天窓設置のメリット・デメリット|おすすめ事例と価格相場を紹介

天窓設置のメリット・デメリット|おすすめ事例と価格相場を紹介

戸建住宅を建設予定の方は天窓の設置がおすすめです。天窓は明るくて開放感があってとても気持ちが良いですが、気になるのはその設置費用ですね。今回は天窓のメリット・デメリットや天窓設置の価格相場について調べました。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・天窓のメリット・デメリットはそれぞれ
・天窓設置の価格相場は約30万円~
・4~5年毎に行う天窓のメンテナンス費用は約2万円~4万円
・天窓の耐用年数は25年~30年で、天窓交換をする場合の価格相場は約20万円

1. 採光

天窓の採光で明るい部屋

関連記事:天窓にロールカーテンを取り付けたい

天窓を設置する目的は主に「採光」です。天窓がある場合の採光量は一般的な窓と比べて約3倍にもなります。採光があることで室内が明るくなり開放感を得ることができます。逆に、明るすぎる場合はロールカーテンを設置することでコントロールします。

2. 省エネ効果

天窓から採光できると、日中は照明器具を使わなくて済みます。また、開閉できる天窓であれば開けて換気をすることによって、外気温よりも2℃から6℃室温を下げることができるのでエアコンを使わずに過ごすこともできます。

3. 開放感がある

天窓から見える空は室内に開放感をもたらします。開放感があることで室内が広く感じられますので、特に屋根裏部屋などの小スペースに天窓は最適です。星空や月を眺めてゆっくり過ごすと一日の疲れも癒されますね。

4. 壁面積を増やすことができる

窓の代わりに天窓を設置すると壁の面積が増えるので、家具やインテリアを置くスペースが増えます。開放感をなくさずスペースを有効活用できますね。

監修者コメント
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天窓は北面の屋根が最適

太陽の向きを考えると、南や東西面の壁に設置した窓は明るさを取り入れやすいですが、北面の窓はどうしても暗くなりがちです。そんなときは、ぜひ天窓から明かりを取り入れたいところです。屋根に設置する天窓は、南や東西面では直射日光が入ってしまい、夏場は特に不快になりがちです。その点、北面の屋根なら取り込む光も柔らかく、室内を明るく照らします。天窓と壁の窓、方位によって上手に使い分けてみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

天窓のデメリット

天窓にもデメリットがありますが、デメリット対策と合わせてご紹介します。

1. 夏の日射熱対策

遮熱高断熱複層ガラス採用の天窓|LIXIL
出典:遮熱高断熱複層ガラス採用の天窓|LIXIL
商品価格:5.9万円~16.4万円

採光ができるということは、夏場は直射日光を受けるので室温が上昇してしまいます。また、紫外線が気になったり太陽の角度によっては眩しいこともあります。近年の天窓は遮熱効果のあるガラスが標準使用されていますし、天窓に後付けできるブラインドもあります。

例えば、LIXILに遮熱高断熱複層ガラスを採用した天窓があります。遮熱高断熱複層ガラスは、同時に結露対策にもなります。

後付け可能な天窓用ブラインド|YKKap
出典:後付け可能な天窓用ブラインド|YKKap
商品価格:4万円~10万円

YKKapからは、天窓に後付けできるブラインドが発売されています。

2. 掃除のしにくさは清掃性の高い天窓で解決!

中軸回転式天窓|日本ベルックス
出典:中軸回転式天窓|日本ベルックス 
商品価格:8.1万円~11.2万円

天窓は高いところにあるため掃除をするのが大変ですが、回転タイプの天窓であれば室内側からの掃除が可能です。汚れにくいガラスを採用した天窓もありますよ。

監修者コメント
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天窓まわりの雨漏りにご注意を

天窓は屋根に開口を設けて取り付けますが、屋根に穴を開けるのですから、その周りから雨漏りが生じないよう、定期的なメンテナンスが必要になります。通常、トップライトの周囲は防水材で水が漏れないように処理されていますが、隙間をふさぐシーリング材は、一般的には10年程度で劣化してしまいます。天窓を設置している場合は、屋根の塗装などと併せ、定期的にメンテナンスを実施できると安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

天窓にはどれぐらいの費用がかかる?

取り付ける天窓のグレード、開閉式かフィックス窓かによって価格が変わってきますが、天窓設置の価格相場は30万円~40万円です。フィックス窓とは、採光を目的とした開閉することができない窓のことを言います。「はめ殺し窓」「ピクチャーウィンドウ」とも呼ばれます。

天窓のメンテナンス

天窓は4~5年毎にメンテナンスが必要で、メンテナンスの価格相場は2万円~4万円です。

天窓の交換費用

一般的に天窓の耐用年数は25年~30年で、天窓の交換をする場合の価格相場は約20万円。屋根リフォームと同時施工することで費用を安く抑えることができます。

過去の見積もり事例

天窓が雨漏りしているので修理をしてほしい、という方の見積もり依頼をご紹介します。

築18年の軽量鉄骨造り・スレート葺き屋根の2階建て住宅の天窓から雨漏りの症状があり、天窓の周囲を埋めているコーキング材の劣化により雨漏りが起こっていると考えられます。コーキングの打ち替え修理の価格相場は、3.5万円~4.5万円でした。

業者とご依頼者の間で丁寧なやり取りが見られ、最終的にお客様にご満足いただけました。

登録業者の施工事例

天窓のコーキング後

【必見】台風、豪雨の前に天窓のコーキングって大切です| 株式会社太陽電工

家仲間コムに登録している業者による施工事例で、屋根修理と同時に天窓のコーキング修理をされた事例がありますのでご紹介します。

築19年・木造2階建て住宅にお住まいの方から塗装依頼があったため、天窓コーキングをサービスで施工。価格は23万円でした。

火災保険適用で天窓の修理がお得にできる?

天窓が風災によって破損したり雨漏りをしている場合は、火災保険で修理できる可能性があります。ご加入の保険会社に確認してみましょう。

関連記事:屋根の修理が保険でできる!?火災保険の風災補償による屋根修理

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天窓設置をご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。でも、天窓設置に対応している業者さんを探すのは意外と大変です。リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望する工事の内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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