輝きを取り戻したわが家~新たな生活が始まる二世帯住宅~
お客さまのご要望
お母様お一人で住まわれている奥様の実家を二世帯住宅にリフォームしたいというご相談でした。住み慣れた以前の住まいの面影を残しつつ、より住みやすい二世帯住宅にしたいとのご要望でした。また築43年ということもあり老朽化が不安な為、これからずっと安心して住み続けることのできる住まいにしたいとのことでした。
施工前
ご実家の外観です。新耐震以前の建物で、耐震面に不安がありました。
老朽化した波板。
5人で使用するには狭い空間だった玄関。
階段を挟んで隔てられていたリビング。5人で寛ぐには少々狭い空間でした。
昼間でも電気が必要な暗い空間のダイニングキッチン。
コンパクトな洗面化粧台。十分な収納が確保されていませんでした。
タイル貼りの在来浴室。
老朽化が進んだレストルーム。
お母様の寝室として使用していた和室。一番日当たりのよい場所でした。
使用していない2階の和室。物置部屋となっていました。
施工後
老朽化した柱や梁などの取り替えや耐力壁の増設、ホールダウン金物の取り付けなどの構造補強を行い、これから何十年も住み続けることができる、「長持ち住まい」を実現しました。
リビング前にウッドデッキを新設。リビングと一体化させてアウトドアリビングを楽しむことができます。
玄関のポーチ部分を移設して、広々と使えるようになりました。玄関収納は、コの字タイプを採用。空間にゆとりを持たせつつ、二世帯分の靴を十分に収納できます。
リビングとダイニングキッチンの間にあった階段を移設し、一つの大空間となったLDK。5人で寛ぐのに十分な広さを確保しました。
移設した階段はリビング階段へ。階段下はお母様の部屋から使用する物入。スペースを無駄なく使えるようにしています。
対面式キッチンはTOTO「クラッソ」を採用。暗かったキッチンスペースは南側からの採光を確保し、明るくなりました。
キッチン背面とカウンター下には食器や小物等が収納できるシステム収納を取り付けました。
プライバシーを考慮して、2つに分けた「洗面室」と「脱衣室」。お互いの世帯が気兼ねなく使用できるようになりました。洗面化粧台はTOTO「オクターブ」を採用。収納力は抜群です。
トイレはTOTO「ネオレスト」を採用。トイレを2つ設けることで、家族5人でも混雑することなく使用できます。
システムバスはTOTO「サザナ」を採用。お手入れが楽になり、お掃除の時間が短縮されました。
お母様の寝室。南側を増築して、現状より広くなるようにしました。増築により一部下がった天井は、木質系の天井材でアクセントをつけました。
2階に設けた二人の息子様のお部屋。最初から壁で仕切らず「寝るスペース」と「勉強スペース」に分け、お二人で一つの空間を使用することができます。
将来は、間に取り付けている開閉間仕切りドアで2部屋に仕切ることも可能です。
お客さまのご感想
二世帯住宅になると住みづらくなると思っていましたが、新しくなった住まいは間取り変更がなく以前と変わらない生活動線のままで、リビングは明るくなりとても住みやすくなりました!また、LDKを中心に各部屋へ繋がっている為、家族が自然とリビングに集まり、毎日にぎやかで楽しく生活できるようになりました。休日は家族全員で、対面キッチンを囲んで料理や会話を楽しむことができ、充実した日々を過ごしています。
業者さんからひとこと
構造部分や設備など老朽化が進んでいた為、柱や梁を取り替え、耐力壁の増設で構造補強を行いました。外壁はモルタル仕上げから通気工法のサイディング仕上げに変更して通気性を向上させ、柱や土台などの木材の腐朽を抑えるなど、長持ちする住まいを実現しました。長く住み続ける為に、構造部分はしっかりとプロに見てもらうことが大切です。
施工データ
場所 | 福岡県 北九州市門司区 |
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建物のタイプ | 在来木造 |
築年数 | 約42年 |
施工箇所 | 増築・全面改装 |
価格 | 2260万円 |
施工期間 | 90日 |