ディスポーザーの故障の原因ワースト3|間違った使い方や修理費用を知ろう

ディスポーザーの故障の原因ワースト3|間違った使い方や修理費用を知ろう

比較的新しい戸建住宅や新築マンションでは、ディスポーザーが標準装備されていることが増えています。ディスポーザーはご家庭から出る生ゴミを処理するための住宅設備で、戸建住宅であれば後付け設置も可能な場合がほとんどです。機械ですので、他の電化製品や住宅設備と同様に誤った使い方をすると故障してしまうこともあります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・ディスポーザーの故障する原因は、「生ゴミの噛み込み」「水漏れ」「異物混入」など
・ディスポーザーの故障修理にかかる費用は、およそ1万円~8.9万円
・ディスポーザーを長持ちさせるためには、「生ゴミは硬くて大きすぎるものは入れない」「生ゴミ以外は入れない」「生ゴミ以外が入らないよう、シンクに置くときはザルなどに入れておく」の3つが重要

ディスポーザーの故障原因ワースト3!

ディスポーザーの故障原因ワースト3

ディスポーザーは機械なので、誤った使い方や経年劣化によって故障することがあります。ディスポーザーの故障する原因のワースト3は下記の3つです。

1. 生ゴミの噛み込み
2. 水漏れ
3. 異物混入


これらがどういう理由で故障の原因となるのかみていきましょう。

1. ゴミの噛み込み

ディスポーザーはなんでもかんでも入れれば砕いて処理してくれると思っている方も少なからずいらっしゃいますが、処理できないものがあります。下記のような生ゴミはディスポーザーで処理できないものとしてメーカーも明記していますが、ご家庭で割とよく出るので注意が必要です。

×繊維質の多いもの ・玉ねぎの皮
・タケノコの皮
・とうもろこしの皮
×固くて大きなもの ・肉の骨
・魚の大きな骨
・種(桃、マンゴー、かぼちゃなど)
・芯(とうもろこし、キャベツ、ブロッコリーなど)
×粘性があるもの ・餅
・大量の麺類
×殻 ・卵の殻
・貝(牡蠣、あさりなど)

卵の殻は処理できそうな気がしますが、粉砕はできても配管に堆積しやすいため、「投入しないように」としているメーカーが多いのでよく確認しておいたようがいいです。卵の殻に限らず他の生ゴミでも、最新機種やメーカーによっては処理できることもありますので取扱説明書をよく読んでおきましょう。

2. 水漏れ

ディスポーザーの耐用年数は約7~8年です。多くの住宅設備の耐用年数は10年前後ですので同程度ですね。DIYでディスポーザーを取り付ける方もいらっしゃいますが、部品を確実に正しく取り付けないと水漏れが起こる原因となります。できるだけ、専門業者に取り付けを依頼したほうが安心ですよ。

2-1. 経年による部品の劣化

耐用年数が近づいてくると同時に部品の劣化が見られるようになり、水漏れが起こる場合があります。耐用年数が過ぎていなければ、基本的には部品の交換で対応します。

2-2. 誤った使い方による部品の劣化

ディスポーザーの部品には樹脂も使用されています。樹脂は熱に弱いので、熱湯を流すことによって縮んだり劣化が早まってしまいます。ディスポーザーがついていない場合でも、シンクの配管には樹脂が使われているので熱湯は厳禁です。

例えば、パスタを茹でた後の熱いお湯をそのまま流す際には、必ず水も一緒に流して温度を下げましょう。

3. 異物混入による故障

ディスポーザーの故障の原因で多いのが、異物混入による機械の故障です。ディスポーザーは生ゴミしか入れてはいけません。処理できると思って入れてしまったり、うっかり間違えて入ってしまったりするものには下記のようなものが挙げられます。

・食品の包装に使われるラップやビニール袋
・ティッシュ
・つまようじや竹串
・割りばし
・アルミホイル
・花の茎
・たばこの吸い殻
・スプーンやフォーク


上記は一例ですが、シンクに置いていて知らずにディスポーザーに混入してしまうこともあり得ます。筆者宅にもディスポーザーが設置されていますが、ジャムの瓶の蓋が誤って入り込んでいたのに気づかずディスポーザーを作動させてしまい、大きな異音がしてびっくりしたことがあります。

すぐにスイッチを切り、菜箸を使って取り出し事なきを得ましたが、それからは細かい洗い物はすべてザルに入れておくようにしました。ディスポーザーを使わない時は、本体に付属されている蓋を必ず閉めておき、小さいものは蓋の隙間から入り込まないようシンク内の置き方に注意しましょう。

ディスポーザーの故障修理にかかる費用目安

ディスポーザーが故障してしまった場合の修理費用目安は下記の通りです。

修理内容 修理費用目安
(修理費+出張費)
噛み込み除去 約1万円~
噛み込み除去(本体分解) 約1.5万円~
配管の詰まり 約1.2万円~
パッキン交換 約1.2万円~
水漏れ復旧 約1.2万円~
排水不良 約1.2万円~
新規取り付け・交換 約2.7万円~
取り外し・復旧 約1.9万円~

経年劣化で新規取り付け・交換をする場合は、上記の費用目安2.7万円+ディスポーザー本体代が必要です。ディスポーザー本体代は3.6万円~8.9万円が目安です。

関連記事:ディスポーザーを後付けするには?設置費用や補助金、注意点を解説

ディスポーザーに不具合が起こったら、まずはお問い合わせ先に連絡をして症状を伝えると、電話でのサポートが受けられる場合があります。電話サポートは無料で対応してくれるメーカーが多いので、故障かな?と思ったらすぐに連絡してみましょう。

ディスポーザーの上手な使い方

ディスポーザーの上手な使い方

ディスポーザーは機械ですので、間違った使い方をすると故障につながります。また、キッチンを清潔に保つためにもお手入れは大切ですよ。

1. 大きなものは細かく切って投入

ディスポーザーは刃ですりつぶすように生ゴミを処理しますので、大きいままより細かくして投入したほうがモーター部分への負荷が軽減します。グレープフルーツの皮やかぼちゃの皮など、大きい物は少し小さくしてから投入しましょう。

2. 生ゴミを詰め込みすぎない

例えば、家族4人分の料理をしたりホームパーティーで大量の料理を作った時には、生ゴミもたくさん出ますよね。生ゴミを詰め込みすぎると回転が鈍くなり、モーターに負荷がかかります。上部に隙間があるぐらい余裕を持って、詰め込みすぎないようにしましょう。

3. 使用の際は水を流しながら

ディスポーザーは水栓と連動しているので、スイッチを入れると自動的に水が流れる仕組みになっています。時々「水がもったいないから」と、自動的に出てくる水を溜めて流さないようにしてディスポーザーを使用する方がいらっしゃいます。

ゴミをスムーズに流すため、配管に堆積しないようにするために水を流す仕組みになっているので、必ず水を流しながらディスポーザーを使用しましょう。週に一度は5リットル程度の水をボウルなどに溜めて一気に流すようにして、配管の中のゴミを押し流すお手入れも大切です。

4. ぬめりが気になる

生ゴミを処理するので、ディスポーザーの中にぬめりが出てくることがあります。そんな時はメーカー推奨の下記のお手入れが簡単です。

1. ディスポーザー内に半分ぐらいの量の氷を入れる
2. キッチン用中性洗剤を数滴たらす
3. 作動スタートから数秒水を流し、その後止めたままディスポーザーを運転する
4. 氷が粉砕されたら水を流して完了


参照:ディスポーザーお手入れ方法|クリーンテック

ディスポーザーの故障の原因まとめ

ディスポーザーは上手に使うと、嫌な臭いのする生ゴミを減らすことができて便利な設備ですが、使い方を誤ると故障につながってしまいます。処理できないものが多いような気がしますが、基本的には下記の点をシンプルに考えておけば問題ありません。

・生ゴミは硬くて大きすぎるものは入れない
・生ゴミ以外は入れない
・生ゴミ以外が入らないよう、シンクに置くときはザルなどに入れておく


特に異物混入の場合、慌てて素手で取ろうとすると危険です。現在のディスポーザーは安全対策のため蓋がスイッチになっていて勝手に起動してしまうことはありませんが、念のため、菜箸やトングなどの長いものを使用して取り除きましょう。

ディスポーザーの故障修理をしてくれる業者を探すには?

ディスポーザーが故障した場合、無理に動かしたり自分で修理しようとすると、思わぬ事故につながる恐れがあり危険です。まずはメーカーの故障窓口に連絡をしましょう。経年劣化などで交換が必要な場合は、お近くの業者に複数見積もりを依頼して、割引率などを比較検討するとお得に交換できますよ。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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