壁穴の修理は業者に頼むべき?|自分で行うメリット・デメリットと価格相場

壁穴の修理は業者に頼むべき|自分で行うメリット・デメリットと価格相場

「子供が遊んでいて壁に大きな穴をあけてしまった」「家具を移動したら壁に当たって穴が開いてしまった」。こういった事例は珍しくはないようです。壁にあいてしまった穴は、そのままにしておくと見栄えが良くありませんし、それ以上の拡大を抑えるためにもできるだけ早く対処したいものですよね。ここでは壁穴の修理・修復について、自分で施工する場合と業者の方に施工してもらう場合に分けて、メリットやポイントなどを紹介していきます。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・壁穴の修理をDIYで行うにはメリットもデメリットも存在する
・業者に依頼すれば30分程度で終わるが高額になる
・大きな穴が開いてしまった場合には修理を業者に頼んだほうが良い
・賃貸物件の修理では事前に大家に相談する必要がある

出典:拳大の壁の穴の修理

あいてしまった壁穴がそんなに大きなものではない場合、DIYとしてご自身で壁穴を修理・修復することも可能です。最近はホームセンターやインターネットショップなどで簡単に必要な工具やアイテムが手に入りますし、初心者でも気軽に施工できるようなお手軽なものも販売されています。

また、壁穴を根本から修理・修復せずとも、壁に貼ることができるシールなどを壁穴に貼る人も多いようです。実際に最近は「剥がせるクロス」として動物やかわいい模様のウォールステッカーが販売されているので、こういったものを使用することで穴を目立たなくすることができるほか、ちょっとした模様替えにもなるのだとか。もちろん市販の修復キットなどを活用して、ご自身でしっかりと壁穴を修理・修復することもできますが、施工に自信がない方はこういったステッカーを使用しても良いかもしれませんね。

DIYのメリット・デメリットとは?

DIY自体は流行しているようですが、壁穴の修理・修復リフォームに関しては、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット
・安価で施工できる
・依頼などの手間が省ける
・自分好みの内装にチェンジすることもできる

デメリット
・施工のできあがりにムラがでることも
・手間や時間がかかる
・周りの壁紙と色や雰囲気が合わないことも

壁穴の修理・修復はリフォームの中でも決して難しい部類ではありませんが、業者に依頼すれば30分程度で終了することが多いようです。しかし、その際に駐車場代や出張費などもかかるため、自身で施工するよりは高額な費用がかかると言えるでしょう。

一方で、費用を抑えたいからといって無理にご自身で施工したとしても、結果的に失敗してしまうケースは少なくはないと思います。例えば壁紙のチョイスひとつとっても、壁穴の部分に貼ってみたら色合いが違っていたというケースは珍しくはないようですし、その場合逆に穴が開いていた箇所が目立ってしまうこともあるでしょう。さらに、同じ壁紙を使おうと思っていても、お目当てのクロスが販売していないということもあるようです。と言いますのも、クロスは入れ替えが激しい商品なので何年か経ってしまうと製造自体が終わっていしまっている商品もあります。そのため、なかには壁穴の修復にとどまらず、一面の壁紙を張り替える工事を行う方もいるようです。

より自然な仕上がりにするために

パテは乾燥するとやや縮むため、何度か重ね塗りした方がより綺麗に仕上げることができます。貼り直す壁紙が厚手だったり、凹凸感のあるものであれば、多少パテ処理が甘くても仕上がりには目立ちませんが、薄手の壁紙やつるっとした壁紙を貼り直す場合は、パテ処理の凹凸が目立ってしまうため、しっかりと均す必要があります。

また、ネジ穴などの小さな穴や少しのへこみであれば、補修用パテで埋めるだけという方法もとれます。その場合には穴に直接パテを塗り込み、サンドペーパーで均せば完了です。均した後は、ウォールステッカーなどを貼って補修跡を隠せば、自然な仕上がりになるでしょう。

必要な工具と方法の一例

DIYとして壁穴の修理・修復を行う場合、必要な工具や方法の一例を紹介していきましょう。

工具

・地ベラまたはカット定規
・パテベラ(ホシュパテに付属)
・鉛筆
・ローラー
・スポンジ
・カッター
・サンドペーパー
・補修用の壁
・ホシュパテ

方法

1.壁紙をはがす位置を決める
2.カットラインの内側の壁紙をめくる
3.リペアシートを貼りつける
4.パテを塗って延ばし、やすりがけをする
5.補修用壁紙を仮貼りしてカットラインを入れる
6.下地側の壁紙をめくって継ぎ目にローラーをかける
7.はみ出たのりを拭き取る

パテがなかなか乾かない場合は、ドライヤーで乾かしながら行うと良いでしょう。また、最初に切り取っておいた壁紙はきちんととっておくようにしてください。最後に壁紙を貼りなおすときにつなぎ合わせて再利用できます。

壁穴の修理・修復を業者さんに依頼する場合

壁穴の修理・修復を業者の方に依頼する場合、なによりまず出来上がりが異なるかと思います。また、先ほどご自身で施工できる壁穴の修理・修復方法は紹介しましたが、あくまで15~20センチ以下ほどの比較的小さな穴である場合の対処法となるので、それよりさらに大きな穴が開いてしまった場合には、きちんと業者の方に施工を依頼したほうが良いでしょう。

業者に施工してもらう場合のポイントとは?

続いては、業者に壁穴の修理・修復を施工してもらう場合に抑えておいてほしいポイントをいくつか紹介していきましょう。

監修者コメント
監修者画像

思い切ってプチリフォーム

築10年以上たっている場合、同じ壁紙はまずないと考えて良いでしょう。もし同じものがあったとしても、日焼けなどで色合いが変化している可能性が高いので、壁紙の部分的な張替えはあまりおすすめ出来ません。穴が開いた位置や大きさにもよりますが、目立つ場所であればその壁一面の壁紙を張り替えるのが最も綺麗な仕上がりになるでしょう。
好きな色にしてみたり、ソファなどの家具と合わせた色柄にしてみたり。修理しなければならない…とネガティブに捉えず、プチリフォームをする良いきっかけになった!とポジティブに捉えて見てはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

壁穴の修理か壁一面の張替えかで費用が異なる

壁穴の修理・修復リフォームの際、場合によっては壁一面のクロス張替え工事につながるケースもあるようです。例えば先ほども紹介したように既存の壁紙クロスが製造中止になってしまっている場合や新しい壁紙が周囲となじまない場合などは、壁一面の壁紙を張り替える工という手もあります。そうすることで部屋全体の雰囲気を変えることもできますし、より明るい部屋にすることも可能なので、その分費用は掛かりますがメリットも多いリフォームになると言えるでしょう。

賃貸マンションにお住みの場合はリフォーム前に確認を!

所有しているマンションや住宅ならば問題はありませんが、賃貸マンションにお住まいの場合は壁に穴が開いてしまったからといって勝手にリフォームしてしまうと契約違反になることもあるので注意しましょう。もし修理したい場合には、管理会社にあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

壁穴の修理・修復にかかる費用の価格相場

壁穴の修理・修復を業者の方に依頼した場合、工事費用の価格相場は1.8~3万円と言えるでしょう。しかし先ほど紹介したような壁穴の修理・修復か壁紙の張替えかといった施工方法の違いや壁紙の種類、穴の大きさや深さなどによって費用は変動するようです。

まとめ

壁穴の修理・修復を業者に依頼する際には、複数の業者に見積もりを出してもらったうえで比較して検討することをおすすめします。ぜひ参考にしてください。

壁穴修理・修復をお得に行うには?

壁穴修理・修復を行ってくれる業者を自分で探して、複数の業者に見積もりを依頼するのはなかなか大変です。そこで便利なのが、リフォームのポータルサイト「家仲間コム」です。サイト上に壁穴修理・修復の概要を書き込むだけで、業者からの見積もりや提案が届きます。見積もり依頼は匿名で行えるのでしつこい営業の心配もありません。完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

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監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
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編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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