DIYで洗濯機防水パンの交換をする方法|具体的な手順や注意点を見てみよう

DIYで洗濯機防水パンの交換をする方法|具体的な手順や注意点を見てみよう

洗濯機防水パンは、洗濯機からの水漏れを防止するために設置されますが、掃除がしにくいうえにホコリがたまりやすく、汚れやすいのがネックです。汚れてしまったり、割れてしまった場合は、洗濯機防水パンを新しく交換してみてはいかがでしょうか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・洗濯機防水パンの交換にかかる費用は、およそ2,5万円前後
・洗濯機を動かすことができて、排水用のホースをつなぐ知識をお持ちの方であれば、洗濯機防水パンを購入して、DIYで交換することも可能
・洗濯機防水パンをDIYで交換する際は、洗濯機と洗濯機防水パンのサイズが合うかを事前に確認することが大切

洗濯機防水パンの役割

洗濯機防水パンとは、室内に置く洗濯機の下に設置されているトレイのことで、洗濯機の排水ホースが外れたり、破れてしまった場合に起こる水漏れが、床や階下へ漏水するのを防ぐために設置します。

特にマンションでは、洗濯機防水パンが設置されていることの方が多いですが、戸建住宅の1階部分に洗濯機を設置する場合は、洗濯機防水パンを設置しなくても良いと考える方もいらっしゃるようです。

洗濯機防水パンのつくり

洗濯機防水パン洗濯機防水パン(※画像はイメージです)

洗濯機防水パンには、洗濯機の排水用ホースをつなげる排水口がついていて、洗濯時に出る水は、洗濯機防水パンの排水用ホースから排水口に流れます。このように、洗濯機からの排水が、いったん洗濯機防水パンを通ることによって、万が一の漏水があった場合に直接床を濡らしてしまう心配がないというわけです。

監修者コメント
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フロントオープンの洗濯機なら、高さのある防水パンが使いやすい

最近は家事短縮のために、全自動洗濯乾燥機の人気が高まっているようです。乾燥機能は上から使う縦型よりも、フロントオープンの方が効率が良いようです。しかし、フロントオープンのデメリットとして、洗濯物の出し入れの位置が低く使いづらいという点があります。 これを少しでも軽減するため、防水パンを設置の際は、高さのある防水パンを選ぶことをお勧めします。 1cm以上かさ上げできるものもありますので、ぜひ検討してみて下さいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗濯機防水パンを交換する場合の費用目安は?

洗濯を毎日するというご家庭も多いと思いますが、洗濯をする回数が多いほど、洗濯機防水パンも汚れますし、洗濯をしなくても、ほこりは溜まっていきます。こまめに掃除して、洗濯機防水パンを綺麗に保てていれば良いのですが、重たい洗濯機が乗っているので動かすこともできず、掃除もしづらいのでなかなか掃除ができない、とお困りの方も多いでしょう。

汚れてしまったり、長年の使用で割れてしまった場合は、いっそのこと洗濯機防水パンを交換してみてはいかがでしょうか。

洗濯機防水パンは、おおよそ1万円前後で購入できます。施工費用は、おおよそ1,5万円程度からやってくれる業者さんが多いので、洗濯機防水パンを交換する際の費用目安は、2,5万円前後となっています。施工と同時に洗濯機防水パンを購入すると、割引してくれる業者さんもあるので、複数の業者さんに見積もり依頼をすることをおすすめします。

洗濯機防水パンの交換はDIYでもできる?

洗濯機を動かすことができて、排水用のホースをつなぐ知識をお持ちの方であれば、洗濯機防水パンを購入して、DIYで交換することも可能です。その場合は、施工費用がかかりませんので、もっと安く抑えることができます。

ただし、ホースの取り付けをきちんと行わないと、漏水してしまう可能性もあるため、ホースをきっちりと取り付けることが大切です。

洗濯機防水パンのサイズ

では、DIYで洗濯機防水パンの交換をする場合、どのような点に注意すれば良いでしょうか。

洗濯機防水パンは、通常80cm幅のものが多く採用されていますが、近年、ドラム式洗濯乾燥機など大型洗濯機の普及に伴い、備え付けの洗濯機防水パンが合わない、という現象が起こっていますので、お持ちの洗濯機と洗濯機防水パンのサイズを確認しておくことが必要です。

一般的な洗濯機防水パンのサイズは、以下の3タイプに分かれます。

●正方形タイプ・・・幅64cm×奥行64cm(一般的なサイズ)
●長方形タイプ・・・幅74cm×奥行64cm
●長方形タイプ2・・・幅80cm×奥行64cm


洗濯機と洗濯機防水パンのサイズが合うかを事前に確認することが大切です。また、排水口の位置にも注意しましょう。

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防水パンのサイズは変えられる

防水パンにはいくつか規格のサイズが合って、最も多いのは64X64(単位はmm)というものです。洗濯機のサイズはこれより大きいものも多くありますが、設置する足は通常この中に納まるようにできています。 ただ、昔は二層式の洗濯機を想定した、8X64という規格の防水パンが付いている家も多くあります。防水パンのサイズは変えることができますが、排水口の位置も変わる場合は水道設備業者に工事を依頼する必要があります。 ご自身で交換を検討されている場合は、排水口の位置がそのままで大丈夫かどうか、事前にしっかり確認してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗濯機防水パンの測り方

Joshinさんの洗濯機ご購入前のチェックポイントを参考に、洗濯機防水パンのサイズの測り方を見てみましょう。洗濯機防水パンは、内側に湾曲して立ち上がっているので、平面部の有効内寸を測ります。

洗濯機防水パンを壁にぴったりつけてしまうと、洗濯機を置いた時に洗濯機の幅が合わず置けないこともあります。意外とこのトラブルで、洗濯機防水パンを買い替えたりされる方も多いようです。洗濯機の幅を考慮して、洗濯機防水パンを設置しましょう。

次に、排水口の位置を確認します。排水口の位置が洗濯機本体の下にある場合は、「本体かさ上げ振動吸収台」が必要な場合もあり、別途購入が必要です。

洗濯機防水パンに洗濯機を取り付け

洗濯機に合う洗濯機防水パンを購入したら、床に洗濯機防水パンを設置し、洗濯機を取り付けます。洗濯機のホースは、左右どちらからも出せるようになっているので、洗濯機防水パンの排水口の位置に合わせて左右に移動させることができます。

洗濯機のホースと洗濯機防水パンを取り付けるには、洗濯機トラップ用エルボが必要になります。洗濯機トラップ用エルボとは、洗濯機のホースと防水パンの排水口を結ぶ部材のことで、ホームセンターなどで、500円前後で購入できます。

洗濯機トラップ用エルボを排水口につないだら、洗濯機と壁にある水道コンセントに給水ホースをしっかり接続して終了です。

排水ホースからの水漏れトラブルは非常に多く、マンションなどの集合住宅の場合は、下の階にまで水漏れした場合、損害賠償になることもあります。DIYで洗濯機防水パンを設置する場合は、ホースの取り付けはしっかりと行うよう、十分注意しましょう。

DIYで洗濯機防水パンを交換することが不安なら

DIYに慣れていて、洗濯機を移動させる力のある方であれば、DIYでも洗濯機防水パンを設置することは可能ですが、ホースの接続がうまくできないと水漏れ事故を起こしてしまう可能性もあるので、できれば、業者さんに依頼することをおすすめします。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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