シャワールームユニットがおすすめな人とは|気になる費用目安と注意点

シャワールームユニットがおすすめな人とは|気になる費用目安と注意点

欧米では一般的に普及しているシャワールームですが、湯船に浸かる習慣のある日本ではまだ一般的ではないものの、近年需要が高まっています。今回は、シャワールームユニットの導入にかかる費用目安やメリット・デメリット、注意点などを解説します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・バスタブがないバスルームは狭いスペースに設置できるなどのメリットがある
・シャワールームの設置には「在来工法」か「ユニット工法」がある
・シャワールームユニットの設置費用は約23万円~が目安
・シャワールームユニット設置時は床の強度を確認し防水処理を行う

シャワールームはこんなご家庭に最適!

シャワールームシャワールーム(※画像はイメージです)

シャワールームはバスタブがないため狭い面積での設置が可能で、バスタブ付きのバスルームより設置費用が安く抑えられる点が魅力です。日本では湯船に浸かる習慣がありますので、一般的にはバスタブ付きバスルームが当たり前になっていますが、下記のような方にとってバスタブ付きバスルームは本当に必要でしょうか?

1. ほぼ自宅の湯船につからない

ライフスタイルが徐々に変化し、広くて快適な入浴施設も多くなったため、ほぼ自宅の湯船に浸からないという方が増えています。

・町の銭湯スーパー銭湯など入浴施設をよく利用する
スポーツジムでお風呂に入ってくる

上記に当てはまる方はご自宅のバスルームをほとんど使わないのではありませんか?

2. 掃除の手間やお湯を溜めるのがもったいない

ご自宅のバスルームを使わず入浴施設を利用されている世代は、実は高齢者のほうが多いです。理由として下記の点が挙げられます。

・湯船の掃除が体に負担がかかる
・一人暮らしの場合は溜めても一人だとお湯がもったいない
・入浴施設での常連さんとの交流が楽しい

筆者はスポーツジムに通っていますが、高齢者の方から実際に上記のお声を多く聞きました。若い世代の方でも、ジム通いされている場合は特にご自宅ではほとんどシャワーしか使わないのではないでしょうか?ご家庭での湯船に浸かる頻度をよく考えてみると、実はシャワールームでも十分事足りるケースも多いです。

3. バスルームがもう一つ欲しい

バスタブ付きバスルームがあっても、ご家族が多い場合二世帯住宅などではバスルームがもう一つ欲しいと思うことはありませんか?そのような場合、もう一つバスタブ付きバスルームを造ると設置費用は約70万円~200万円程度かかり費用が高額です。

シャワールームユニットであれば、約35万円~から設置が可能ですので、予算を大幅に抑えてセカンドバスルームを設置することができます。バスルームがもう一つ欲しい場合には、シャワールームもおすすめです。

シャワーだけでもOK?

シャワーも進化している

夏場は暑いので、湯船につからずシャワーだけで済ませるという方も多いのではないでしょうか。ところが最近のシャワーは進化していて、冬場でもシャワーで十分体が温まるという商品もあるようです。ならば浴槽は無くてもいいのでは?なんていう選択肢も出てきそうですね。シャワールームだけなら設置スペースもコンパクトにでき、お掃除面積も減って合理的とも考えられます。そのお風呂、シャワールームにリフォームするのはいかがでしょうか?

監修者コメント
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シャワーも進化している

夏場は暑いので、湯船につからずシャワーだけで済ませるという方も多いのではないでしょうか。ところが最近のシャワーは進化していて、冬場でもシャワーで十分体が温まるという商品もあるようです。ならば浴槽は無くてもいいのでは?なんていう選択肢も出てきそうですね。シャワールームだけなら設置スペースもコンパクトにでき、お掃除面積も減って合理的とも考えられます。そのお風呂、シャワールームにリフォームするのはいかがでしょうか?

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

1. 狭いスペースでも設置できる

ぴったりサイズシャワーユニット|タカラスタンダード画像提供:ぴったりサイズシャワーユニット|タカラスタンダード


出典:ぴったりサイズシャワーユニット|タカラスタンダード

シャワールームはユニットで簡単に設置ができるのですが、必要なスペースはバスタブ付きバスルームの半分以下です。例えば、業界唯一のサイズオーダーができるシャワールームを販売しているタカラスタンダードさんの場合は下記のサイズです。

・間口75cm×77.5cm~185cm×187.5cm

2.5cm刻みでサイズオーダーができる点もリフォームに最適。

ぴったりサイズシャワーユニット|タカラスタンダード画像提供:ぴったりサイズシャワーユニット|タカラスタンダード


出典:ぴったりサイズシャワーユニット|タカラスタンダード

車椅子のまま介助者の方と入室できる介護用シャワールームとしても活用できます。ちなみにタカラスタンダードさんのシャワールームは、星野リゾートさんでも採用されています。

参照:星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

2. セカンドバスルームに最適

シャワー&パウダーⅡ|Panasonic画像提供:シャワー&パウダーⅡ|Panasonic


出典:シャワー&パウダーⅡ|Panasonic

ご家族が多い場合や二世帯住宅など、「もう一つバスルームがあったらいいな」と思うこともありますよね。バスルームの設置には費用もかかりますし、設置スペースも最低でも0.75坪は必要なので、予算やスペースの関係で諦めてしまうことも多いのでは?

そんな時にはシャワールームをセカンドバスルームとして導入するのがおすすめです。設置費用も安く設置スペースが狭くて済むので、寝室の一角や2階の一部・押入れをリフォームして設置することも可能。これなら念願のセカンドバスルームが叶えられます。

3. 掃除が楽

シャワーユニット NS|LIXIL画像提供:シャワーユニット NS|LIXIL


出典:シャワーユニット NS|LIXIL

バスタブ付きバスルームは掃除に手間がかかるのが難点です。特にバスタブのエプロン部分(浴槽を覆っているサイドのパネル部分)は、外して中まで掃除をしないと「気づけばカビだらけ!」ということも少なくありません。

最近のユニットバスルームはお手入れが楽な工夫がたくさんあるのですが、とはいえ、やはりパーツが多くて広いとお掃除は大変です。シャワールームであれば、基本的にはシンプルな長方形の形状なのでお掃除が楽です。

床もデッキブラシなどで掃除すれば腰に負担もかからず、かがんでバスタブの中を掃除する必要もありません。

関連記事:浴室のカビ対策|カビの3大要因とお手入れのコツ

4. バスタブ付きバスルームより設置費用が安い

バスタブ付きバスルームの設置費用は先述した通り、約70万円~200万円程度はかかります。シャワールームの場合、お手頃価格のものであれば約10万円~程度から本体が販売されていますので、設置工事を含めても設置費用が安く収まります。

シャワールームはユニットで簡単設置!

シャワールームの設置には下記の2パターンがあります。

1. 在来工法

在来工法は、設置場所に合わせて下地や床・壁などを一からその場で造り上げていく工法です。職人さんの手で仕上げていくため費用が高くなりますが、複雑な形のスペースに設置する場合や、こだわりの材質を使用したい場合には在来工法が対応しやすいです。

在来工法の場合はどうしてもつなぎ目が増えるため、熟練の技を持った職人さんに依頼すると安心です。

関連記事:在来工法の浴室リフォーム|ユニットバスへ交換or在来工法で施工する際の費用目安

2. ユニット工法

押入れシャワールーム|TOTO画像提供:押入れシャワールーム|TOTO


出典:押入れシャワールーム|TOTO

ユニット工法は、工場で造られたパーツを設置場所で組み立てるだけなのでコストも削減でき、設置が簡単です。隙間ができにくいため防水性に優れていますので、基本的にはユニット工法のシャワールームがおすすめです。

監修者コメント
監修者画像

ユニットルームで安心、でもお手入れも大切

室内で水を使うとなれば、心配なのが防水性能です。万一水が漏れて、建物の構造材が腐ってしまっては大変ですよね。その点ではユニットタイプのシャワールームなら、信頼性の高い防水性能に、現場施工も簡単ということで、気軽に設置することができます。しかし、部材には必ず寿命があります。何十年と使う住宅設備ですから、定期的に点検を行い、水漏れなどのないように丁寧にお手入れしていきたいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

シャワールームユニットの設置費用目安

シャワールームユニットの設置費用は約23万円~が目安です。給排水管を移動したり、ハイグレードのシャワールームユニットを採用した場合は100万円~程度の費用がかかることもありますので、設置場所と本当に必要なグレードなのかどうかをよく検討しましょう。

シャワールームユニット設置の際の注意点

シャワールームユニットはもともと防水性に工夫が施されていますが、水漏れリスクがないとは言えません。

・部品の組み立ての際にはきっちり防水処理を行うこと
・シャワールームユニットに耐えられる床の強度があること

特に木造住宅では床の強度も弱いため、補強と防水処理を丁寧に行わないと階下へ水漏れを起こしてしまうことがあります。シャワールームの施工経験が豊富で、丁寧に施工してくれる業者さんに依頼しましょう。

シャワールームユニットの施工経験豊富な業者を探すには?

シャワールームユニットの施工経験豊富な業者を探すには一括見積りが便利です。防水処理が重要なシャワールームでは、施工経験が豊富な業者さんのほうが技術があるので安心してお任せできます。

家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、シャワールーム本体の割引をしてもらえるところもありますので、複数見積もりで比較検討してみましょう。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。


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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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