窓のインテリアは季節で変えよう|断熱性をアップする3つの方法
窓のインテリアといえば、カーテンなどのウィンドウトリートメントが思いつきますが、季節に合わせてウィンドウトリートメントを交換していますか?新築時に取り付けたものの、「寒さが気になる」「結露がひどい」など、気になる点がある場合は、思い切って窓のインテリアを変えてみましょう。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・ウィンドウトリートメントを季節に合った仕様に衣替えするには、カーテンレールの選び方がポイント
・ウィンドウトリートメントのメリットは「冬になったら断熱効果を高めるカーテンを取り付ける」「高断熱ができる窓やサッシに交換する」「雨戸やシャッターをつけて防犯性を高める」など
・ウィンドウトリートメントは季節ごとに変えておしゃれを楽しむだけでなく、断熱性能も高めておくと寒い季節でも快適に過ごすことができる
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窓のインテリアは一年中同じ?
四季のある日本では、暑い夏から雪の降る冬まで気候の変化が激しく、インテリアもずっと同じままでは気候の変化に対応できません。さらっとした踏み心地のい草マットから暖かい厚手のカーペットに変えたり、クッションなどもサラサラした素材からニット素材に変えたり、インテリアの衣替えをされる方は多いですよね。
ですが、窓のインテリアであるカーテンなどのウィンドウトリートメントは、費用がかかることもあるので一年中同じままというご家庭も多いです。
窓ガラスやサッシにいたっては、断熱性能に大きく影響するにも関わらず、リフォーム費用が高額になりやすいことからほとんど新築時のままという方が多いでしょう。
窓のインテリアを衣替えしやすくするには?
ウィンドウトリートメントを季節に合った仕様に衣替えするには、カーテンレールの選び方にポイントがあります。カーテンレールには機能性カーテンレールという、機能に特化したシンプルなカーテンレールがあります。
関連記事:機能性カーテンレールの取り付け方法2種類と寸法の目安
機能性カーテンレールのダブルレールは、カーテンとバーチカルブラインド、ロールスクリーンとカーテンなど、組み合わせて使うことができてアレンジがしやすいのでおすすめです。また、装飾カーテンレールと機能性カーテンレールのシングルレールを組み合わせる方法もあります。
1. ウィンドウトリートメント+カーテン
窓は住宅の中でも冷たい外気温の影響を最も受けやすい場所です。窓辺のウィンドウトリートメントに、ブラインドやロールスクリーンなどを取り付ける方も増えていますが、冬は寒いというお悩みもあります。そんな時は、寒い季節になったら断熱効果を高めるためにカーテンをプラスしてみましょう。
出典:カーテンレール ルブラン|TOSO
夏の間は、掃き出し窓の隣の小窓と揃えたシンプルなローマンシェードで過ごし、寒い冬になったら掃き出し窓にはシックな色合いのカーテンを一枚プラス。断熱効果も高まり、見た目にも暖かい冬の窓辺のインテリアが完成します。
出典:カーテンレール ノルディ|TOSO
ロールスクリーンには遮熱加工や遮光加工が施された商品があり、一枚で夏の暑さを和らげることができます。断熱効果をさらにアップさせるために、冬になったらもう一枚カーテンをプラスして組み合わせてみましょう。シンプルな無地のロールスクリーンと、色合いを合わせた柄物のカーテンがより深みを増しておしゃれな窓辺のインテリアを作り出します。
1-1. 一つでおしゃれな窓のインテリアが完成!ハニカムスクリーン
寒くなると、冷たい外気温と暖房で暖められた室内の空気の温度差によって、窓ガラスに結露が発生することがあります。
出典:ハニカムスクリーン|TOSO
外からの外気温を入りにくくするおしゃれなウィンドウトリートメントとして、ハニカムスクリーンがおすすめです。
関連記事:窓断熱効果を40%も高めるハニカムスクリーンの魅力と注意点
断熱性の高いハニカムスクリーンを取り付ける際の注意点として、元々の窓ガラスやサッシの性能が低い場合は逆に結露を発生させてしまうリスクがあります。
2. インテリアの選択肢を広げる窓やサッシの交換
窓ガラスや窓サッシは現代は高性能な高断熱商品が多く販売されており、新築住宅にも採用されつつありますが、まだまだ日本の窓断熱に対する意識は低いのが現状です。
消費税増税に伴う「次世代住宅ポイント」制度によって開口部のリフォームでも0.2万~2.8万ポイントがもらえる制度ができましたので、以前よりお得にリフォームすることができるようになりました。(2.8万ポイントは玄関ドアの場合)
関連記事:リフォーム減税【2019年版】|「次世代住宅ポイント制度」を利用してお得に!
窓ガラスリフォームの内容 | ポイント数(1枚あたり) |
---|---|
大(1.4㎡以上) | 7,000ポイント |
中(0.8㎡以上1.4㎡未満) | 5,000ポイント |
小(0.1㎡以上0.8㎡未満) | 2,000ポイント |
内窓・外窓リフォームの内容 | ポイント数(1箇所あたり) |
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大(2.8㎡以上) | 20,000ポイント |
中(1.6㎡以上2.8㎡未満) | 15,000ポイント |
小(0.2㎡以上1.6㎡未満) | 13,000ポイント |
関連記事:次世代住宅ポイント制度 リフォームの対象商品「窓」|LIXIL
窓ガラスやサッシで開口部の断熱性を高めておくとウィンドウトリートメントの断熱性にはこだわらなくてよくなるので、窓のインテリアの選択肢が広がります。
3. 台風&断熱対策を兼ねてスタイリッシュな雨戸やシャッター
10月頃から台風が続々とやってきて、例年各地で深刻な被害が発生しています。窓のインテリアと台風対策や断熱対策を兼ねるのなら、雨戸やシャッターもおすすめです。防犯対策にもなります。
関連記事:窓の台風対策|飛来物対策&ガラスの飛散防止が重要です
窓のインテリア性を損なわないスタイリッシュなデザインや、採光もできるタイプなど、商品のバリエーションも増えています。
出典:X-BLIND|YKKap
窓のインテリアと断熱性をアップする方法まとめ
窓のインテリアは季節ごとに変えておしゃれを楽しむだけでなく、断熱性能も高めておくと寒い季節でも快適に過ごすことができますよ。窓のインテリアと断熱性をアップする方法をまとめると上記の3つです。
窓のインテリアを楽しむためには、住宅設備自体の断熱性を高めておくことも重要ですよ。あとは、おしゃれなインテリア例をご参考になさってみてくださいね。
関連記事:
・ローマンシェードのおしゃれなスタイル14選!華やかで遊び心のある窓辺作りにおすすめです
・カーテンの遮光性を高めつつ、おしゃれなカーテンを取り付けたい方のカーテン選び術
窓やサッシの交換費用を一括見積り!
窓やサッシは住宅の断熱性を高めるためにも重要な場所です。「次世代住宅ポイント」制度の対象にもなりましたので、冬に窓辺が寒い方はこれを機会にリフォームを検討されてみてはいかがでしょうか?窓の断熱性が低いままだと、せっかく断熱効果のあるウィンドウトリートメントを取り入れても効果が発揮されませんし、寒さ対策を優先しておしゃれなインテリアを取り入れることができませんよ。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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