独立洗面台がないデメリットとは|快適に使える3つのアイデアを紹介

独立洗面台がないデメリットとは|快適に使える3つのアイデアを紹介

朝の身支度には独立洗面台があると便利ですが、住宅スペースの問題で独立洗面台が設置できなかった家庭もあるのではないでしょうか。最近では狭小スペースにも設置可能な独立洗面台もありますので、設置をご検討してみるのも良いですね。今回は独立洗面台がない場合の3つのアイデアをご紹介します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・独立洗面台とは、浴室やトイレとは独立している洗面台のこと
・独立洗面台がないデメリットは3つある
・独立洗面台がない場合のアイデアは3つある
・独立洗面台本体は4万円台から購入可能

独立洗面台ってなに?

独立洗面台とは、浴室やトイレとは独立している洗面台のこと。洗面ボウルと収納スペースやコンセントなどが一体化した洗面台のことを言います。後付けリフォームも可能で、古い住宅の方でも設置できる点がメリットです。

独立洗面台がないと困ること

独立洗面台がないデメリット

独立洗面台がないと困ることには、上記のような内容が考えられます。順番に詳しく見ていきましょう。

1. 朝の身支度がしにくい

独立洗面台がない場合に、最も困るのがこちらの「朝の身支度がしにくいこと」ではないでしょうか?独立洗面台がない場合はキッチンや浴室を洗面所代わりに使用することになりますが、キッチンは朝食の準備に使いますし、浴室は一人が使ってしまうと他の家族が使用できません。同じ時間に出勤・通学するご家族がいる場合は、独立洗面台を設置するほうが良いでしょう。朝の身支度がスムーズになります。

2. 洗面小物の収納場所に困る

洗面小物洗面所の収納(※画像はイメージです。)

洗面小物は意外と多いもの。メイク道具、ヘアケア製品、コンタクトグッズ、ドライヤーやコテなど、たくさんの小物があります。これらの洗面小物をキッチンや浴室に収納するのは無理がありますので、やはり独立洗面台は設置しておきたいところですね。

監修者コメント
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お互いに気持ちよく生活するために

一般的に、独立洗面台がない間取りというのは一人暮らし向けのもの。よほどミニマリスト志向の強い家庭や掃除する場所を減らしたい家庭でない限り、複数人で暮らすには独立洗面台の設置をおすすめします。独立洗面台があっても順番待ちが発生するのに、それよりも使用頻度の高いキッチンなどを洗面スペースとして兼用するのは、家族間の不和に繋がりかねません。
料理をする場所でメイクなどの身支度をしてほしくない、浴室はシャワーを浴びた直後だと床が濡れていて使いにくい、など家族と言えど感じ方や使い方は人それぞれ。お互いに気持ちよく暮らせるよう、住環境を整えましょう。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

3. キッチンや浴室使用中は使えない

独立洗面台がなければキッチンや浴室を使うことになりますが、調理中や入浴中などは洗面所として使用できなくなります。そうなると、朝の忙しい時間帯にはキッチンや浴室の取り合いになることもあり、朝から気分よくお出かけ準備ができなくなりますね。

独立洗面台がない場合のアイデア

独立洗面台がない場合のアイデア

独立洗面台がない場合には、上記のようなアイデアがあります。ひとつずつ見ていきましょう。

1. キッチンを洗面所と兼用


HORNAVAN ホールナヴァン|IKEA
出典:HORNAVAN ホールナヴァン|IKEA
商品価格:1,499円~

独立洗面台がない場合に、よく利用されるのがキッチンです。キッチンにはキッチン小物などがすでに多く収納されていますので、洗面所と兼用する場合には、別で収納スペースを確保しておくほうが使い勝手が良くなります。例えばキャスター付きのワゴンがあれば、移動もしやすく設置場所に悩むことも少ないのではないでしょうか。

2. 浴室に洗面スペースを設ける

ステンレスつっぱりコーナーラック4段|ニトリ
出典:ステンレスつっぱりコーナーラック4段|ニトリ
商品価格:3,045円~

キッチンにもあまりスペースがない場合には、浴室に洗面スペースを設けるという方法もあります。壁面に引っ掛ける収納にするか、耐水性のあるカゴに洗面用品をまとめて、使うたびに出し入れするという収納が多いですね。浴室にはあまり多くのものを収納するのは難しいので、洗面小物は厳選しておいたほうが良いかもしれません。

また、浴室収納の注意点として電気製品は浴室内に持ち込まないようにしてください。感電の恐れがあり、大変危険です。

監修者コメント
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造作洗面台のすすめ

狭いスペースに小さな洗面台を設置したい、既存のカウンターの一角に洗面スペースを設けたい。その場合、上記で紹介したようなセットの洗面化粧台ではうまくおさまらないことも。そんな時は、洗面ボウルや水栓金具などパーツを一つずつ選んで造作洗面台を作るのがおすすめ。様々なテイストのパーツがあるので、好きなイメージに合わせて選べるのが魅力です。選択肢が多すぎて迷ってしまうのが難点ですが、こだわりのあるオリジナルの洗面スペースを作りたい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

3. ミニ洗面台を設置する

洗面化粧台「ウィット」|タカラスタンダード画像提供:洗面化粧台「ウィット」|タカラスタンダード

出典:洗面化粧台「ウィット」|タカラスタンダード
商品価格:43,200円~

最近では、狭小住宅にも設置できる小さ目サイズの独立洗面台が販売されています。上記の洗面台のサイズは、下記が目安です。

洗面台の各部サイズ目安
間口60cm, 75cm
高さ75cm, 80cm
奥行き50cm~60cm

どこでも手洗い|LIXIL画像提供:どこでも手洗い|LIXIL

出典:どこでも手洗い|LIXIL
商品価格:160,000円~

LIXILの「どこでも手洗い」は、独立洗面台を設置するスペースに合わせて、オーダーメイドのように組み合わせて設置ができるシリーズ。デザインもおしゃれです。

独立洗面台を設置する費用目安

現状、独立洗面台を設置するスペースがない場合、配管設備と近い他の居室をリフォームして設置する方法が一般的です。廊下の一部にも設置ができますが廊下は冬は寒いため、ヒートショック対策はしておいたほうが安心です。

独立洗面台本体は4万円台から購入できますが、現状にない状態から設置するため、設置費用がかかります。配管が離れていれば水道工事の有資格者さんによる工事をしてもらわなくてはいけません。おおよその費用目安は下記です。

独立洗面台の設置工事費用目安
独立洗面台本体約4万円~
配管工事約5万円~
内装工事約7万円~

独立洗面台がない場合の3つのアイデアまとめ

独立洗面台がないと不便なシーンが多いのですが、スペースの関係で設置が難しい場合も多いですよね。そんな場合は水回りを有効活用したり、狭小スペースでも設置できる洗面台などを採用してみたりするのもおすすめです。

独立洗面台を設置するには?

独立洗面台の設置費用見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。狭小住宅の場合、どこに設置するか専門家に配置を見てもらう方が安心です。

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監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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