庇で日差しと雨水を上手に遮る|庇の種類と取り付け方法とは

庇で日差しと雨水を上手に遮る|庇の種類と取り付け方法とは

庇は普段の生活の中ではあまり注目することのない存在ですが、実に様々な機能を持っています。建物を劣化から守ったり、直射日光を防いで室内の温度を適温に保ちます。最近では立地やデザインの関係からあえて庇を付けない家も多いですが、機能面から考えると庇を付ける方が好ましいです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

POINT この記事のポイント

・庇のメリットは、「直射日光が室内に入るのを防ぐ」「雨水除け」「風の吹込みの防止」「デザイン性がある」「雨水による住宅の劣化を防ぐ」など
・庇の種類は、ろく庇、腕木庇、金属製庇、ガラス製庇の4つ
・庇設置にかかる費用は、おおよそ5~13万円程が相場

庇とは

庇庇(※画像はイメージです)

庇とは窓やドアなど、家の開口部の上に取り付けられる小型の屋根の事を指します。窓やドアの開け閉めの際に、風や雨が吹き付けるのを防いだり、窓からの直射日光を遮る効果があります。日本古来から存在する建築技法で素材は木造のものが多いですが、最近では耐久面を考え金属の庇も増えてきています。形もいくつか種類があり、水平に建材を張った簡易的なものから、上に瓦を葺いて仕上げたものもあります。

庇のメリット

庇のメリット

庇を取り付けるとどのようなメリットがあるのでしょうか。まとめると上記のようなメリットが考えられます。庇は機能的なメリットが多いため、建物を長持ちさせたいのであれば庇の取り付けがおすすめです。

庇を付けると固定資産税に影響する!?

庇を付けた部分を固定資産税の対象とする市町村は多いです。そのためか最近ではあえて庇を付けない住宅も多くみられます。庇を付けると固定資産税の評価額が上がる可能性があるということは頭の片隅に入れておくと良いでしょう。

固定資産税の額は定額制ではなく、また市町村によっても変わります。家屋を調査した後に、評価額が算出され、固定資産税の額が決められます。そして新築、増築の場合も完成した翌年から課税されます。

新増築家屋の評価

新増築家屋の場合は、屋根、外壁、各部屋の内装等に使われている資材や設備の状況を実地調査し(注1)、それらの資材について「固定資産評価基準」に定める単価を適用して再建築価額を求めます。求めた再建築価額に1年分の時の経過による減価率(経年減点補正率)を乗じて価格を算出します(注2)。

(注1)調査員(区役所税務課家屋担当職員)が訪問して家屋の実地調査に伺います。
(注2)新築家屋は、新築した年の翌年度から課税されます。

新増築以外の家屋(既存家屋)

新増築以外の家屋は3年ごとの評価替えの年度に価格の見直しをします。見直し後の価格は、3年間の建築物価の動向等を考慮して定められた補正率(再建築費評点補正率といい、平成27年度の評価替えでは固定資産評価基準により木造家屋1.06、非木造家屋1.05と示されました。)を適用して新たに再建築価額を求め、求めた再建築価額に新築時からの経過年数に応じた経年減点補正率を乗じて求めます。

その後、見直し後の価格と見直し前の価格とを比較して、いずれか低い価格に決定します。


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90cmの庇が人気の理由

庇を取り付けたいけれど、固定資産税の上昇は避けたい。そのような場合には90cmの庇が好まれます。庇の長さは60cm、90cm、1200cmが多いですが、90cmの場合、固定資産税の対象とならないギリギリの最大値となります。税金の上昇が気になる方は、90cmの庇を検討してみるのも一つの方法です。

庇の種類

庇の種類

庇は、素材や形状からいくつかの種類に分けることができます。設置する場所や、デザインなどから建物に合ったものを選んでいくと良いでしょう。

1. ろく庇

シンプルな構造をした庇で、施工も比較的簡単に行うことが出来ます。日本古来から利用されている建築方法です。屋根部分の勾配が比較的少なく、下部は水平となっています。鼻隠しと呼ばれる横板と、勾配を付けた数枚の板で構成され、屋根部分は建築板金などを葺きます。

2. 腕木庇

柱から腕木を出し、庇を支える形状となっています。凝った作りのものもありますが、簡易的に作られることもあります。屋根の部分は銅板や瓦などを葺いて仕上げます。

3. 金属製庇

耐久性や使い勝手の面から最近では金属製の庇もよく選ばれます。金属の素材の中で一番よく見かけるのはアルミ製のものです。軽量で施工しやすく、耐久性もあります。

また供給者側の話となりますが、溶融点が低いので工業製品として扱いやすいというメリットもあります。見た目もシンプルでスマートなので、デザイン面から選ばれることもあります。

4. ガラス製庇

強化ガラスを利用した庇です。視界や光を遮らないため解放感があり、家の見た目もおしゃれになります。デザイン性の高さから、飲食店や美術館などにもよく取り入れられています。

取り付け可能な条件

庇を取り付ける場合は、窓枠の上部の柱に固定して留めていきます。柱に固定することで、庇の強度を確保します。

この時に窓の上部のスペースは空いていることが必要です。エアコンの室外機、排気ダクト、雨樋等の障害物があると取り付けることができません。ただ現状、取り付け場所に障害物がある場合でも、設置が可能が場合もありますので、業者と要相談です。

庇設置の費用

庇を設置する場合どのくらいの費用が掛かってくるのでしょうか。庇の取り付け自体は3~8万円が相場となっていますので、これに庇の価格を足した額が全体の費用となっていきます。通常販売で人気の庇を調べた所、価格帯が2~5万円程のものが多いので、足し合わせると5~13万円程が相場となってきます。

もちろん取り付け場所にダクトなどの障害物がある場合や、機能性に優れた出幅の大きい庇を選択した場合などは費用は上回る可能性があります。

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庇取り付けをご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。でも、庇取り付けに対応している業者さんを探すのは意外と大変です。

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編集者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)

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株式会社マッチングジャパン 代表取締役社長。

大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

退社後、株式会社マッチングジャパンを2006年に創業し、ハウスメーカーやリフォーム会社のWEBマーケティングを経験。
その他、内装材メーカーや建材メーカーにWEBプロモーションに関わるコンサルティングを提供。

同時にリフォーム業者検索サイト「家仲間コム」の運営責任者として、累計5千社を超える施工業者にサービスを提供。サイト規模は月間アクセス約360万PV、見積利用者数は年間約5万人までに成長。

自身も7度の引越しと2度の住宅購入を経験し、家のリフォームや修繕をユーザーの立場で多く経験。
その経験から、規模が小さくても優良なリフォーム業者を探せるサイトの必要性を強く感じ、サービスの利便性向上に注力している。

現在は、ウォールステッカーカーテンブラインドロールスクリーンなどのECも展開中。

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