コンセント増設を考える|工事の種類と必要な費用を解説

コンセント増設を考える|工事の種類と必要な費用を解説

パソコン、冷蔵庫、電子レンジなどの電化製品を使うにはコンセントは欠かせません。大抵はお部屋にコンセントがありますが、使いすぎて一杯になってしまったり、コンセントが遠すぎると困ってしまいます。今回はコンセント増設の事例や工事方法などをお伝えしていきます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・電気配線の正しい使い方は「壊れたコンセントやプラグは修理する」「濡れた手では触らない」「定期的に掃除する」「たこ足配線は避ける」「プラグは真っすぐ差し込む」「電気コードの上に重いものを置かない」など
・コンセント増設工事の方法は「コンセントの新設」「コンセント差込口の増設」「コンセントボルト数の変更」などがある
・コンセントの増設工事の費用目安は5000円~15000円程度

延長コードの使い過ぎは危険

延長コード延長コード(※画像はイメージです)

コンセントがいっぱいだったり、ちょっと遠かったりするときに延長コードは重宝します。筆者も家でよく利用しています。延長コードは便利ですが、使いすぎてたこ足配線にしたり、長期間使い続けると火災等の事故を起こすこともあります。調べてみると下記のような事例が起こっているようです。便利な延長コードですが、あまり過信せず注意して使うのがよさそうです。

延長コードで起こった事例

火災の原因となった配線器具火災の原因となった配線器具(※画像はイメージです)

・コードが破損してスパークする
・上に重いものを乗せた為に破損して漏電
・埃と湿気により火花放電が発生して発火
・煙が出てくる


☆配線器具からの火災は5年で947件!?

電源プラグや延長コード、コンセントなどの配線器具による事故が後を絶たないとして、製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。同機構によると配線器具からの火災は5年で947件に上り、28人が死亡、10人が重傷を負っています。

事故原因を分析したところ、誤使用や使用者の不注意が目立つようです。事故を防ぐには自己判断の改造は避け、定期的にプラグやコンセントを掃除し、最大消費電力を守るように心がけることが大切です。

電気配線の正しい扱い方

電気配線の正しい扱い方

コードやコンセントは日常的に使っているので、普段あまり意識しないかもしれませんが、火災などの事故が起こらないように最低限注意することが大切です。電気配線の正しい扱い方をご紹介していきますので、当てはまるところはないかチェックしてみて下さい。

壊れたコンセントやプラグは修理する

壊れたコンセントやプラグは感電やショートの原因となるので修理するか取り換えるようにしましょう。

濡れた手では触らない

濡れた手でプラグやコンセントを触ると感電する恐れがあるので、良く手を拭いてから取り扱うようにしましょう。また一般に電気器具は水や湿気が苦手なので、水気のある場所での使用は避けた方が良いです。

定期的に掃除する

コンセントやテーブルタップなどの差し込み口に埃が溜まったままにしておくと発火することがあります。定期的に掃除して綺麗にするのが良いでしょう。

たこ足配線は避ける

コードやコンセントの使用できる電気量を超えてしまうと火災の原因となることがあります。使用できる最大電気量を確認してから使うようにしましょう。

プラグは真っすぐ差し込む

プラグが緩んでいると加熱して発火する恐れがあり危険です。プラグはまっすぐ、しっかりと差し込むようにしましょう。

電気コードの上に重いものを置かない

コードの上に重いものが乗っていると破損して漏電、火災の原因になることがあります。気が付かないうちに家具やドアの下に挟まっていることもあるので注意が必要です。

コンセント増設工事の種類

コンセント増設工事の種類

コンセント増設にもいくつか種類があり、一般的には次の3つに分けられます。

1. コンセントの新設

コンセントコンセント(※画像はイメージです)

コンセントがなかった場所に新しくコンセントを増設します。増設の方法は下記の二種類がありますが用途によって選択すると良いでしょう。

既存のコンセントを分岐させる

既にあるコンセントから分岐させる方法で、理論としては延長コードを使うのと同じです。電力消費が多い場合には向いていませんが、消費電力の小さい家電を利用する場合には向いている方法です。

分電盤から専用線を引く

分電盤から新しく専用の線を引く方法です。新たに線を引くため、増設したコンセントでの消費電力が大きい場合に向いている方法です。

2. コンセント差込口の増設

差込口の多いコンセント差込口の多いコンセント(※画像はイメージです)

一般的なコンセントの差し込み口は2つですが、それを4つや6つに増設します。消費電力が小さい場合は既存の配線を利用しますが、使用電力が大きくなる場合は分電盤から専用の線を引く必要があります。

3. コンセントボルト数の変更

コンセントボルトコンセントボルト(※画像はイメージです)

エアコンなどの家電の設置の場合に多い工事です。最近の新しい分電盤の場合はボルト変更は容易に行えますが、古い分電盤の場合は分電盤の工事が必要となります。

こんな時にコンセント増設

コンセント増設をする事例をいくつかご紹介します。他のリフォーム工事、部屋のレイアウト変更や新しい電化製品の配置等、何らかのイベントに合わせて行うことが多いようです。

・トイレに温水式便座を設置
・エアコン設置
・洗面台設置
・廊下に照明をつける
・部屋の増設工事
 etc...

コンセント増設には色々な理由がありますが、特にエアコンやトイレの温水式便座導入による増設が多いようです。

コンセント増設は資格を持った専門家に!

コンセント増設工事の材料などはホームセンターに行けば一通りそろえることができます。しかし、コンセント増設などの電気工事は簡単なものであっても資格を持った専門家に依頼しましょう。工事に不備があると後々火災や死亡事故につながることもあり危険です。安全を買うと思って、工事は専門家に任せるのが良いでしょう。

費用目安

コンセントの増設工事にはどのくらい費用が掛かるのでしょうか。コンセントの増設工事を種類別にみると大体以下のような価格帯が多いようです。

・コンセントの新設8,000円~15,000円
・分電盤からの専用線を引く15,000円~30,000円
・差し込み口の増設5,000円~10,000円
・コンセントボルト数の変更6,000円~

費用は、その場所が何階建てのどの位置なのか、配線を隠すのかどうか、分電盤の交換が必要か、などによっても異なってきます。まずは見積もりを取ってみて業者に相談してみることをお勧めします。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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