ユニットバス・システムバスリフォームのポイントは|気になる価格相場を紹介
突然ですが、自宅の浴室はきちんと機能していますか?いつものように湯船につかっている時、タイルのひび割れや床のカビなどがふと目に入る、なんてことがある人は少なくはないと思います。家の中にあるさまざまな家具や設備が、年月を重ねるごとに劣化していくように、浴室も長く使っていることで何かしら不具合が生じていきます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・家庭で使用する浴室は、大きく分けて「在来工法」「ユニットバス・システムバス」「ハーフユニット」の3種類
・在来工法のメリットは、要望を自由に実現できる点で、ユニットバス・システムバスのメリットは、防水性に優れる点や価格が安い点
・ユニットバス・システムバスリフォームにかかる費用の価格相場は、50~200万円
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浴室は大きく分けて3種類!
ご家庭で使用する浴室は、大きく分けて3種類に分類することができます。それぞれ、「在来工法」で作られたものと「ユニットバス・システムバス」というもの、そしてその両方を混ぜ合わせた「ハーフユニット」になります。「在来工法」のものと「ユニットバス・システムバス」の双方のメリット・デメリットのほか、特徴を見ていきましょう。
在来工法とは?
「在来工法」で作られる浴室は、浴槽や浴室全体の材質やサイズなどが自由に設計されています。これは「在来浴室」と呼ぶのですが、現在築20年以上の家ならば多くはこのタイプの浴室が導入されているでしょう。
在来工法のメリット・デメリット
在来工法の一番のメリットは、その選択肢の多さにあります。例えば、浴槽をヒノキ仕様にして和風のお風呂を演出することもできますし、映画に出てくるような猫脚のバスタブを設置したり、浴室をガラス張りにしたりと、要望を自由に実現できるのです。
一方で、その分費用がかかること、そして年数を重ねると水漏れやカビの発生などを招きやすくなることはデメリットとして挙げられます。
そもそも在来工法は、もともと浴室仕様に作られた部屋ではなく、普通の部屋に防水加工をし、その上にコンクリートやタイルを塗ることで浴室としての機能を持たせている部屋なので、耐久性は低いのです。なかには、白アリの被害を訴える人もいます。
ユニットバス・システムバスとは
ユニットバス・システムバスとは、工場であらかじめ製造された規格品を組み立て、浴室として機能させるもののことを指します。
天井や壁も、すべて規格化されたものを使うので、メーカー側で規格されたサイズのものを使います。
現在は、日本のお風呂の約95パーセントがユニットバス・システムバスとなっており、リフォームとしても主流なタイプの浴室となっています。
ちなみに、ご家庭によってセミオーダーが可能となるお風呂のことを「システムバス」と呼ぶこともあります。
ユニットバス・システムバスのメリット・デメリット
ユニットバス・システムバスは在来工法のものとは違って、最初から浴室として機能するための環境が整えられているので、高い防水性を誇ります。
また、ユニットを組み立てる際、壁との間に空気層ができるので断熱性の高さも大きなメリットとして挙げられます。そのため、お風呂に入るときに寒すぎることなく、快適に過ごすこともできます。
また、あらかじめできているものを組み立てるだけなので、工事の短縮化が可能なうえ、費用を抑えることができることもメリットとして挙げられます。最新のものはデザイン性に優れているうえ、浴室乾燥機やミストサウナなど、高性能な設備をオプションと手加えることができることも魅力です。
一方で、すべてのパーツが工場で生産されるため、オリジナリティーあふれる浴室を演出できないほか、形やデザイン、サイズなどの選択肢が狭まることがデメリットとして挙げられます。
ユニットバス・システムバスリフォームのポイント
ユニットバス・システムバスのリフォームと一概に言っても、いろいろな種類の施工がなされています。それぞれの特徴や、リフォームのポイントなどを詳しくみていきましょう。
在来工法の浴室からユニットバス・システムバスへ
在来工法の浴室からユニットバス・システムバスへのリフォームは需要もある施工です。今まで使っていたサイズにピッタリ合うものを選べば、費用も安く抑えることが可能です。
一方で、サイズが合わなければ、浴室全体をリフォームする必要があるほか、浴室の広さを変える場合はさらに費用がかさみます。
ユニットバス・システムバスからユニットバス・システムバスへ
もともとあるユニットバス・システムバスを新しいものに交換したい場合、費用も工事日数も格段に抑えることができます。
具体的に工事日数は1~3日が目安とされており、早ければ工事の翌日にはお風呂に入ることができます。水回りのトラブルを改善したいという人にもおすすめです。
オプションの設置や部分的なリフォーム
システムバス・ユニットバスそのものを大掛かりにリフォームする人もいれば、部分的なリフォームを希望する人ももちろんいます。
例えばシャワーヘッドやシャワー水栓の交換、浴槽や給湯器の交換などの部分的な交換、または最新の浴室暖房機の設置、ミストサウナの取り付けなどの設備の設置・取り付けなど、いろいろなリフォームがあるのです。
これらはそれぞれ機器のメーカーや最新かどうかなどのグレードの違いで費用が違ってくるので、まずはぜひ業者の方に見積もりを依頼してみてください。
ユニットバス・システムバスリフォームにかかる費用の価格相場
ユニットバス・システムバスのリフォームは、先述したようにいろいろな種類のものがあります。そのため、希望するリフォームによっても費用は変動してきます。これらを踏まえて、ユニットバス・システムバスリフォームにかかる費用の価格相場は50~200万円といえます。
これらの中でも、特に在来工法の浴室からユニットバス・システムバスへリフォームする場合が最も費用がかかり、200万円前後となります。一方で、シャワーヘッドやシャワー水栓の交換や、タイルのひび割れ補修などの場合は3~8万円が価格相場となります。
まとめ
いかがでしたか?毎日使う浴室だからこそ、できるだけ快適に過ごしたいですよね。用途に合わせてバリアフリー機能も取り付けることができるほか、さまざまな設備も加えることができます。ぜひ浴室のリフォームでお悩みな方は、一度業者の方に相談してみてください。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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