【トイレの防音対策おすすめ5選】音漏れ対策にかかる費用も

【トイレの防音対策おすすめ5選】音漏れ対策にかかる費用も

トイレの設置場所によって、音漏れが気になる方は多いものです。リビングの隣や寝室の近く、または事務所の会議室の隣など、聞かれたくない・聞きたくないトイレの音問題。この記事ではトイレの防音対策おすすめ5選とかかる費用目安を解説します。

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POINT この記事のポイント

・トイレの音漏れは、主にドアや窓など開口部の「隙間」から聞こえる
・トイレの防音には隙間テープやトイレ用擬音装置の設置、防音ドアへの交換、流水音が静かな便器に交換、吸音材の天井に張替えといった対策がある
・防音対策の費用目安で一番安価なものは隙間テープの1,000円
・防音対策の費用目安一番高額なのは、流水音の静かな便器に交換で約30万円~(トイレ本体込み)

トイレの防音対策をしたい人は意外と多い

トイレの防音対策をしたいというご要望は意外と多く、なんとかできないものかとお悩みの方は多いです。例えば新婚家庭や二世帯住宅にお住まいの方、またリビングの隣にトイレがあったり、来客が多かったりする環境の方は、特にトイレの音漏れを気にしてしまうのではないでしょうか?

ご自宅を事務所や店舗としても使われている場合にはお客様が使う時にトイレの音漏れが気になることもあります。

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基本的に音漏れがする原因は、ドアや窓など開口部の「隙間」からです。古い住宅では壁が薄く断熱材が入っていないこともあるため、壁や天井・床などからも音漏れがしやすいのです。新しい住宅の場合は主に窓やドアの隙間から音漏れします。

トイレの場合は、通気性を良くするためにドアの下に隙間をあえて設けており、これを「アンダーカット」と言います。アンダーカット部分から吸気し、天井の換気扇を通って空気の入れ替えを行うため必要な隙間です。海外のトイレは扉下のアンダーカット部分が広く、足元が完全に見えてしまうぐらい開いています。

トイレの防音対策5選!

トイレの防音対策5選

トイレの防音対策は隙間をできるだけ少なくすることが最も効果的ですが、通気性のことを考えると完全にふさいでしまう方法はおすすめしません。では、トイレにできる防音対策にはどんなアイデアがあるのでしょうか?

1. 隙間テープでドアの隙間をふさぐ

トイレのドア下には約1cm程度の隙間が開いていますが、この部分に隙間テープを貼る方法があります。完全な防音効果はありませんが、最も費用をかけずに多少の音漏れが軽減できますし、寒い冬につらい隙間風対策としても有効です。

隙間テープにはスポンジタイプとゴムタイプがあり、防音効果が高いのはゴムタイプですが、通気性を保つためにはスポンジタイプにしておくほうがおすすめです。

監修者コメント
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換気にご注意

隙間が空いていると、音漏れの問題が生じますね。しかし、その隙間は換気のために確保されたものかもしれないので、注意が必要です。
現在は24時間換気といって、室内の空気を機械によって強制的に入れかえることが義務付けられています。よくあるパターンとしては、お部屋の給気口から外部の空気を取り入れ、トイレやお風呂などの換気扇から内部の空気を排出するというシステムがあります。そのためにトイレのドアの下などに隙間を設けている場合もあり、そこをふさいでしまうと室内の換気がうまく行われなくなってしまいます。
換気が不十分になると、シックハウスだけでなく、室内が結露しやすくなるなどの問題も生じやすくなります。隙間をふさぐ際には、換気についても十分ご注意いただければと思います。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

2. トイレ用擬音装置を設置する

トイレ用擬音装置「音姫」|TOTO画像提供:トイレ用擬音装置「音姫」


出典:画像提供:トイレ用擬音装置「音姫」
商品価格:21,000円~(乾電池タイプ)

トイレ使用中に流水音を流してくれる設備として、誰もが知っている「音姫」ですが、乾電池タイプであれば簡単に設置できるのでご家庭に取り入れることも可能です。

3. 防音ドアに交換



出典:hapia(ハピア)音配慮ドア
商品価格:115,900円~

24時間換気対応をしつつ、トイレ内からの音漏れを軽減してくれる防音タイプのドアです。

4. 流水音が静かな便器に交換

タイプ2

出典:全自動おそうじトイレ「アラウーノ」|Panasonic
商品価格:24.3万円~

昔のトイレは流水音も大きく流している音が外に丸聞こえになることが多かったのですが、最新のトイレは少ない水量で勢いよく流すため洗浄音が小さくなっています。節水効果も高く、汚れにくくお手入れがしやすい加工もされているので、使い勝手も良くなります。

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監修者コメント
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最近のトイレは音も静か

トイレの音の問題といえば、一番は流す際のジャーザバザバという流水音ではないでしょうか。深夜など、周りが静かな時ほど気になりますね。
昔のトイレは水の勢いで洗い流していたので、一度に流す水の量も多く、流す際に生じる音も多くなっています。しかし最近のトイレは構造的に水流音も小さく、流す水の量も少なくなっています。
流水音でお悩みの方は、便器を交換することでお悩みが解消し、さらに毎月の光熱費も下げることができるかもしれません。気になる方は、ぜひ、ショールームなどで体感してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

5. 吸音材の天井に張替える



出典:クリアトーン天井材|DAIKEN
商品価格:2,490円/㎡あたり

吸音機能、消臭機能、調湿機能を併せ持った天井材です。トイレなど音漏れが気になる場所はもちろん、シアタールームやピアノ室などにもおすすめです。

天井材には、室内の音を吸音してくれる機能をもった商品があります。トイレ内の音漏れを軽減できるだけではなく、消臭効果もあるのでトイレの天井材として最適です。

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トイレの防音対策にかかる費用目安

さきほどご紹介したトイレの防音対策の中で、最も費用が抑えられるのは「隙間テープ」を貼る方法です。防音効果はそれほど高くはありませんが、隙間テープは100円ショップやホームセンターなどで手に入るので、DIYでの施工ができる点がお手軽です。

トイレの防音対策にかかる費用目安は下記一覧を参考にしてください。

防音対策の内容費用目安
隙間テープ1,000円程度
トイレ用擬音装置の設置約2万円~
防音ドアに交換約11万円~(ドア本体込み)
流水音の静かな便器に交換約30万円~(トイレ本体込み)
吸音材天井に張替え約3万円~

トイレの広さや現状・建物の経年数によってどの程度の防音対策を施せばよいかが変わってくるため、施工業者に訪問見積りに来てもらい、防音対策をいろいろと提案してもらうのもおすすめです。

防音ドアや流水音の静かな最新式のトイレ本体は、施工工事と同時に購入することで大幅割引をしてもらえる場合も多いので、見積もりで比較検討してみるとお得に設置できます。

トイレの防音対策をお得にするには?

トイレの防音対策をお得にするには一括見積りが便利です。どの程度の防音対策が必要か、現状をプロの目で確認してもらうのが早くて手間もかかりません。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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