【2023年最新】カーテンレールを取り付けるには|交換・設置方法と費用目安
カーテンレールはカーテンを吊るために必要ですが、カーテンレールの取り付けはDIYか取り付け業者に依頼するか、のどちらかです。DIYのほうが費用を抑えられますが、カーテンレールの取り付けは案外大変なものです。ここでは、カーテンレール取り付けの注意点や、業者に依頼した場合の費用目安などをお伝えします。まずはこの記事のポイントをまとめました。
POINT この記事のポイント
・カーテンレール取り付け時にもっとも注意することは「下地の強度」
・内壁へ何かを取り付けたい場合は慎重に作業を行う必要がある
・カーテンレールの取り付けを業者に依頼した場合の相場は2万円~4万円
・4LDKの住宅すべての部屋にカーテンを取り付けたときの費用はすべて合わせて10万円~80万円
目次 [ 非表示 ]
カーテンレールの設置には下地が重要
カーテンレール取り付け時にもっとも注意することは「下地の強度」です。カーテンレール本体の重量は約2kg、既製品カーテンの重量(100×178cmサイズ、2枚組の場合)は約1~2.4kg程度の重さがあります。さらに、カーテン開閉時の力の加わります。
内壁材の約9割を占める石膏ボードには、この重量に耐えられる強度がありませんので、下地の木材か鉄骨部分にカーテンレールを取り付ける必要があるのです。
DIYによるカーテンレールの設置方法
カーテンレールの取り付けを検討している方のなかには、DIYでの施工を希望している人もいるでしょう。DIYによるカーテンレールの設置方法は、以下の通りです。
1. 下地の場所を確認する
まずは、下地の場所を確認します。確認方法としては、壁を拳でコンコンと叩き、音の違いで判断する方法がおすすめです。軽い音がする場所は下地なし、反対に少し鈍い音がすれば下地ありと判断できます。
2. ブラケットを取り付ける
下地の場所が確認できたら、ブラケットを取り付けます。ブラケットの取り付け高さは、窓枠外側より10~20cmほど上部がおすすめです。なお、横位置はカーテンレール端部より5~15cm内側に収めるのがベターです。この際、ブラケットが3つ以上の場合は、等間隔になるようにしてください。
3. レールを取り付ける
無事にブラケットを取り付けたら、いよいよレールを取り付けます。ランナーはカーテンフックの数に合わせて、レールに取り付けましょう。
カーテンレールの設置方法に悩んだら?
カーテンレールの取り付けをDIYでやってみたものの、取り付けがうまくいかなかったり、取り付け後にカーテンレールが落下してきたりして、後から業者に依頼される方は少なくありません。特に、以下の項目に当てはまる方は、最初から業者に依頼されることをおすすめします。
・ドライバーなどの工具を持ったことがない
・ネジをまっすぐに打つことができない
・高所での作業が苦手
・カーテンレールを持つ体力がない
・そもそも下地がどこにあるか分からない
カーテンレールの取り付けは、一見簡単そうに見えて、実は意外と難しいものです。DIY慣れていない方が、見よう見まねで行い、失敗してしまうケースは少なくありません。
また、下地にしっかり取り付けないと、落下してきて危険ですし、取り付ける場所によっては、内壁材ごと壊れて落ちてきてしまう可能性も考えられます。そのため、DIYでの施工に自信がない場合は、迷わずプロの力を借りましょう。
カーテンレール取り付け・交換・設置の費用目安は?
では、DIYを諦めて、カーテンレール取り付け・交換・設置を業者に依頼した場合の費用目安を見てみましょう。家仲間コムでの最多価格帯は"2万円~4万円"となっています。カーテンレール取り付けの内容や、取り付けるカーテンレールの種類、取り付け箇所数、そして取り付け状況などによって変わります。
大型ホームセンターに頼んだ場合
ホームセンターで人気のニトリはカーテンの種類も豊富で、購入された方も多いのではないしょうか。筆者宅も一部ニトリのカーテンを採用しています。ニトリでは、ニトリ店舗でカーテンを購入した場合に限り、有償でカーテンレールの取り付けを行っています。
参照:カーテンレールの取り付け工事をしてもらえますか?
■横幅約180cmの窓に取り付ける場合の取り付け費用目安
(カーテン、カーテンレール費用別途)
・ダブルのカーテンレール取り付け:1,524円〜
・シングルのカーテンレール取り付け:762円〜
インテリアショップunicoに頼んだ場合
おしゃれなインテリアで人気のunicoでは、オーダーカーテンを購入する場合に、専門業者スタッフが自宅に伺い、カーテンの採寸と取り付けを行ってくれるサービスがあります。
カーテン採寸費 | 3,000円~(一回当たり) |
---|---|
取り付け基本料 | 3,000円~(一回当たり) |
レール取り付け | 2,000円~(一窓あたり) |
カーテン吊り込み | 500円~(一窓あたり) |
ふさかけ取り付け | 400円~(一窓あたり) |
オプション工事専門のA社に頼んだ場合
●機能性カーテンレールの場合:一窓5,500円~
※3年間の施工保証付
新築住宅であっても、カーテンレールの取り付けはオプションで有償となることが多く、建築と同時に施工会社に依頼したほうが早いのですが、費用面で高いなと感じるのであれば、別の業者さんに依頼するのも一つの方法です。こちらのA社の場合は、カーテンレールの代表メーカーTOSO(トーソー)のカーテンレールを取り付けています。
地域のカーテンショップB社に頼んだ場合
こちらの会社は、カーテンとカーテンレールを購入された方に、有償でカーテンレールの取り付けを行っています。
・取付基本料 一式 3,000円
・取付工事費 一窓 1,500円
例えば、カーテンレールを取り付けたい窓が10窓の場合、18,000円となります。
取り付け業者を選ぶポイント
カーテンレールの取り付けを業者へ依頼する場合、依頼費用の内訳の大半は人件費。カーテンレールよりも取り付け費の方が高額、なんてこともザラにあります。なので他の箇所の工事と一緒に依頼することが出来れば、設置費用を抑えることが出来るのです。
とはいえ、取り付け費だけを見ると他の業者より安くてもカーテンレール自体を高額なものから選ぶよう指定してくる業者もいます。費用を比較検討する際は、商品代と取り付け費、その他諸経費などをトータルでみるようにしましょう。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
カーテンレール設置を業者に頼むときのポイント
1. カーテンレール本体費用を意識する
カーテンレール本体の費用相場は、1mにつきおよそ1,000円程度です。ただし、カーテンレールのデザインが凝っているものや、ハイグレードなものは、価格が高い傾向にあります。
また、近年ではオンラインショップが増えていることから、同じ商品でもネットショップのほうが安く購入できたり、ポイントがもらえることもあります。そのため、使用するシチュエーションを考えて予算を意識しつつ、機能性とデザイン性の両方に納得できるカーテンレールを選びましょう。
2. 複数の業者から見積もりを取る
カーテンレールの取り付け業者を選ぶ時は、3社以上の業者に相見積もりを取ることをおすすめします。なぜなら、3社以上を比較すると、おおよそのサービス内容や料金相場が分かりやすくなるためです。 理想通りの施工を実現するためにも、なるべく多くの業者に見積もりを依頼してください。
家仲間コムの登録業者によるカーテンレール設置事例
ここからは、ご参考までに家仲間コムの登録業者によるカーテンレール設置事例をいくつか紹介します。
リビングと和室の境目にカーテンレールを
施工前
カーテンレール付け直し
施工前
カーテンレール新設取付工事
施工前
カーテンレール取り付け位置の変更
施工前
カーテンレール取り付け・交換・設置業者を一括見積り!
カーテンレール取り付け・交換・設置業者の費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。
家仲間コムの見積もりサイトには、約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。
<カーテンレール取り付け・交換・設置業者の費用見積もりを無料でしてみる>
家仲間コムなら
\業者の手数料が無料だから安くなるかも!/
一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。
業者さんを匿名で探してみる
アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
関連するテーマの見積もり依頼
新築4LDKの網戸、カーテンレール、アンテナ工事 | ¥350,000 ~ ¥400,000 |
---|---|
カーテンレールの外れ修理 | ¥10,000 ~ ¥20,000 |
カーテンレールを設置したい(和室) | ¥7,000 ~ ¥60,000 |
吹き抜けに紐ひき式の天幕カーテンを設置したい | ¥150,000 ~ ¥319,000 |
カーテンレールの取り付け(150㎝巾二枚分の掃き出し窓) | ¥5,000 ~ ¥18,000 |
※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。
必ず下地のある位置へ取り付けを
上記のカーテンレールとカーテンの重さは、あくまでも目安。カーテンレールは装飾の有無や材質によって、カーテンは生地の種類やサイズによって重さが異なります。どういったカーテンレールやカーテンを使用する場合でも、ビスを打つ場所は石こうボードの裏に下地材がある位置を見極めるようにしましょう。
下地材の場所を探すには、市販の下地チェッカーが便利です。カーテンレール以外にも、何かを壁や天井に設置するときに下地材の確認をするのは重要事項。安全にDIYするためにも、下地チェッカーはDIYのマストアイテムかもしれません。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)