賃貸でも安心なウッドブラインド|注意点と取り付け方法

賃貸でも安心なウッドブラインド|注意点と取り付け方法

ウッドブラインドはインテリアがおしゃれに決まることから人気で、賃貸住宅にお住まいの方でもウッドブラインドを取り付けたい方は結構多いです。しかし、賃貸住宅の壁には穴が開けられないし、退去時に原状回復費用を取られるのは困りますよね。実は、賃貸住宅でも取り付け方によってウッドブラインドを取り付けることができるのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

賃貸住宅でのウッドブラインドの取り付け方には、「カーテンレールへ取り付ける方法」「カーテンレールを外してビス穴にブラインドレールを取り付ける方法」の2つがある
・カーテンレールへ取り付ける際には、ウッドブラインドの重さに注意が必要
・カーテンレールを外してビス穴にブラインドレールを取り付ける際には、下地の強度とビス穴の状態に注意が必要

監修者コメント
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穴補修は壁の色に合わせて

賃貸では原状回復が必要となると、壁にビスなどで穴を開けて固定するのは慎重になりますね。ビス穴はホームセンターなどで売られている補修材である程度隠すことができますが、補修材は白系のものが多いため、色がついた壁の場合は注意が必要です。壁の色と補修材の色が合っていないと穴が目立ってしまいますので、壁色に合った補修材を探しておくと安心です。うまく見つかれば、ビスでの固定に挑戦してみてもいいかもしれませんね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

賃貸住宅でも安心!ウッドブラインドの取り付け方法2種類

それでは賃貸住宅でウッドブラインドを取り付ける方法はないのかというと、そんなことはありません。最近ではカーテンレールを利用してウッドブラインドを取り付けることが可能です。

1. カーテンレールに直接取り付ける方法

カーテンレールカーテンレール(※画像はイメージです。)

賃貸住宅には元々カーテンレールが設置されていることが多いですが、このカーテンレールを利用してウッドブラインドを取り付けることができます。カーテンレールへの取り付け方は簡単で、カーテンレール取り付け金具を使用してブラケットに固定し、ブラインドをカチっとはめ込むだけです。詳しい手順は下記をご参考になさってください。

関連記事:ブラインドはカーテンレールに取り付けるだけ!簡単におしゃれなお部屋になります

1-1. ウッドブラインドの重さに注意

ウッドブラインドウッドブラインド(※画像はイメージです。)

ウッドブラインドにも種類があり、サイズやメーカーによっても重量に差があります。筆者が昔住んでいたマンションでカーテンレールにウッドブラインドを取り付けたことがあるのですが、アルミ製の軽量なカーテンレールにウッドブラインドを取り付けたため、カーテンレールがウッドブラインドの重みで歪んでしまったことがあります。

カーテンレールの一般的な耐荷重量は約10kg前後で、目安としてランナー一つ当たり1.5kgが標準です。カーテンレールの種類によっても耐荷重量が異なります。ウッドブラインドは天然木を使用しているため重さがあり、アルミ製ブラインドの約2~3倍もの重量があります。掃き出し窓用の大きなウッドブラインドだと重量は7.5~10kg程度になります。

関連記事:ウッドブラインドは自動降下機能で劇的に操作性がアップします!

掃き出し窓のような大きな窓のカーテンレールにウッドブラインドを取り付ける際は耐荷重量をきちんと調べておきましょう。開閉することの多い出入口にウッドブラインドを取り付ける時には開閉時にさらに負荷がかかりますので、カーテンレールの耐荷重量より軽いウッドブラインドを選ぶことが大切です。

2. カーテンレールのビス穴を利用して取り付ける方法

耐荷重量の小さいカーテンレールや重量のあるウッドブラインドを取り付ける方法としては、カーテンレールを取り外してウッドブラインド用レールと交換する方法もあります。ウッドブラインド用レールであればしっかり固定できるので、選べるウッドブラインドの種類も増えます。外したカーテンレールは大切に保管し、退去時にブラインドレールを外して元に戻す必要がありますので、ビスなどもなくさないよう注意しましょう。

2-1. 下地の強度に注意

カーテンレールを外す前に、下地の強度を調べておくと安心です。通常カーテンレールは下地のある場所へ取り付けられていますが、賃貸住宅では下地の強度を考えず、形式的にカーテンレールを取り付けているだけのこともあります。万が一、下地ではなく石膏ボードにカーテンレールが取り付けられていた場合、そのビス穴を利用してブラインドレールを取り付けることはできません。石膏ボードにはビスは刺さりませんので、石膏ボード用ビスを使用しなければいけないからです。

関連記事:カーテンレールの取り付け・交換・設置時は下地を大切にしよう

また、石膏ボード用ビスを使用したとしてもウッドブラインドの取り付けに耐えうる強度がない場合があります。

2-2. ビス穴の状態に注意

ビスビス(※画像はイメージです。)

カーテンレールを取り外してビス穴を利用する時には、ビス穴の状態もよく確認しましょう。ビス穴に何度も穴を開けた様子があったり、ビスをはめ込んだ時に緩い感じがしたら、ブラインドレールが落下してしまう危険性があります。このような状態の場合、ビス穴用パテで埋めてからビスを打ち込むと安心です。

賃貸住宅でのウッドブラインドの取り付け方まとめ

賃貸住宅でのウッドブラインドの取り付け方には以下の2つの方法がありました。

1. カーテンレールへ取り付ける方法
2. カーテンレールを外してビス穴にブラインドレールを取り付ける方法


どちらも耐荷重量と下地の強度が大切ですので十分注意して取り付けてくださいね。万が一DIYでのウッドブラインド取り付けに失敗すると、退去時に原状回復費用を請求される恐れもあります。不安な方は、業者に取り付け費用の見積もりだけでももらって比較検討してみるのもおすすめです。

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やっぱりプロに頼むのが安心

ウッドブラインドはアルミブラインドよりも重量があり、かつ操作の際にも力がかかるため、固定部には意外に大きな力が掛かっています。しっかり固定されていないと、毎日操作をしているうちに、徐々に固定部が緩んでグラグラしてくることもあります。もし落下すれば、怪我や破損など、大きな事故にもつながりかねません。賃貸であっても、取り付けはプロに依頼しておけば、安心して使うことができますね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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家仲間コム編集部

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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