ウォシュレットはトイレの必需品|最新機能と人気の機種をピックアップ
ご自宅のトイレにウォシュレットをつけているご家庭も増えてきました。ウォシュレットの普及により、さらに清潔に快適にトイレを使用できるようになり、もはやウォシュレット無しのトイレなんて使えない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・ウォシュレットの機能は「洗浄機能」「便座の自動開閉機能」「自動洗浄機能」「脱臭機能」の4つ
・ウォシュレットを展開しているのはTOTO・東芝・INAX・Panasonicなど
・ウォシュレットの相場は1.4万円~4万円
目次 [ 非表示 ]
日本におけるウォシュレットの普及率
ウォシュレットは、1967年に現在のLIXILが「温水洗浄便座」として発売したのが最初で、現在では約80%のご家庭で普及しています。2012年には、家庭で使用される機械として初めて「機械遺産」と認定され、新しいトイレ習慣を創造し貢献した機械として評価されています。まさに、トイレ習慣に革命を起こした機械と言えますね。
海外では普及していないの?
一方海外では、水質や衛生上の問題、治安の問題などがあり、日本ほどウォシュレットは普及していませんが、海外旅行者が日本に来て感動するものの一つにウォシュレットが挙げられるほど、その機能が絶賛されているようです。
ウォシュレットの機能
■洗浄機能
ウォシュレットの一番の機能と言えば、やはり局部の洗浄が出来るという点です。用を足した後に、その場で綺麗に洗浄できると、清潔に保つことが出来ますし、痔の予防にもつながります。もはや、ウォシュレットのあるトイレじゃないと用を足せない!という方もいらっしゃいます。
洗浄の仕組みは簡単で、便座に取り付けられた洗浄水放出ノズルで水(またはお湯)を発生させ、局部を洗浄します。どの商品にもお尻用とビデ用とがあります。洗浄水放出ノズルは、使用前後に水道水で洗浄しており、また、吐水の噴射角は43度で、お尻に当たった水が跳ね返らないよう計算されています。使う人のことを考えて、衛生面での心配がないよう工夫がされています。
■便座の自動開閉機能
便座に取り付けられたセンサーが、人の気配を察知して自動的に便座を開いてくれます。また、人の気配が無くなったことを察知すると、自動的に便座を閉めてくれます。知らない人が使った後の便座を触ることなく開閉できますし、腰などを痛めているとかがんで便座の開閉をするのが大変ですが、この機能があるととても便利です。また、使わない時には便座のふたを閉じることが出来るので、省エネにもつながります。
■自動洗浄機能
公共のトイレでよく見かける機能ですが、使用したことを感知して、自動的に水を流してくれる自動洗浄機能があります。知らない人の流し忘れに遭遇するのは気分がいいものではありませんが、この機能があると、そういったことに遭わずに済みますし、うっかり流し忘れることもありませんね。
ただ、この機能が自宅のトイレにもついている場合、公共の場でも自動的に流れると思ってしまい、逆に流し忘れてしまう人もいるようです。使用するトイレに、自動洗浄機能がついているかどうかよく確認する必要がありますね。
■脱臭機能
こちらもあると嬉しい機能ですが、使用後の匂いを脱臭してくれるというもの。便器内の匂いをウォシュレットが吸い込んで脱臭してくれます。ただ、換気扇を回していると、空気と共に匂いも分散されてしまい、本来の脱臭機能が発揮出来ないこともあるようです。換気扇を止めて使用し、出るときに換気扇を回すことで、機能を生かすことができますね。
人気の温水洗浄便座5機種をピックアップ!
ここまでずっと「ウォシュレット」と書いてきましたが、実は、ウォシュレットというのは、TOTOが発売している温水洗浄便座の商品名なんです。「温水洗浄便座」より「ウォシュレット」の方がピンとくるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?それほどまでに、ウォシュレットという商品名は世の中に浸透しているということですね。
ちなみに、LIXILでは「シャワートイレ」、Panasonicでは「ビューティー・トワレ」などと呼ばれています。それでは、大手ショッピングサイトのAmazonで人気の温水洗浄便座5機種をご紹介します。
■東芝 温水洗浄便座 クリーンウォッシュ
パステルアイボリー SCS-T160
販売価格:13,700円
・オート脱臭
・気泡入りのお湯でやさしく、しっかり洗う「エアインマインド洗浄」
・「赤外線センサー」で着座を検知
・貯湯式給水方式
■INAX 温水洗浄便座 シャワートイレ
RGシリーズ オフホワイト CW-RG1/BN8
販売価格:14,489円
・おしり洗浄の「おしりノズル」、ビデ洗浄の「レディスノズル」が別々
・ノズル先端が交換可能
・使用前後にノズルを自動で洗浄
・泡ジェット洗浄
・国際規格に準拠した抗菌効果
・おしり真下洗浄
・貯湯式給水方式
■TOTO ウォシュレット
KMシリーズ 瞬間式 温水洗浄便座
ホワイト TCF8AM66
販売価格:39,800円
・便座にミスト(水道水)をふきつけて汚れを付きにくく落ちやすく
・きれい除菌水でノズルを自動で洗浄除菌
・防汚効果の高いクリーン樹脂
・暖房便座
・オートパワー脱臭
・瞬間式給水方式
■INAX 温水洗浄便座 シャワートイレ
オフホワイト CW-RT1/BN8
販売価格:19,807円
・おしり洗浄(泡ジェット洗浄)・ビデ洗浄(泡沫ソフト)・マッサージ洗浄
・抗菌樹脂(ISO抗菌準拠)
・女性専用レディスノズル
・ノズルオートクリーニング
・ノズル先端着脱
・ワンタッチ節電
・貯湯式給水方式
■Panasonic 温水洗浄便座 ビューティー・トワレ
CH931SPF パステルアイボリー
販売価格:15,000円
・パワーパルス洗浄
・リズム洗浄機能
・おしり用とビデ用の2本のノズル
・貯湯式給水方式
省エネタイプはブレーカー容量にご注意を
温水洗浄便座を買う時は、まずはその商品の最大消費電力を確認しておきましょう。従来の貯湯式タイプは小さい電力で常時お湯を温めていますが、省エネの瞬間湯沸タイプは、使う時だけ大電力でお湯をつくるため、瞬間的な最大消費電力は大きくなる傾向があります。洗浄便座を使うと特定のブレーカーが落ちるとなっては不便ですから、ブレーカーの容量を確認し、必要があれば電気の専用回路を増設しておくと安心です。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
ウォシュレットの取り付け費用目安はどれぐらい?
人気のウォシュレット5機種をご紹介しましたが、おおよそ"1.4万円~4万円"程度の商品が人気のようですが、その取り付け費用目安はどれぐらいでしょうか?家仲間コムでの見積もりを見てみると、施工費用は、おおよそ2万円前後で済むことが多いようです。
温水洗浄便座本体は、amazonなどのネットショップで購入する方も多いようですが、施工業者で工事を依頼すると同時に、本体を購入すると大幅値引きをしてくれるところも多いので、見積もり依頼をしてみると良いでしょう。
取り付け時間は、すでに洋式トイレが設置されていて、温水洗浄便座を取り付けるだけであれば、30分から1時間程度で完了です。
ウォシュレット取り付け業者を一括見積り!
ウォシュレット取り付け業者の費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。
家仲間コムの見積もりサイトには、約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
ウォシュレット取り付け業者の費用見積もりを無料でしてみる
完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。
家仲間コムなら
\業者の手数料が無料だから安くなるかも!/
一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。
業者さんを匿名で探してみる
アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
関連するテーマの見積もり依頼
洗面台の欠け(リペア) | ¥9,000 ~ ¥50,000 |
---|---|
浴室の扉取替 | ¥83,000 ~ ¥100,000 |
トイレ・フロ換気扇の修理交換 | ¥20,000 ~ ¥46,000 |
脱衣所 | ¥60,000 ~ ¥72,000 |
洗面台の、割れひび修理 | ¥60,000 ~ ¥150,000 |
※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。
省エネも進化している洗浄便座
温水洗浄便座は機種のグレードによって金額に大きな差がありますが、実は商品によって光熱費にも大きな差が出てきます。というのも、上位機種ほど省エネ性能に優れていて、光熱費が安く済むという傾向があるからです。電気や水道代など、光熱費は値上げの一途をたどっています。10年使うなら、高額の上位機種を買っても、光熱費削減分で元がとれるかもしれません。ぜひ長い目で見て、オトクな商品選びをしていただけたらと思います。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)