風呂釜の値段にかかる費用|業者を選ぶ際のポイントも紹介

風呂釜の値段にかかる費用|業者を選ぶ際のポイントも紹介

風呂釜のお湯が沸かない場合や異常音がする場合は修理が必要です。10年以上経過している場合は部品の入手ができないこともあり、全体の交換になるケースが多いです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・風呂釜に「お湯が沸かせない/沸かしてもぬるい」「種火がつかない」「着火する時にボンと音がする」などの症状が出たら修理が必要
・風呂釜の修理費用目安は、約0.6万円~80万円
・風呂釜本体を交換する場合は、ユニットバスにリフォームするのもひとつの手

風呂釜は昔の住宅に多い

現代の浴槽はユニットバスタイプが主流になっていますが、昔からある戸建住宅やアパートでは今でも風呂釜タイプのお風呂のご家庭もあります。風呂釜は、浴槽に水を張ったあと沸かしてお湯に変えて利用します。バランス釜|ノーリツ

出典:バランス釜|ノーリツ

風呂釜は「バランス釜」とも言われ、浴槽の横にお湯を沸かす機器が設置されています。燃焼のために必要な空気は浴室外から取り入れ、排気は外に出す仕組みなので、浴室内の空気が汚れない点がメリットです。
風呂釜には下記の4種類があります。

・追い炊き専用タイプ
・シャワーのみのタイプ
・追い炊き・シャワー同時使用タイプ(浴室内のみ使用可能)
・追い炊き・シャワー同時使用タイプ(浴室外でも使用可能)

風呂釜にこんな症状が出たら修理が必要です

風呂釜修理のタイミング

風呂釜の耐用年数は約10年で、おおよそ7年目あたりから不具合が出始め交換を勧められるケースが多いです。下記のような症状が出ていたら風呂釜修理のタイミングですので、修理業者に依頼しましょう。

・お湯が沸かせない/沸かしてもぬるい
・種火がつかない
・着火する時にボンと音がする


設置して10年未満の風呂釜の場合はまだ部品が製造されていますので修理で対応可能ですが、10年を過ぎると部品が製造中止になっていることも多く風呂釜本体ごと交換になる場合もあります。現在設置されている風呂釜の多くは10年以上経過したものが多いので、交換が必要になることが多いです。

1. お湯が沸かせない/沸かしてもぬるい

風呂釜の不具合として最も多い症状です。突然熱いお湯が出ることもあるので火傷をしないよう注意が必要です。

多くの場合は部品の劣化や電気系統の故障が原因です。浴槽内のフィルターが汚れていることでこのような症状につながることが多いので、フィルター清掃は重要です。

2. 種火がつかない

そもそも種火が点かないという症状も多く発生します。熱電体や着火装置の故障の可能性が高いです。何度も種火を点けようとすると危険ですのですぐに修理業者に連絡をしましょう。

3. 着火する時にボンと音がする

着火する際にボンッという音がする場合は、着火用の熱交換機の不具合が原因と考えられます。ゴミなどが詰まることが引き金になっているケースが多いです。

風呂釜の修理費用目安

風呂釜は今では設置してある住宅の方が少なくなっており、部品などの交換が難しくなっています。部品の交換が必要な場合は多くは本体ごと新しいものに交換しなければいけないケースがほとんどです。燃焼機器や電気系統など装置の修理のみであれば下記の内容で修理できることもありますので、ご参考になさってください。

修理内容 費用目安
燃焼装置の修理 約2万円~
電装系統の修理 約0.6万円~
安全装置の修理 約0.7万円~
制御機器の修理 約1万円~
風呂釜本体の交換 約15万円~
風呂釜からユニットバスへの交換 約80万円~150万円

風呂釜が故障した場合の修理費用は数万円以上かかることが多く、本体ごと交換する場合は15万円以上かかります。

風呂釜本体を交換するならユニットバスリフォームもあり

将来的な使い勝手や浴室を広く使えるメリットを考えるとユニットバスにリフォームしておくほうがお手入れの手間もかからず快適に使うことができます。

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空き家や古いアパートなどで現在風呂釜が設置されている場合は、ユニットバスへリフォームすることで、売却率や入居率が上がる可能性が高くなります。

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ユニットバスの規格サイズが入らない場合は?

古い住宅は浴室も狭い場合が多く、現在のユニットバスの規格サイズが入らない場合もあります。浴室を解体して増築できるのであれば対応可能ですが費用もぐっと高くなりますので、壁に貫通させるタイプの風呂釜に交換する方法もあります。

壁貫通設置形風呂釜へ交換

壁貫通設置形風呂釜のメリット

壁貫通設置形の風呂釜は、現状の風呂釜の給排気穴に取り付けることができ、本体が浴室外にあるため浴室を広く使うことができます。「ホールインワンバスイング」などと呼ばれることもあります。バスイング(壁貫通設置形)|ノーリツ
出典:ノーリツ バスイング(壁貫通設置形)|ノーリツ

壁貫通設置形風呂釜のメリットは下記です。

・リモコン操作ができる
・温度管理ができる
・安全装置が搭載されている
・1100サイズのバスタブが設置可能
・種火が不要なので火災の危険性が低くなる
ホールインワン浴槽と壁貫通型給湯器の設置|関東機器サービス
出典:ホールインワン浴槽と壁貫通型給湯器の設置|関東機器サービス

壁貫通設置形の風呂釜本体は約20万円以上しますが、取り付けを依頼する業者から購入すると10万円程度まで割引されることも多いです。壁貫通設置形風呂釜の設置費用は約1.5万円~で施工時間は約4時間なので、その日のうちにお風呂を使用することができます。​​​​​​​

風呂釜の交換は必ず専門業者へ依頼

風呂釜の交換費用は安くはないので、DIYでの交換を試みようとされる方もいらっしゃいます。風呂釜の交換には電気工事やガス工事を伴う場合があるので、資格を持った専門業者でないと交換できません。危険ですのでご自身での交換は絶対に行ってはいけません。安全のためにも必ず専門業者に依頼するようにしてくださいね。

風呂釜の交換をお得にするには?

風呂釜の交換をお得にするには一括見積りが便利です。業者によってユニットバスや壁貫通設置形風呂釜の本体価格を半額程度まで割引してくれるところもあります。数社に見積もり依頼をして比較検討してみましょう。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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