ビルトインコンロのサイズを解説|サイズごとの特徴の違いも比較しました

 ビルトインコンロのサイズを解説|サイズごとの特徴の違いも比較しました

ビルトインコンロを交換する時にはどのサイズを選べばいいのでしょうか?この記事で、ビルトインコンロリフォームの際に役立つビルトインコンロのサイズやメリット・デメリット、測り方について解説します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

ビルトインコンロのサイズは「60cm」と「75cm」の2種類
・「75cm」サイズは、大きな鍋をよく利用したり、3つのバーナーをフル活用したい家庭におすすめで、大きな鍋を使わない場合や3つのバーナーを同時使用することがあまりない家庭であれば、60cmサイズでも十分
ビルトインコンロの商品価格としては、「75cm」サイズのほうが2,000円~5,000円ほど高くなる傾向にある

ビルトインコンロのサイズは2種類

ビルトインコンロのサイズは「60cm」と「75cm」の2種類があり、メーカー規格として共通化されています。これは天板幅を表しておりグリルの大きさのことではありません。グリルの幅はどちらも同じで、ビルトインコンロのサイズは天板の幅が広いか狭いかの違いです。
DELICIA(デリシア)75cmタイプ|リンナイ
出典:DELICIA(デリシア)75cmタイプ|リンナイ
DELICIA(デリシア)60cmタイプ|リンナイ
出典:DELICIA(デリシア)60cmタイプ|リンナイ

上記の商品画像をご覧いただくと、上の75cmサイズの商品はグリルより天板の幅が広いことがお分かりいただけると思います。下の60cmサイズは天板とグリルの幅が同じですね。

現在お使いのメーカーが60cmの場合、他メーカーの75cmサイズビルトインコンロへ交換することも可能です。逆の場合も可能です。(別途、隙間を埋める施工が必要なケースがあります)

ビルトインコンロの商品価格としては「75cm」サイズのほうが2,000円~5,000円ほど高くなる傾向にあります。

ビルトインコンロのサイズの違いによって何が変わるの?

ビルトインコンロのサイズは天板の幅の違いで60cmと75cmサイズでは15cmも差があります。ビルトインコンロにはバーナーが3つ設置されているのが標準ですが、ビルトインコンロのサイズによってバーナー間の幅が変わってきます。バーナー間の幅が変わるということは、調理中の使い勝手に影響してきます。

ビルトインコンロ(75cmサイズ)のメリット・デメリット

ビルトインコンロ(75cm)サイズは、大きなお鍋をよくご利用されたり3つのバーナーをフル活用されるような場合におすすめです。お鍋やフライパン同士がぶつからず、お鍋を置いておくスペースもあります。

ビルトインコンロはシステムキッチンの一部ですので、天板が広い分調理スペースが狭くなる点がデメリットと言えます。ビルトインコンロの天板部分はバーナー使用中・使用後は熱くなるため、置けるものが限られてきます。食材を置いたり盛り付けに使用する調理スペースは狭くなってしまいます。

筆者宅は75cmサイズのビルトインコンロを使用していますが、調理器具を置くスペースがあるのでうっかりプラスチック製品を置いて溶けてしまったことがあります。ですが、調理スペースにはあまり置きたくない鉄製フライパンやパスタ鍋なども熱いまま置いておけるので天板が広い75cmサイズはお気に入りです。

監修者コメント
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人造大理石カウンターなら、天板の大きな75cmが便利

アツアツの鍋をちょっと置きたい時って、ありますよね。そんな時、キッチンのカウンターが人造大理石の場合は注意が必要です。人造大理石は樹脂でできているため、基本的には熱が苦手です。最近のものは耐熱性も良くなっていますが、昔の人造大理石だと鍋の跡が変色して残ってしまう場合もあります。 そんなときは、コンロの天板を75cmにすれば、鍋をコンロの上に置いておくことができて安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ビルトインコンロ(60cm)サイズのメリット・デメリット

大きなお鍋を使わない場合や3つのバーナーを同時使用することがあまりないご家庭であれば「60cm」サイズでも十分です。調理スペースが広く取れるため人気があります。調理中は食材や食器・調理器具など何かと置くものが多いので、調理スペースが広いと作業が捗りますね。

大きなお鍋を使いたい場合には他のバーナーと同時使用するとお鍋同士がぶつかってしまうことがあるので、同時使用せず時間をずらすなど作業工程を考えて調理すると使い勝手が良くなりますよ。

監修者コメント
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キッチン全体のサイズも考慮しよう

コンロの天板が大きくなると、逆にキッチンのカウンターの作業スペースが狭くなってしまいます。今のキッチンでコンロだけを交換する場合は、コンロを広げても作業スペースを確保できるかどうかも検討してみましょう。 キッチン全体のサイズも変えられる場合は、カウンターの長さも大きくできるかどうか、一緒に検討できれば使いやすくなります。 日ごろからキッチンをどのように使っているか、シュミレーションしてみるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ビルトインコンロの天板幅

現在お使いの天板の幅を測ります。近年は各メーカーが「60cm」と「75cm」サイズで規格化されていますので、ほとんどのメーカーのビルトインコンロと交換可能です。昔のビルトインコンロの場合はサイズが合わない場合もありますが、その場合は隙間を埋める「フィラー」と呼ばれる部品を使用します。

レンジフードにご注意!

消防法で、レンジフード(換気扇)の幅はビルトインコンロの幅より狭くしてはいけないと定められていますので、レンジフードが60cm幅の場合はビルトインコンロも60cm幅しか導入できませんのでご注意ください。

ビルトインコンロの高さ

ビルトインコンロの高さは、キャビネット上部から天板(ワークトップ)までを測ってみてください。一般的には22cmが標準の高さです。

現在のビルトインコンロの高さとリフォームしたいビルトインコンロの高さに差があった場合は、下記の表のような施工内容が発生します。

現在の高さ リフォーム後の高さ 必要な施工内容
15~18cm 22cm キャビネットが大きいためサイズ交換が必要
25~30cm 22cm 隙間にフィラーを設置
22cm 22cm 特になし

ビルトインコンロリフォームの価格相場

ビルトインコンロリフォームの価格相場については下記をご参照ください。

関連記事:ガスコンロ・ビルトインコンロを設置するには|取り付け・交換費用の相場を紹介

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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