物置の設置費用と選び方とは|3大人気メーカーの物置を徹底比較
物置きがあると、室内には置きにくい趣味の道具や季節家電の収納などができてとても便利です。物置はバリエーションが豊富ですが、今回は小型物置に分類される商品を3大メーカー別に比較してみました。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・物置を設置する際には、「物置を置くスペースのサイズを測る」「収納するものを決める」の2つを確認しておくことが大切
・物置設置費用には、物置本体代(2~50万円)・組立費用(1~3万円)・アンカー工事(1~2万円)がかかる
・物置を取り扱うメーカーは「イナバ物置」「タクボ物置」「ヨドコウ」の3メーカーが有名
1. 物置を置くスペースのサイズを測る
物置を選ぶ際には、まず物置を置けるスペースのサイズを測る必要があります。サイズの測り方は上記の手順をご参照ください。
2. 収納するものを決める
収納するものによって物置のサイズや耐荷重量が変わります。設置スペース内に収まる物置しか置けないので、収納するものをよく検討する必要があります。また、例えば小物の収納をしたい場合は棚板があると整理しやすくなりますし、重い物を収納する場合は両手がふさがることを考えて開閉しやすい扉を選ぶと使い勝手が良くなります。
物置の設置費用
物置の設置費用には下記の内容がかかります。
内容 | 費用目安 |
---|---|
物置本体代 | 2~50万円 |
組立費用 | 1~3万円 |
アンカー工事(転倒防止工事) | 1~2万円 |
物置には小物を収納する小型サイズから、オートバイなども収納できるような大型サイズまで幅広い種類があるため、物置本体代にかなりの差があります。
物置の3大取扱いメーカー
物置を取り扱うメーカーは「イナバ物置」「タクボ物置」「ヨドコウ」の3つのメーカーが有名です。3大メーカーの中でも、今回は小型物置に分類される商品を比較してみたいと思います。小型物置といっても、奥行き最大90.5cm×高さ最大210cm×幅最大224.7cmまでサイズのバリエーションがありますので、収納力もたっぷりです。
イナバ物置|アイビーストッカー
出典:アイビーストッカー|イナバ
「100人乗っても大丈夫!」のフレーズで有名なイナバ物置は、全29サイズの商品があります。
イナバ物置|アイビーストッカーの特徴
・4タイプの高さから選べる
・棚板は50mmピッチで調節可能
・屋根上部のフィンが雨水の浸入防止に効果を発揮
・鍵はリバーシブルキーを採用
イナバ物置|アイビーストッカーのサイズ別費用目安
奥行 | 高さ | 幅 | 商品価格目安 |
---|---|---|---|
51.5cm | 90.3~190.3cm | 60~132cm | 3.5万円~6.5万円 |
75.5cm | 160.3~190.3cm | 60~132cm | 4.2万円~7.6万円 |
90.5cm | 160.3~190.3cm | 60~132cm | 5.8万円~8.6万円 |
タクボ物置|グランプレステージ
出典:グランプレステージ|タクボ物置
タクボ物置のグランプレステージは全84サイズの商品があります。
タクボ物置|グランプレステージの特徴
・収納物により「全面棚タイプ」と「たて置きタイプ」の2種類の棚タイプが選択可能
・高さは6タイプ
・吊り戸方式で開閉が「軽い」「静か」「スムーズ」
・使い勝手の良い仮ロック機能を備えた2ロックシステム錠
・50mm間隔で調節可能な棚板
タクボ物置|グランプレステージのサイズ別費用目安
奥行 | 高さ | 幅 | 商品価格目安 |
---|---|---|---|
53cm | 90~190cm | 92~187.9cm | 5.0万円~10万円 |
65cm | 140~190cm | 112~187.9cm | 5.7万円~10.4万円 |
75cm | 110~210cm | 92~224.7cm | 6.0万円~13.9万円 |
90cm | 140~210cm | 130.4~224.7cm | 8.4万円~15.1万円 |
ヨドコウ|エスモ
出典:エスモ|ヨドコウ
商品価格:42,000円~
ヨドコウのエスモシリーズは全72サイズの商品があります。
サイズ | 幅105cm×奥行51.3cm×高さ150.1cm |
床面積 | 0.54㎡(0.16坪) |
本体重量 | 約63.5kg |
ヨドコウ|エスモの特徴
・左右どちらでも2/3を開口できる開口部は業界NO.1の広さ
・アルミレール採用の吊り扉で開閉がスムーズ
・鍵がなくても仮ロックができる
・扉1枚分、1/3の場所に取り付ける棚柱は左右どちらでも取り付け可能
・棚板は100mm間隔で調節可能
ヨドコウ|エスモのサイズ別費用目安
奥行 | 高さ | 幅 | 商品価格目安 |
---|---|---|---|
51.3cm | 110.1~195.9cm | 80~180cm | 4.5万円~8.6万円 |
65cm | 110.1~195.9cm | 105~210cm | 5万円~11万円 |
75cm | 110.1~195.9cm | 80~210cm | 5.4万円~11.7万円 |
90cm | 150.1~195.9cm | 135~210cm | 9.1万円~13.2万円 |
大きい物置は増築扱いにならないようにご注意
物置は屋根と壁があるため、建築物とみなされてしまう場合があります。ただ置くだけの簡易なものなら問題ありませんが、ブロックなどで基礎をつくり、しっかりと地面に固定してしまうと、建築物として「増築」となってしまう可能性があるのです。増築の場合は床面積に制限が出てきますし、場合によっては確認申請も必要になます。もし違法な増築となってしまうと後々問題になることもありますので、ご購入の際にはしっかりと確認しておきましょう。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
物置設置費用を一括見積り!
物置設置費用の見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。物置は軽量でサイズも小さいものであればご自身で設置することも可能ですが、基礎ブロックの設置やアンカー設置が必要な場合がほとんどです。安全のためにも専門業者に依頼しましょう。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
物置設置業者の費用見積もりを無料でしてみる
完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。
アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
関連するテーマの見積もり依頼
外階段の手摺り塗装 | ¥75,000 ~ ¥250,000 |
---|---|
門扉(撤去) | ¥58,000 ~ ¥110,000 |
ブロック塀の補修工事がしたい | ¥20,000 ~ ¥40,000 |
2階バルコニーの、ウッドデッキを撤去 | ¥10,000 ~ ¥55,000 |
ブロック塀工事依頼 | ¥400,000 ~ ¥920,000 |
※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。
使うものは使う場所にしまえるのがベスト
外に物置があれば、外で使うものを家の中に持ち込まずにすみますね。家の中が汚れないのもいいですし、使うときにサッと取り出しやすいのも魅力です。ただ、外の物置は長期間保管していると砂ぼこりをかぶったり、温度の大きな変化によって変質したりしやすいので、長期間使用しない大切なものは、室内に置いておいた方が保管状態を良好に保てます。頻繁に使うものは外に、あまり使わないものは室内にと、上手に使い分けて保管できるといいですね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)