで広々とした夫婦同室の寝室を作ってみませんか?狭い寝室だとお互いのことが気になったりリラックスして眠ることが難しいですが、広々とした寝室であれば上記のようなメリットがあります。

間取り変更リフォームの費用目安はおおよそ20万円程度です。

関連記事:リフォームで壁を撤去して広々空間を手に入れよう!価格相場や注意点は?

夫婦が同じ寝室で眠ることは、なによりも相手の安否確認ができる点が安心です。寝室をゆとりのある空間にリフォームすれば、ストレスも軽減されリラックスしてより上質な睡眠を得ることができますよ。

監修者コメント
監修者画像

お互いにストレスの少ない寝室を

ライフステージに合わせて、夫婦のあり方も変化していきますよね。その時その時の関係性に合わせて寝室を作れば、お互いにストレスなく過ごすことができます。小さな不満も、我慢してしまうといずれ大きなストレスになってしまうかもしれません。寝室は離れても、一緒でも、お互いが快適に感じられればそれでいいのです。夫婦でよく話し合って、二人が納得できる寝室を作っていただけたらと思います。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

寝室の間取り変更リフォームを成功させるコツは?

寝室の間取り変更リフォームを成功させるコツは、どんな寝室にしたいか夫婦で話し合って、それを叶える提案をしてくれる業者さんに依頼することです。施工経験が豊富な専門業者ならではの快適な寝室づくりができます。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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