廊下に作る収納スペース事例5選|収納スペースを設ける時の注意点とは

廊下に作る収納スペース事例5選|収納スペースを設ける時の注意点とは

家族が増えたり趣味の物が増えてくると困るのが収納スペースです。各部屋に収納スペースを作ることができれば良いのですが、それができない場合は廊下を収納スペースとして見直してみませんか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・廊下に収納スペースを設けるメリットは、「廊下を有効活用することで居室を広く使える」「温度や湿度に変化が少ないので収納するものを選ばない」「天井まで利用した大型壁面収納が可能」の3つ
・廊下を活用した収納リフォームには、ウォークスルークローゼットや本棚、飾り棚、キャットタワーの設置などがある
・廊下に収納スペースを設ける時の注意点は「耐荷重量」「石膏ボード」「扉の取り付け方法」の3点

廊下に作る収納スペース事例5選をご紹介!

廊下に作る収納スペース事例5選

廊下にもいろんな大きさや形・階段の有無など、ご家庭によって様々なパターンがあります。ここでは、廊下に造る収納スペースの事例と価格相場をご紹介します。

1. 廊下の広さを生かしたウォークスルークローゼット

広い廊下がある場合は、ウォークスルークローゼットを作ってみませんか?ウォークスルークローゼットとは、出入り口が2ヶ所あり通り抜けることの出来るクローゼットのことを言います。一方、ウォークインクローゼットは出入り口が1ヶ所で通り抜けができず収納専用の個室のようなイメージです。

近年の住宅はバリアフリー対応の設計となっていることも多く、あらかじめ車椅子が通れるほどの廊下スペースが確保されている住宅もあります。将来的に必要になるかもしれないけれど現状はまだ車椅子を使う予定もないという場合は、ウォークスルークローゼットを造るチャンスです。

ウォークスルークローゼットに必要な奥行きは?

ウォークスルークローゼットは通り抜けられることが前提ですので、廊下部分の幅は75cm~80cm程度は必要です。ウォークスルークローゼットに衣類を収納したい場合の奥行は50cm~60cm必要ですので、合計125cm~140cmの幅があると良いということになります。

車椅子が通れるようバリアフリー設計されている廊下であれば幅は120cm~140cmは確保されているはずですので、ウォークスルークローゼットを造るために必要な幅も十分にありますね。ウォークスルークローゼット|ダイワハウス
出典:ウォークスルークローゼット|ダイワハウス

ウォークスルークローゼットを本格的に作ろうと思うと、数百万円単位で費用がかかりますが、棚とパイプハンガーの取り付けだけでも造ることが可能です。ただし、棚の数や設置範囲・パイプハンガー取り付けなど、希望するウォークスルークローゼットによって、費用は大幅に変わってきます。

・価格相場:7万円~100万円

2. 廊下に本棚を設置

気づかないうちにどんどん増えていくのが本。大切な本は手元に置いて何度も読み返したいと思う方も多いのではないでしょうか。本棚に必要な奥行きは15cmあれば文庫本やCD・DVDが収納出来ます。棚板の厚みは1.8cm~2.4cmあると本の重量に耐えうる強度が得られます。

棚板の厚みが薄いと、経年と共に重量で曲がってしまいますのでご注意ください。収納する物を想定して設計した廊下収納|Panasonic
出典:収納する物を想定して設計した廊下収納|Panasonic

・価格相場:10万円~60万円(下地補強と扉も取り付けた場合)

3. 飾り棚を設置

趣味で雑貨などを収集している場合、その保管場所も悩みますよね。これらの物は奥行きを必要とせず、比較的狭い空間にも収納しやすいので廊下に収納する物としてピッタリです。重量も軽いものが多いため、耐荷重量も気にしすぎることなく設置できます。

・価格相場:10万円~40万円(下地補強と扉も取り付けた場合)

4. パントリーを設置

パントリーとは食品貯蔵庫のことを言いますが、温度や湿度の変化が少ない廊下は保管場所として最適です。おしゃれに飾って見せる収納でも良いですが来客時に人が通ることもある廊下ですので、不透過なフロストガラスの引き戸を取り付けると中身が見えず廊下がすっきりします。

・価格相場:10万円~50万円(下地補強と引き戸も取り付けた場合)

5. 戸建住宅なら床下収納も設置できます

戸建住宅で床下にスペースがある場合は廊下に床下収納を設置することもできます。床上に物を置いたりすることのない廊下であれば、床下収納のふたも開けやすいですね。


出典:床収納|DAIKEN

・価格相場:4万円~20万円

番外編. キャットウォークを設置

これは猫を飼っている方だけにおすすめする番外編ですが、廊下の天井付近にキャットウォークを造ってあげてはいかがでしょうか?狭い住宅内では猫ちゃんも運動不足になってしまいますので、少しでも運動できるスペースを作ってあげることで健康管理にもつながります。

・価格相場:10万円程度

廊下収納リフォームの価格相場の目安は?

収納スペースの事例と価格相場をご紹介しましたが、現状の廊下の広さやどの程度の造作を必要とするかで費用が大幅に変わってくるため、一概にいくらとは言えません。廊下の壁を取り壊して収納空間を設けたり、下地の補強や扉を取り付けたりすると、その分材料や建具が必要になるため費用が上がります。

廊下に十分な幅がある場合は棚板を取り付けるだけでも十分収納スペースとして機能しますので、こういう場合は費用が安く抑えられることが多いです。

廊下に収納スペースを設ける時の注意点

廊下に収納スペースを設ける際の注意点も踏まえておきましょう。

耐荷重量に注意

どのような収納スペースにしても、収納するものに耐えられる下地の強度があるかどうかをしっかり確かめて補強してください。収納を造ったものの重さに耐えられなかった場合は、壁全体が壊れてしまう危険性があります。

石膏ボードに注意

壁の内部が石膏ボードで出来ている場合、そのままでは棚板を取り付けることができません。石膏ボード用の金具を用いるか、強度のある下地部分に取り付けましょう。下記リンクはピクチャーレールの取り付けに関するTIPS記事ですが、壁の素材や強度の調べ方などをご参考になさってください。

関連記事:ピクチャーレールの取り付け手順と費用目安

扉の取り付けに注意

収納スペースに扉を取り付けたい場合、開き戸だと開く扉の分だけ廊下側にスペースが必要になります。折れ戸や引き戸にすると、狭いスペースでも取り付けやすいですよ。

関連記事:ピクチャーレールの取り付け手順|壁材ごとにかかる費用の相場とは

廊下収納リフォーム業者を一括見積り!

廊下収納リフォーム業者費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

家仲間コムの見積もりサイトには、約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

廊下収納リフォーム業者の費用見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

廊下の
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

壁の穴、修復 ¥30,000 ~ ¥40,000
壁の穴の補修 壁はクロス張りです ¥60,000 ~ ¥72,000
和室6畳の壁紙貼り替え ¥1,100 ~ ¥1,300
柱と壁紙修理 ¥660,000 ~ ¥790,000
壁紙張り替え・テレビ壁掛け・配線 ¥58,000 ~ ¥78,000

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。