憧れの暖炉のある家づくり|設置時の注意点と費用の目安は?
暖炉のある家は、多くの人が一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。今回は、暖炉を家に取り入れる際の設置の注意点や費用の目安を解説します。周辺環境も影響しますので、ご近所トラブルにならないよう、造りや燃料などもよく検討しましょう。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。
POINT この記事のポイント
・暖炉は燃料として薪を使用するため煙突が必要
・バイオエタノールという煙の出ないタイプもある
・暖炉は調理にも使える
・暖炉を家に設置する費用目安は約100万円以上
・設置費用のほかに薪の費用や煙突清掃などランニングコストがかかる
暖炉のある家は外国の映画に出てくるような家族団らんの暖かなイメージが思い浮かび、とてもおしゃれですね。クリスマスシーズンは特に暖炉のある家はサンタさんが煙突からやってきてプレゼントを置いてくれるというシーンも思い浮かびますし、お子様にとっても嬉しい設備ではないでしょうか。
そんなおしゃれな暖炉のある家を造るためにはいくつか注意点などもあります。まずは暖炉のある家の仕組みや使い勝手などを見てみましょう。
1. 暖炉のある家、その家の仕組みは?
暖炉のある家はどういった仕組みなのでしょうか?暖炉は、一般的に燃料として薪を使用します。広葉樹は長く燃えてくれるので暖炉に適していますが、燃えやすくするために伐採したあと倉庫などに保管して水分を蒸発させておきます。薪を燃やしますので煙を排出するために煙突が必要になります。
住宅密集地では、煙突から煙が出るとご近所トラブルの元にもなる可能性がありますので、暖炉の設置には周辺環境も注意しておきましょう。最近の暖炉の燃料には、バイオエタノールという煙の出ないタイプもありますので周辺環境に合わせて選ぶことができます。
参照:バイオエタノールについて
2. 暖炉は暖めるだけじゃない
暖炉は家の中を暖めるイメージが強いですが、暖める以外にも調理にも使うことができます。暖炉は薪を燃やすので煙を排出する煙突の設置が必要ですが、煙とともに暖められた空気も出ていきます。
お部屋全体を効率よく暖めるというよりは、暖めつつ調理にも使える使い勝手の幅が家族でおうち時間を楽しむために役立ちます。
・焼き芋
・ピザ
・燻製
・串焼き
ご自宅で上記のような料理を家族で楽しめるなんて、とっても楽しそうですね。
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暖炉を家に設置する費用は?
暖炉に憧れはあるものの、気になるのがその設置費用ではないでしょうか。暖炉に必要な設備は主に上記の3点です。すべてを合わせると暖炉を家に設置する費用は、約100万円以上かかります。
忘れてはいけないランニングコスト
ランニングコストとはその設備を使うためにかかってくる維持費などのことを言いますが、暖炉の場合は薪にかかるコストおよび煙突の清掃費用などがかかります。
暖炉のランニングコスト | 費用目安 |
---|---|
薪の購入費用 | 約4万円~6万円/一ヶ月あたり |
煙突の清掃費用 | 約4万円~15万円/ワンシーズンあたり |
冬の間にこれだけのランニングコストがかかりますので、設置費用だけでなく年間の維持費用として忘れないようにしましょう。薪よりも煙の排出が少なくランニングコストが抑えられる「木質系ペレット」という燃料も近年では人気があります。
1. 煙突の設置
最も費用がかかるのが煙突の設置費用です。煙突は基本的に設置場所に合わせて手作業で設置していきますし、屋根より高い位置に排煙できる設備を設置する必要があります。煙突の長さが長くなるほど設置の手間と設備の費用もかかります。
特に薪ストーブの場合は煙が出ますので、周辺に煙のご迷惑をかけないためにも煙突は屋根よりも高く設置しておきましょう。住宅密集地の場合には、煙が出ないバイオエタノールを燃料とした暖炉を検討しておくのも良いですね。
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2. 埋め込むスペース
暖炉は壁に埋め込む形で設置します。そのため暖炉を埋め込むスペースが必要になりますし、埋め込んだあとは移設ができないため、どこに埋め込むのかよく検討しておく必要があります。
煙突から煙と同時に暖かい空気も逃げていくため部屋全体を暖めることは難しいので、設置場所は業者さんとよく相談されることをおすすめします。暖かい空気を効率よく循環させてくれるシーリングファンなどもあると効果的です。
関連記事:シーリングファンの取り付け方法や天井高にあった種類は?
3. 薪を保管しておくスペース
薪を燃料とする暖炉を設置する場合、薪を保管しておくスペースも用意する必要があります。一般家庭では物置などを設置して保管することが多いですが、木を乾燥させるためにも湿度対策をして通気性を良くしておくことが大切です。
関連記事:物置設置費用を比較!3大メーカーの特徴や費用一覧
暖炉を家に設置する際の注意点などのまとめ
暖炉を家に設置するには、いくつかの注意点があります。設置する際にも家の環境や設置場所などを考えておく必要がありますし、設置費用だけでなくランニングコストがかかる点にも注意が必要です。
上記の点を踏まえて憧れの暖炉を家に設置したいと思ったら、ぜひ専門業者さんに相談しながら取り入れてみると、家族団らんの時間がより良い時間になりますよ!
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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