鏡の取り付けは自分でもできる|DIYでの取り付け方と価格相場をご紹介

鏡の取り付けは自分でもできる|DIYでの取り付け方と価格相場をご紹介

家の中には、いろいろな場所に鏡が置かれていますよね。そんな鏡ですが、取り付けようと思った際、業者の方に依頼することもできますし、自分で施工することもできます。今回は、鏡の取り付け方法や業者に依頼した場合の費用相場について紹介します。まずはこの記事のポイントです。

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POINT この記事のポイント

・鏡の取り付けは自分でも業者に依頼してもOK
・鏡の取り付け方法は主に「吊り下げる」「とっこ式固定金具を用いる」「直貼りする」
・業者に鏡の取り付けを依頼した場合の価格相場は約4~6万円

鏡の取り付け方法は大きく分けて3種類!

「鏡」と一口に言ってもさまざまなものがあります。コンパクトミラーも一つの鏡の形ですし、もちろん家の中に置かれている、ウォールミラーと呼ばれる壁掛け鏡も鏡の一種です。まずは、そんな壁掛け鏡の取り付け方法を3つに分けて紹介していきましょう。

1. 吊り下げる方法

JフックJフック(※画像はイメージです)

最初は、自分でも簡単にできる鏡の取り付け方法として、工具を用いて吊り下げるやり方を紹介しましょう。まずはJフックと呼ばれる工具を用いた取り付け方法です。Jフックとは、その名の通りJの形をしているフックのことです。この方法は、簡単に言えば壁にJフックを設置することでそこに鏡を吊るすというものとなります。

Jフックで鏡を取り付けるという方法は、鏡を取り付ける方法の中でも1位、2位を争うくらい簡単です。しかし、それうえデメリットもあります。Jフックは重量に弱く、重みのあるものは吊り下げることができないのです。具体的には11キロ以上のものは、鏡でなくても吊り下げることは難しくなります。

また、鏡を吊り下げる形での取り付け方法は、壁材を選んでしまいます。最近は、多くの家で壁が石膏ボードと呼ばれるものとなっています。壁が石膏ボードですと、ピクチャーレールなども取り付けやすいというメリットもありますが、あまり重量のあるものを吊るすことができないというデメリットもあります。

家の壁が石膏ボードかどうか確かめる方法としては、コンセント部分が役に立ちます。まずコンセントのカバーを外し、カバー裏となっている部分を突きます。その際、先端に白いチョークのような粉がついたのなら、その壁は石膏ボードとなります。

石膏ボード用のアンカー石膏ボード用のアンカー(※画像はイメージです)

現在は、壁材が石膏ボードであっても鏡を取り付けられるようにと、石膏ボード用のアンカーが販売されています。これはドライバーでアンカー内にネジを組み込むことができるため、ある程度重量感には耐えることができるようになっています。ちなみにアンカー一つ当たりの耐荷重は5キロほどです。

もちろんすべての家の壁が石膏ボードというわけではありませんので、先述した工具たちを使うことなく鏡を取り付けることもできます。例えば壁に下地材が確認できる場合は、その下地材にフックを設置することで、ある程度の重量は耐えることができますし、木の柱などがある家ではそこにフックを設置することもできます。

こういった場合、多くはフックの耐荷重によって吊り下げることができる鏡の重さが左右されてきます。反対に、石膏ボードなどですと、しっかりと対策をしないと、フックが既定の耐荷重まで耐えることができないこともあるため、せっかく設置した鏡も落ちてしまう可能性もあるのです。

また、重い鏡をフックで吊り下げたい場合は、壁を補強する必要もあります。例えば壁材の上から板などを設置し、その上にフックを取り付け鏡を吊り下げるなど、十分に補強をしておけば後々の事故の可能性も低くなります。

2. とっこを用いて鏡を取り付ける方法

とっことっこ(※画像はイメージです)

続いては、とっこやハングマンと呼ばれる工具を用いて、しっかりと鏡を固定しながら取り付ける方法を紹介しましょう。まずとっこですが、正確には「とっこ式固定金具」といいます。

これを壁側と鏡側に取りつけて、それらをひっかけて鏡を固定しながら取り付けます。こちらは特にフレームミラーなどを取り付けたい場合におすすめの設置方法となります。とっこ式固定金具は、金属のものもあれば木製のものもあります。ぜひお好みに合わせて選んでみてください。

3. 鏡を直貼りする

最後は、鏡を壁側に直貼りする方法を紹介しましょう。これはその名の通り、鏡を専用のボンドや接着剤、両面テープなどで壁に直貼りする方法となります。軽めの鏡であれば、直貼りが可能となります。この場合、注意すべきは壁紙を剥がしてから鏡を設置する必要があるということです。

壁紙の上から鏡を取り付けてしまうと、いくら鏡自体の重量が少ないものを選んでも、どうしても重みに耐えられないことがほとんどです。したがって、重さに耐えきれず鏡が落下してしまう危険性も高くなります。

このように、壁に鏡を直貼りする場合は、その箇所の壁紙を剥がして、壁に直貼りするようにしましょう。また、この場合工具などもあまり必要ないため、安価で取り付けも可能となります。複数の鏡を同じ場所に並べて取りつけたい場合は、片長チャンネルなどの工具を用いると便利です。

鏡を直貼りする方法は、ダンススタジオなど、大型の鏡張りの部屋などにも採用されています。ちなみに鏡を直貼りしたほしいと業者の方に依頼すると、他の鏡の取り付け方法よりも安価で済みます。

監修者コメント
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自分で取り付けるなら、割れない鏡が安心

鏡の取り付けは自分で行う方法もありますが、ガラス製の鏡は思ったよりも重く、万が一落下してしまったら割れて危険ですね。そんな時は、割れない鏡がおすすめです。フィルムや金属などでできていているもので、ガラスよりも軽量で、なんといっても割れないというのが安心です。そのかわりに衝撃が加わると歪みやすいという弱点はありますが、自分で簡易に取り付けたいという場合は、ぜひ安全第一でいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

鏡取り付けにかかる費用の価格相場とは?

それでは最後に、鏡の取り付けにかかる費用の価格相場を紹介していきましょう。鏡の取り付けはご自身で施工することもでき、その場合は比較的安価となります。しかしどうしても安全性などを考えると、業者に依頼したほうが確実でもありますよね。

業者の方に鏡の取り付けを依頼した場合、その価格相場は4~6万円となります。もちろん取り付けたい場所の下地状況や、鏡の種類などによっても価格は変動してきますので、まずは一度業者の方に見積もりを依頼してみてください。

まとめ

鏡の取り付けは、ご自身でも簡単に施工できるものから、業者の方にしっかりと施工してもらう必要があるものまでさまざまにあります。ぜひご自身の要望や用途にあった方法で鏡を取り付けてみてください。

監修者コメント
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大型の鏡はプロに依頼しよう

壁一面に大きな鏡があると、お部屋も広く見えて素敵ですよね。継ぎ目なく大きな鏡は見た目にもスタイリッシュで魅力的ですが、ガラス製の大きな鏡は取付に細心の注意が必要です。とても重いため落下の心配はもちろん、歪みに弱いという性質もあり、地震時などの壁の歪みに追従できずに割れてしまうこともあります。安全に取り付けるためにも、大型の鏡はプロに依頼し、建物の状況に合わせてしっかり取り付けてもらえると安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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