和室から洋室にリノベーションするには|事例からわかる費用目安
編集者:大永 和弘
最終更新日:2022年8月15日
近年は生活の欧米化に伴い、洋室の需要が増えているようです。今現在和室でも比較的手軽な値段で洋室にリノベーションすることができます。和室から洋室へのリノベーション工事のメリット、デメリットや実際の見積もり事例などをまとめてみました。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。
POINT この記事のポイント
・洋室へのリノベーション工事はメリット多数
・洋室へのリノベーションのデメリットは足元が冷える、音が響きやすいなど
・賃貸でもリノベーション工事ができるケースもある
・洋室へのリノベーション工事費用目安は広さにもよるが約20万~40万
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洋室にリノベーションする理由
洋室(※画像はイメージです)
近年は生活の欧米化に伴い、洋室の需要が増えているようです。例えば単身者用の賃貸物件情報などを見ていると、多くの部屋が洋室となっており、若い人を中心に洋室を選ぶ人が増えているという印象を持ちます。
洋室はその使いやすさや、インテリアのコーディネートのしやすさから選ばれているのではないでしょうか。既存の部屋を和室から洋室にリノベーションする事例も多いようです。よろしければこちらの記事も合わせてご参照下さい。
関連記事:和室をリフォームして洋室へ|和室から洋室リフォームの費用
洋室へのリフォームの種類、工事の費用分布、洋室と和室の構造の違いについて書かれています。洋室にリノベーションするのはいろいろな理由があると思います。「部屋が古くなったのをきっかけに」「介護などライフスタイルの変更」「資産価値を上げるために」「ペットやアレルギー対策」など様々です。
色々あると思いますが、まずはリノベーションを考えた理由、そしてそれがリノベーションすることで解決するのか、というところを明確にしていくとよいと思います。
洋室のメリットとデメリット
はじめに洋室のメリット、デメリットを比較しておきましょう。
メリット
自分好みのコーディネートがしやすい
洋室の方がインテリアが合わせたすいため、自分好みのアレンジがしやすいです。
掃除がしやすく、アレルギー対策にもなる
畳と比べてフローリングは掃除がしやすいです。
またハウスダストなどのアレルギーを持っている場合は、埃、ダニ、カビなどのアレルゲンがたまりにくいという利点があります。
車椅子での生活がしやすい
畳よりも楽に移動することができます。
ペットを飼っている場合は畳よりも手入れが楽
重い家具を置きやすい
重さのある家具でも直接置くことができます。
また介護用ベットを置けることも利点の一つで、洋室へのリフォームはベットがきっかけになっている家庭も多いようです。
畳のように取り換えが必要ないので維持費が安い
畳ほど傷つきやすくはないので、普通に生活していれば取り換える必要はありません。
デメリット
足元が冷える
冬は足元が冷えます。気になる場合は床暖房を入れるなどの方法があります。
音が響きやすい
歩くときの音や、ものを落としたときの音は、畳に比べると大きくなります。
クッションフロアやカーペットなどの防音性のある床材も使用できます。
こたつや布団には向かない
フローリングは固いので、直接こたつや布団を敷くとごつごつしてあまり快適ではないと思います。
この場合はカーペットやじゅうたんを敷いておくとよいでしょう。
賃貸でもリノベーション工事はできます
「洋室へリノベーションしたいけど、賃貸だしできない・・・」ということもあるかと思います。しかし賃貸の場合でも居住者がリノベーション工事をできることがあります。
例えばUR都市機構の賃貸住宅の場合、「住宅の模様替え願」を提出すれば、畳のフローリング化や押し入れのクローゼット化をすることができます。
・畳のフローリング化(原状回復義務はなし)
・押入れのフローリング化(原状回復義務はなし、押入れのある部屋を同時に洋室化するときに限る)
※現状回復義務を免除する模様替えの実施に当たっては、材料、仕様、施工方法がUR都市機構の定める仕様に適合していることが必要です。
気になれば大家さんに相談するのも手です
UR都市機構の例を挙げましたが、一般の賃貸でも大家さんに相談してみると了承してもらえる場合もあるでしょう。筆者の場合は、過去に大家さんに相談して壁の防音工事をしてもらったことがあります。
物件の資産価値が上がるようなリノベーション工事ならば受け入れられやすいと思いますし、場合によっては大家さんが資金を負担してくれることもあります。賃貸だからとあきらめずに、大家さんに相談してみるのも一手ではないでしょうか。
洋室へのリノベーションの事例と値段
家仲間コムでは、お手軽に工事の見積もりを取ることができます。利用する材料や工法、広さなどにもよりますが、大体20万~40万辺りとなる見積もりが多いようです。それでは実際の洋室リノベーションの見積もり事例を幾つか紹介していきたいと思います。
6畳和室を洋室に
見積もり:24万円~40万円
重量鉄骨造二階立てで、築35年
二階和室6帖間を洋室に変更し、一軒の押入れ天袋をクローゼットに変更。
8畳和室を洋室へ
見積もり:18万円~48万円
築16年の戸建二階建て。
1階和室8畳を和室から洋室へリフォーム。
和室をフローリングの洋室にリフォーム
見積もり:31万円~37万円
築40年のマンション。
和室6畳を洋室にリフォーム。
洋室フローリングで押し入れをウオークインクローゼットに変更。
6.3畳和室を洋室にリフォーム
見積もり:28万円~34万円
築14年のマンション
約6.3帖の和室を洋室(フローリング)に変更リフォーム。
押し入れのふすまを洋室の建具に変更。
洋室へリノベーション(※画像はイメージです)
6畳和室を洋室にリフォーム
見積もり:20万円~66万円
築45年木造二階建て。
2階和室(6畳+押入れ)を洋室にリフォーム。
洋室へリノベーション(※画像はイメージです)
和室3部屋を洋室に
見積もり:63万円~76万円
築25年三階建て。
3部屋の和室を洋室にリフォーム。
壁紙も変更。
和室6畳×3 壁紙は9帖×1 6帖×5
洋室へリノベーション(※画像はイメージです)
6畳和室の洋室化
見積もり:20万円~24万円
築16年の木造二階建て。
1Fの6畳和室の洋室化工事。
畳からフローリングと押入れのクローゼット化。
洋室へリノベーション(※画像はイメージです)
7.5畳(+押入れ1間)和室を洋室にリフォーム
見積もり:28万円~34万円
板橋区の築28年の木造二階建て。
1階和室を洋室にリフォーム。
7.5畳、押し入れ1間。
洋室リノベーション工事の匿名見積もりが可能
洋室リノベーション工事をご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。でも、洋室リノベーション工事に対応している業者さんを探すのは意外と大変です。リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望する工事の内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
株式会社マッチングジャパン 代表取締役社長。
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
退社後、株式会社マッチングジャパンを2006年に創業し、ハウスメーカーやリフォーム会社のWEBマーケティングを経験。
その他、内装材メーカーや建材メーカーにWEBプロモーションに関わるコンサルティングを提供。
同時にリフォーム業者検索サイト「家仲間コム」の運営責任者として、累計5千社を超える施工業者にサービスを提供。サイト規模は月間アクセス約360万PV、見積利用者数は年間約5万人までに成長。
自身も7度の引越しと2度の住宅購入を経験し、家のリフォームや修繕をユーザーの立場で多く経験。
その経験から、規模が小さくても優良なリフォーム業者を探せるサイトの必要性を強く感じ、サービスの利便性向上に注力している。
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