省エネ住宅ポイント制度を利用してお得にリフォーム！
国交省が推進している制度の中に、「省エネポイント制度」というものがあります。
一定の省エネの要件を満たす住宅の新築やリフォームに対して様々な商品と交換の出来るポイントが付与される仕組みです。
また他の個所のリフォーム工事の費用に充てることも出来ます。
リフォームをお考えの方は、こちらの制度の利用も検討してみると良いでしょう。
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省エネ住宅ポイント制度とは？
省エネ住宅に関するポイント制度（省エネ住宅ポイント制度）は、省エネ住宅の新築やエコリフォームの普及を図るとともに、消費者の需要を喚起し、住宅投資の拡大を図る事を目的とし、一定の省エネ性能を有する住宅の新築やエコリフォームに対して、様々な商品等と交換できるポイントを発行する制度です。
国土交通省HPより
ポイント取得によるメリット
取得したポイント数に応じて省エネ商品、地域産品、商品券、プリペイドカードなどと交換することが出来ます。
またリフォーム工事に追加で実施する他の工事の費用に充てることも出来ます。
1ポイント=1円換算となり、上限は30万ポイント（耐震改修のポイントは別途加算）です。
対象となる工事種類
省エネポイント制度の対象となるのはどんな工事でしょうか。
順に見ていきましょう。
1.窓の断熱工事
省エネの基準に対応したサッシやガラスの組み合わせとなります。
○内窓設置 8,000～20,000pt
窓の内側にもう一枚窓を設置して二重にする
○外窓交換 8,000～20,000pt
元の窓を枠ごと撤去して、新しい窓に交換する
○ガラス交換 3,000～8,000pt
既存の窓のガラス部分を複層ガラスに交換する
2.外壁・屋根・天井・床の断熱工事
各部位毎に決められた一定量の断熱材（ノンフロンのもの）を用いた断熱工事が対象
○屋根・天井 18,000pt(部分改修) 36,000pt(全体改修)
○外壁 60,000pt(部分改修) 120,000pt(全体改修)
○床 30,000pt(部分改修) 60,000pt(全体改修)
3.設備改修
下記の対象の設備改修５つの内３つ以上の工事があれば対象
○節水型トイレ 24,000pt
○高断熱浴槽 24,000pt
○節湯水栓 3,000pt
○高効率給湯機 24,000pt
○住宅用太陽熱利用システム 24,000pt
4.上記1～3の工事と併せて実施するその他の工事
4-A バリアフリー工事
※上限60,000pt
○手すりの設置 6,000pt
浴室、便所、洗面所、廊下、階段等の手すりの設置
○段差解消 6,000pt
屋外に面する出入り口、浴室、屋内などの段差解消工事
○廊下幅なのど拡張 30,000pt
通路の幅や出入り口の幅を拡張する工事
4-B 設備改修 （3に準拠）
3に記載されたエコ住宅設備のうち3種類未満を設置する工事
4-C リフォーム瑕疵保険への加入
11,000pt
対象工事に合わせてリフォーム瑕疵保険へ加入する
4-D 耐震改修
150,000pt
耐震基準を満たす耐震工事を行う
5.既存住宅購入加算ポイント
※上限100,000pt
既存住宅の購入に伴い、エコリフォームする場合に加算するポイント
H26.12.27以降に売買契約を締結して、売買契約締結日からエコリフォームの工事請負契約日の期間が3カ月以内の場合に対象となります。
対象となる工事の期間
条件1 H26.12.27以降の工事請負契約であること
条件2 工事請負契約からH28.3.31までの間にエコリフォームに工事着手するもの
条件3 H26年度補正予算成立日以降に工事完了するもので、別途定める期間内に完了報告が可能なもの
ポイント申請の流れ
基本的には工事完了後に申請をするため、下記のような流れになります。
・工事請負契約締結
↓
・工事完了
↓
・ポイント申請書類の準備
↓
・ポイント発行申請
↓
・ポイント交換申請
ポイント申請の期限
【ポイント発行申請】
原則は工事完了後に申請が可能になります。
ただし、工事完了前であっても工事請負契約以降に申請書類がそろい次第ポイント申請が可能です。
工事完了前の申請には、工事完了後に完了報告の提出が必要になります。
【ポイント交換申請】
H27.3～H28.1.15が期限となります。
交換申請は複数に分けて行うことが可能です。
即時交換を希望する場合は、ポイント発行申請と同時に申請をする必要があります。
当てはまるリフォーム工事をお考えの場合は申請をお忘れなく
いかがでしたでしょうか。
比較的新しい制度なので、あまりなじみがないかもしれませんが、ポイントに応じて色々と還元されるのはありがたいですね。
よくリフォームが行われる工事が条件になっているので、条件に当てはまる方も多いかと思われます。
検討している工事の条件に当てはまる場合は、申請を忘れないようにしましょう。
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大永 和弘 （おおなが かずひろ）
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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