人気のユニットバスを一挙公開|最新の設備はここがスゴイ

人気のユニットバスを一挙公開|最新の設備はここがスゴイ

一日の疲れを癒すバスルーム。お気に入りのバスグッズを持ち込んで、体のお手入れや半身浴などのリラックスタイムを満喫している方も多いでしょう。昨今では、浴室リフォームを検討される方の多くが、ユニットバスへリフォームをされているそうです。そこで今回は、浴室リフォームで人気のユニットバスについて徹底調査しました。まずはこの記事のポイントを紹介します。

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POINT この記事のポイント

・浴室の工法は在来工法とユニットバスの主に2つ
・浴室のリフォームのタイミングは15~20年
・代表的な浴室素材は6つ
・ユニットバスの交換は3日程度で完了する

在来工法のメリット・デメリット

在来工法の浴室在来工法の浴室(※画像はイメージです。)

メリット
・好みの材料で浴室を作れる。

湯船をヒノキにしたい、大理石で内装を作りたい、ガラス張りの浴室にしたい、などという場合にはこちらの「在来工法」を選ぶとよいでしょう。

デメリット
・断熱性があまり高くなく、冬場は寒いこともある。
・古くなると水漏れの心配があり、厳重な防水対策が必要になる。
・より自分好みの浴室を追及するとリフォームの施工期間が長くなり、費用も高くなる。

ユニットバスのメリット・デメリット

ユニットバスの浴室ユニットバスの浴室(※画像はイメージです。)

メリット
・防水性・断熱性が高い。
・すでに工場で作られているものを設置するだけであり、施工期間が短く、費用も抑えられる。
・浴室内の丸洗いができ、日々の掃除や手入れが楽。

デメリット
・工場で大量生産されるため、もともとの浴室が特殊な形をしていたり狭かったりすると、選べる種類が少なくなってしまう。

6種類の浴室素材

ここからは浴室によく使われる代表的な6つの素材を比較してみましょう。

人工大理石

・柔らかく温かみがあり、カラーバリエーションが豊富。
・汚れが落ちやすく、中性洗剤とスポンジで簡単にお手入れができることが特徴。
・アクリル系とポリエステル系の2種類がある。
・アクリル系・・・透明感があり衝撃性などに優れている。
・ポリエステル系・・・アクリル系よりも安価である。

ホーロー

ホーローホーローの性質

・鋼板ホーローと鋳物ホーローの2種類がある。
・鋳物ホーローは厚みのある素材を用いているため重厚な雰囲気があり丈夫だが、重さに耐えられるような構造の強化が必要。
・ホーロー層の仕上げはガラス質であり、独特の滑らかな肌ざわり、美しい色合いがあるのが特徴。このガラス質に傷がつくと、そこから本体が錆びることもあるので、早めのメンテナンスが大切。

FRP樹脂

・ガラス繊維強化プラスチックのこと。
・一般的な浴槽によく使われる。柔らかく温かみのある樹脂素材で保温性もあり、カラーバリエーションも豊富。
・価格もお手頃で軽量である点が特徴。
・中性洗剤とスポンジで汚れを簡単に落とすことができるため、お手入れしやすい。

木製

・ヒノキやヒバ、サワラなどが用いられることが多く、木質独特の温かみや香りが魅力。
・サイズや使われる木の種類によって価格に差が出る。
・保温性、耐衝撃性や耐熱性にも優れており、最近では腐りにくくお手入れも簡単な商品が発売されている。
・漂白剤や塩素系の洗剤に弱く、汚れやすい素材のため、メンテナンスは事前に確認しておくことが大切。

ステンレス

・耐久性がよく保温性も抜群で、値段も手ごろであるのが特徴。
・傷やサビに強く、メンテナンスも楽。
・表面の手触りや温度が不快と感じる場合もあるが、金属特有の肌触りを抑えた商品も発売されている。
・カラーものやデザインが工夫されたもの、底面にエンボス加工などが施された製品も出ている。

タイル

・自由な形状の浴槽を実現できるのが最大の特徴。
・モザイクタイルで曲線を持たせたり、模様をデザインするなど、オリジナリティを追及したい人に向いていると言える。
・表面が冷たいため、冬場は寒く感じる。
・タイル目地の掃除に手間がかかるため、よく検討したほうが良い。

浴室リフォームで人気のユニットバス

浴室リフォームをされる方の多くがユニットバス工法を選んでいます。その普及率は、集合住宅ではほぼ100%、戸建て用住宅でも60%以上と言われ、今後も伸び続けると予想されています。なかでも、保温性の高い魔法瓶タイプの浴槽が人気です。

ふたを閉めておくことで5~6時間後でも数度しか湯温が下がらず、とても省エネ設計になっています。また、各メーカーともに乾きやすい床、汚れにくい浴槽などの機能がほぼ標準装備されており、節水やミスト機能など、シャワーもどんどん進化しているのです。リフォーム向けのユニットバスも販売されています。

リフォーム向けのユニットバス

昨今のリフォーム人気に伴い、各社ともリフォーム向けのユニットバスを多く販売しています。「戸建て向け」と「マンション向け」の2タイプに分けられ、それぞれの構造や条件に適した工夫が施された商品が多くみられます。

どちらも、
既存空間に合わせて設置できる
施工や搬入がしやすい
工期が短く済む
既存空間よりも広々とした空間を生み出せる

点が考慮されて作られています。

マンションの浴室リフォーム向けユニットバス

■全体
・少しでも広い空間を確保するための細かな工夫がされている
・壁裏の配管スペースを効率的に使えるような構造に
・薄型の配管
・壁パネルの設置スペースを縮小する構造
・ジョイント部分をスリム化し、バスルーム内のスペースを広げる
・浴槽や洗い場スペースにゆとりを感じるような作り

■洗い場スペース
・洗面器を置くカウンターを使用しない時は折りたたむことができる
・洗面器を置く以外のスペースの幅を狭くする

■その他
・照明を天井に埋め込み
・浴室換気暖房乾燥機の厚みを抑えたデザインを搭載
・シャワーや鏡、照明などのレイアウトを揃え、空間が高く見える工夫

LIXIL リノビオV

LIXIL リノビオV 画像提供:LIXIL リノビオV

出典:LIXILリノビオV

価格帯:75,6万円~
・水垢汚れが付きにくいキレイ浴槽
・浴槽・洗い場共、リフォーム前より広く使える
・お湯が冷めにくいダブル保温機能
・誰でも使いやすいユニバーサルデザイン

TOTO WTシリーズ

TOTO WTシリーズ画像提供:TOTO WTシリーズ

出典:TOTO WTシリーズ

価格帯:85万円~
・カラリ床
・4時間後の温度低下が2.5℃以下の魔法びん浴槽
・段差が少ない出入口
・カビやすいドアパッキンをなくしお手入れが楽に

タカラスタンダード 伸びの美浴室

タカラスタンダード 伸びの美浴室画像提供:タカラスタンダード 伸びの美浴室

出典:タカラスタンダード 伸びの美浴室

価格帯:47.5万円~
・お手入れ簡単でキズが付きにくいホーローパネル
・汚れにくいタイル床
・浴室全体を保温材で包み保温
・水漏れの心配がない防水パン

戸建ての浴室リフォーム向けユニットバス

在来工法からユニットバスへ浴室リフォームするケースも多く、既存の浴室を解体するまで配管や構造などの状況などがわからない場合が多くみられます。そのため、戸建ての浴室リフォーム向けのユニットバスには、解体時の状況に対応できる工夫がされているのが特徴です。

・配管接続を簡単にできるようにするパーツ
・床の高さを調整できるボルト
・柱の位置に合わせドアを移動することが可能なもの
・既存の建物の天井高に合わせた壁パネルを選べる
・ドアの高さに合わせることができる
・既存の窓を生かして設置することができる

LIXIL リモア

LIXIL リモア画像提供:LIXIL リモア

出典:LIXIL リモア

価格帯:62万円~
・キレイ浴槽、汚れが付きにくいフロア
・浴室全体を保温機能で丸ごと包んでいる
・ダブル保温でお湯が冷めにくい

TOTO サザナ

サザナ画像提供:TOTO サザナ

出典:サザナ

価格帯:72万円~
ほっカラリ床
・水あかや皮脂汚れを落としやすい人工大理石浴槽
・4時間後の温度低下が2.5℃以下の魔法びん浴槽
・段差が少ない出入口
・カビやすいドアパッキンをなくしお手入れが楽に

タカラスタンダード EMELORD

タカラスタンダード EMELORD画像提供:タカラスタンダード EMELORD

出典:タカラスタンダード EMELORD

価格帯:48.9万円~
・お手入れ簡単でキズが付きにくいホーローパネル
・汚れにくいタイル床
・浴室全体を保温材で包み保温
・耐久性にすぐれたアクリル人造大理石

マンション向けと戸建て向けのどちらにも共通していることは、搬入のしやすさを考えてフレームや床などを分割したものが多くみられることです。分割することで取り付け作業のスペースを確保できるとともに、配管の接続や床の設置作業なども容易になり、工事もスムーズになります。また、床に大きな作業口を設けることで、限られたスペースでも作業がしやすくなるケースもあります。

浴室リフォームのタイミング

浴室本体の交換を行う目安は15年~20年と言われています。ドア部分やタイル目地など、継ぎ目を埋めるシーリング材の点検、換気扇や乾燥機の部品交換などは5年目くらいから発生することがあります。 これらは日々のお手入れによって長持ちするようになりますので、浴室リフォームの際にはお手入れのしやすさも考慮するようにしましょう。

浴室リフォームにかかる工期

ユニットバスの取替えだけであれば2日~3日間ほどを目安にしておくと良いでしょう。在来工法の場合は、要望が多いほど時間がかかります。

浴室リフォームの費用相場

浴室リフォームの費用相場

浴室リフォームの費用相場は、浴室リフォームの内容や使用するユニットバス、サイズや工法、そして現状などによって変わります。下記の工事費用を目安に数社から見積もりを取りましょう。

○浴槽だけを交換・・・14万円程度
○給湯器を交換して浴槽を広くする・・・18万円程度
○ユニットバスをまるごと交換する・・・20~40万円程度
○在来工法の風呂・浴室を解体し、新たにユニットバスを取り付ける・・・40~100万円程度

(※商品代別途)

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浴室リフォーム業者を依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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