洗面所リフォームをするには|工事で気を付けることと費用相場

 洗面所リフォームをするには|工事で気を付けることと費用相場

一日の初めには顔を洗い、終わりには歯を磨く、家の中でも何かと使う場所が、洗面所です。家の中の水回りのリフォーム箇所としては、キッチンがやはり需要が高いので、あまり表だって考えている方は多くはないかもしれませんが、なんだかんだで毎日使う洗面所も、確実にリフォームの必要性があるところもあります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・洗面所のタイプによってリフォームは異なる
・洗面所のタイプと器具もチェックしてリフォームを考える
・洗面所のリフォームにかかる費用は、およそ19万円〜30万円
・洗面所のリフォームの方法は主に3つある

洗面所としてのみ使っている場合

 洗面台 洗面台(※画像はイメージです)

一つ目は、変な言い方ですが洗面所を洗面所としてのみ使っている場合です。要するに、顔を洗ったり、お化粧をしたり、身支度を整えたりする場合のみに洗面所を使っている場合のことです。

この場合は、リフォームする際に洗面所としての機能性の高さのみが求められるので、それだけに特化した工事が必要になります。鏡の張替えだったり、床の素材を変えたり、収納場所を確保したり、といったところですね。

他の用途としても洗面所を使っている場合

 洗面台 洗面台(※画像はイメージです)

次に、洗面所にそれ以外の用途を求めている場合です。たとえば、洗面所に洗濯機を置いてあったりして、家事部屋として利用する場合が多いですね。そういった場合は、洗濯機を置く位置や、洗面台の設置場所なども考える必要が出てきます。洗面化粧台を設置する必要がある場合もありますね。

洗面台を選んでいこう

次に、具体的に洗面台を選んでいきましょう。サイズは、各々の洗面所の広さに合わせましょう。洗面台のタイプは以下の二つになります。

スタンダードなユニットタイプ

あらかじめ決められた間口に合ったものとして作られている洗面台のことです。収納や照明など、最初から組み合わされている物なので、自分では一つ一つ選ぶことはできません。その代り、いろいろなバリエーションの洗面台が用意されているので、そこから選ぶことができます。

システムタイプ

次に、自分で選べるタイプです。洗面ボウルや照明に至るまで、自分が良いといった色や素材を選ぶことができます。カウンタータイプという、2mm単位でサイズを決めることができるものもあります。

洗面台の器具のチェックをしよう

 洗面台周りのチェック事項

そうして洗面台を決めたら、個々の器具がきちんとしているかチェックする必要があります。

収納

洗面所における収納は主に二種類あります。一つはキャビネットで、比較的こちらの方が奥行もあり、収納量も多くなります。もう一つが収納鏡です。鏡が扉になっていて、鏡の裏に収納できるというものです。

今、収納鏡の中にコンセントがついていて、収納しながら充電もできるというものもあります。収納においては、気にする方が多いかと思いますが、小さなことでも気にしたほうがいいと思います。滑り止めバーがついていたり、使い勝手がいい所に収納箇所があるかなど、きちんと検討する必要があります。

洗面ボウル

毎日の暮らしの中で使う洗面所の中で、一番のメインとも言える洗面ボウル。大事なのはその素材と形です。素材としては、水垢を防いだり、汚れが目立ちにくいといったものもありますし、形も丸いものから平たいものまでいろいろあります。総じて、デザイン性も求められてきますね。

また、大切なのは水面ボウルの高さでもあります。子供から大人まで一定の高さで使うもので、取り付けてしまえば高さは変えられないので、きちんと選ぶことrnが必要になってきます。具体的な高さとしては、75,80,85センチのものが主流となっています。中でも、80センチのものが一般的なようです。

水栓金具の種類

水栓金具も昔と比べて様々な種類があります。洗面所では、引き上げタイプのシングルレバーのものが今は主流なようです。水量やお湯、お水の区分も簡単にできるため、人気が高いです。また、シャワータイプのものなどもあるので、ぜひ検討してみてください。

コンセントの有無

意外とチェックされないのがこのコンセントです。家電も十分に使う必要性が高い洗面所だからこそ、コンセントの有無は大切になってきます。ドライヤーや、今は電動歯ブラシを使っている人も多いので、必ずチェックしましょう。

壁材の質

洗面所の多くは、脱衣所やお風呂場と隣接している、もしくはつながっているかと思います。そういった場合は、どうしても水がとんだり、湿気がたまったりするので、防水加工した素材や水に強い素材を洗面所の壁材にする必要があります。

また、どうしても壁にカビが付着する場合もあるので、防カビ効果があると量を使うなどして工夫しましょう。ちなみに、洗面所の床には、耐水性が高いクッションフロアやタイルなどがおすすめです。

実際の洗面所のリフォーム例

基本的には、洗面所のリフォームには3パターンあり、

1.洗面台のみ取り替える場合、
2.内装も改装する場合、
3.洗面所全体をリフォームする場合


となります。それぞれ費用等が変わってくるので、注意です。

例1)A社で洗面所をリフォームした場合
建物:マンション(築15年)
施工面積:約3平方メートル
費用:約35万円
工事内容:洗面台の交換、収納スペースの確保、設置など

例2)B社で洗面化粧台を交換した場合
建物:戸建て(築約20年)
施工日数:3日
費用:約30万円
工事内容:洗面化粧台の取り換え、照明の設置など

例3)C社で洗面所をリフォームした場合
建物:戸建て(築約20年)
費用:19万円
工事内容:洗面台取り替え、給排水管配管接続、天井、床、クロス張替、床クッションフロア張替など

まとめ

いかがでしたか?洗面所は毎日家族みんなが使う場所です。水廻りのなかでも、清潔感が気になる場所でもあります。家族みんなが一日の初めと終わりを気持ちよく迎えられるためにも、ぜひ洗面所リフォーム、検討してみてください。
 

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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