【2023年最新】外置きの洗濯機を室内置きにリフォームする方法まとめ

 外置きの洗濯機を室内置きにリフォームする方法まとめ

古い住宅で見られることの多い洗濯機の「外置き」は、玄関やベランダに洗濯機を置きますが、賃貸住宅の場合は住んでいる間は外置きの洗濯機で我慢できますが、洗濯機を外置きする造りの中古住宅を購入した場合は、室内に移動させておくほうが使い勝手が良くなります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・外置きの洗濯機のデメリットは、「洗濯機の劣化が早まる」「洗濯機を使用できる時間帯が制限される」「盗難の恐れがある」「冬の洗濯がツライ」など
・外置き洗濯機を室内置きにする方法は、「脱衣所(兼洗面所)に設置」「キッチンに設置」の2つ
・外置き洗濯機を室内置きにする際の費用目安はおおよそ15万円~25万円程度

外置きの洗濯機のデメリット

外置きの洗濯機は、賃貸住宅の場合だと家賃が安かったり、中古住宅の場合でも価格が安いなどのメリットがありますが、残念ながらデメリットのほうが多いです。洗濯機を外置きにしている場合のデメリットには次の4点が挙げられます。

・洗濯機の劣化が早まる
・洗濯機を使用できる時間帯が制限される
・盗難の恐れがある
・冬の洗濯がツライ

1. 洗濯機の劣化が早まる

洗濯機は基本的に室内置きを前提として製造されており、部品にはプラスチックや樹脂が使用されています。プラスチックや樹脂は日光に弱く、日差しや紫外線を浴びることで劣化が早まります。

特に最も日光が当たりやすい洗濯機の蓋部分や排水ホースなどは劣化のスピードが早く2~3年も経てばひび割れや色あせなどの症状が現れますので、洗濯機カバーは必須です。大型台風の際には洗濯機ごと吹き飛ばされてしまう危険性もあり得ます。

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短期間居住するための賃貸住宅の場合は洗濯機の劣化より家賃の安さを選ぶ人もいらっしゃいますが、中古住宅を購入した場合はたびたび洗濯機を買い替えるより室内置きにリフォームしてしまうほうが長い目で見るとお得です。

2. 洗濯機を使用できる時間帯が制限される

ライフスタイルによっては夜にしか洗濯ができない方もいらっしゃいますよね。外置きの洗濯機はご近所さんへ音が響きますので、ご近所迷惑になることを考えると夜遅くや早朝は使いづらいです。

ご近所さんも起きている日中の洗濯は仕事をしている場合には難しいこともありますので、室内置きにしておくほうが使用できる時間帯の融通が利きます。また、花粉症の方は2月から5月あたりは外での洗濯は心身ともに消耗します。室内置き&室内干しが安心です。

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3. 盗難の恐れがある

外置きの洗濯機は盗難の恐れもあります。洗濯機本体の盗難だけでなく、洗濯中の衣類が盗まれたり洗濯機を壊されてしまう危険性もありますので、室内置きのほうが安全です。

4. 冬の洗濯がツライ

洗濯には水を使用しますが、特に水が冷たい冬の洗濯は外置き洗濯機の場合ツライです。筆者の友人は築年数の経過した戸建住宅に住んでいますが、冬の洗濯がツライと毎年のように言っており、寒さが厳しい日には洗濯機が凍ることがあると言っているので早くリフォームをするよう勧めました。

外置き洗濯機を室内置きにする方法

では、外置き洗濯機を室内置きにする方法にはどんなものがあるのでしょうか。水廻りへの施工が最も簡単で工事費用も安く抑えられるので、下記の2ヶ所に設置するのが一般的です。

・脱衣所(兼洗面所)に設置
・キッチンに設置


水道の蛇口と排水口がある上記であれば室内置きの洗濯機を設置することができます。

1. 脱衣所(兼洗面所)に洗濯機を設置

新築住宅では脱衣所(兼洗面所)に洗濯機を置く間取りが一般的です。脱衣所(兼洗面所)に洗濯機を置くと下記のメリットが得られます。

・お風呂の残り湯を使える
・脱衣所で脱いだ服をすぐ洗濯できる
・浴室乾燥機や室内干しユニットですぐ洗濯物を干せる

2. キッチンに洗濯機を設置

キッチンも水道設備と排水管があるので洗濯機を置くことができます。海外ではシステムキッチンに洗濯機がビルトインされたタイプも珍しくなく、家事が効率よくこなせるので日本でも設置したいという方もいらっしゃいます。

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一般的な据え置きタイプの洗濯機を置く場合には、キッチンスペースの一角に洗濯機防水パンを設置して洗濯機置き場を確保する必要があります。

外置き洗濯機を室内置きにする際の注意点

外置き洗濯機を室内置きにする場合、洗濯機の設置スペースが必要です。一般的な洗濯機防水パンの大きさは【幅64cm×奥行64cm】の正方形ですので、最低でもこのスペースを確保できるかどうかを採寸しておく必要があります。

できるだけ水道と排水管の近くの方が水道工事が簡単になり施工費用も安くなりますので、専門業者さんに現地確認をしてもらうほうが安心です。

外置き洗濯機を室内置きにする際の費用目安

外置き洗濯機を室内置きにする際の費用目安はおおよそ15万円~25万円程度です。一般的な施工内容は下記です。

・給排水管の施工
・下地調整
・洗濯機防水パンの設置
・コンセントの増設
・床材や壁紙などの内装工事

など

ドラム式洗濯乾燥機など大型の洗濯機を設置したい場合にはもう少しスペースが必要になりますので、洗面台やキッチンシンクを移動してスペースを造る工事が発生することがあり追加費用がかかってきます。

外置きの洗濯機を室内置きにリフォームしてもらうには?

外置きの洗濯機を室内置きにリフォームするには、水道工事に詳しい業者さんに依頼したほうが安心です。
洗濯機からの水漏れ被害は多く、床下に水漏れした場合は下地や基礎の腐食につながり住宅の耐久性が落ちます。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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