キッチン・台所リフォームの価格相場|抑えるべきポイントとは
キッチン・台所は、毎日使う場所だからこそ、快適な造りにしたいもの。今回は、そんなキッチン・台所について、リフォームする際に抑えておきたいポイントやかかる費用の価格相場などを紹介していきたいと思います。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・キッチンには大きく分けて「Ⅰ型キッチン」「Ⅱ型キッチン」「U字型キッチン」「L字型キッチン」の4種類がある
・キッチンリフォームをする際には「キッチンの特性を踏まえたうえで検討すること」「どこを改善したいのかを明確にしておくこと」などが重要
・キッチンリフォームの価格相場は、50~150万円程度
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キッチンの種類と配置方法
昔と比べて、システムキッチンが台頭してきたこともあり、さまざまな種類や配置のキッチン・台所が現在市場に出ています。まずは、それぞれのメリット・デメリットに触れながら特徴を紹介していきましょう。
キッチンの種類は大きく分けて4種類
まず、キッチンの種類から見ていきましょう。キッチンの種類は、その形によって大きく分けて4種類に分類できます。
1. Ⅰ型キッチン
コンロや水道などを一列に配置したキッチンです。メリットとして、狭い場所に配置できるという面もありますが、デメリットとして大きさによっては作業効率が悪くなるということが挙げられます。
2. Ⅱ型キッチン
調理スペースを二つに分け、向かい合わせに設置したキッチンのことです。Ⅰ型よりも作業効率が上がるというメリットがありますが、逆に広さによっては作業しづらくなることがデメリットとして挙げられます。
3. U字型キッチン
調理スペースをコの字型に設計したキッチンのことです。収納スペースを十分に確保しやすいというメリットがありますが、場所を持て余してしまいがちというデメリットもあります。
4. L字型キッチン
調理スペースをL字型に設計したキッチンです。Ⅰ型と比べて調理スペースを十分に確保できるというメリットがありますが、デットスペースを生みやすいというデメリットもあります。
キッチンの配置方法は大きく分けて3種類
続いては、キッチン・台所を実際に配置する際に知っておきたいバリエーションを3つ紹介していきましょう。
1. オープンタイプ
リビング・ダイニングとキッチンが一体化している配置方法です。この場合、配膳や片付けがしやすいというメリットがありますが、調理の際に発生する匂いなどがそのままリビング・ダイニングに広がってしまうというデメリットもあります。
2. セミオープンタイプ
リビング・ダイニングとキッチンの間にカウンターなどを設置することで、完全に一体化はしていないタイプのキッチンです。家族とコミュニケーションをとりながら調理できるというメリットがある一方で、オープンタイプと比べて開放感がないということがデメリットとして挙げられます。
3. クローズドタイプ
リビング・ダイニングとキッチンが別々の空間に設置されている配置方法です。調理の際に出る煙や匂いを遮断できるというメリットがある一方で、配膳や片付けの動線が悪くなることがデメリットとして挙げられます。
このように、キッチンにはさまざまな種類・配置方法があります。キッチン・台所をリフォームする際は、それぞれの特性を生かせるように、ご自宅の事情も考えて検討する必要があるのです。
キッチン・台所リフォームで抑えておきたいポイント
続いては、実際にキッチン・台所をリフォームする際に、抑えておきたいポイントを3つ紹介していきましょう。
キッチンの特性を踏まえたうえで検討する
例えば子供の様子を見ながら調理をしたいというお母さんも多いかと思います。もしくは、子供と一緒に調理がしたい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういったことをイメージしながら、どういったキッチンならばそれが実現できるのかを想像することがまず大事になってきます。
一方で、子供と一緒に調理したいから調理台の高さを低めに設置したい、という方も中にはいらっしゃいます。しかし子供は成長が早く、どんどん背も伸びていきますので、あまり調理台を低く設置してしまうと後から不便さを感じる方も多いです。
逆に、高齢になっていくにつれ、あまり調理台が高く設置してあると腰や足に負担をかけてしまい、調理しづらくなることもあります。キッチン・台所をリフォームする際は、そういった先のことも踏まえてから検討する必要があるのです。
どうしてリフォームしたいのか、不満な点をリストアップしておく
キッチン・台所リフォームは、決して安い買い物ではありません。工事によっては大掛かりなものになり、500万円前後かかることもあります。したがって、リフォームの際に、「どこを改善したいのか」を明確にしておくことが大切なのです。
例えば目的を明らかにせずに「ここも」「あそこも」とリフォームしてしまうと、かなり高額な工事費を請求されるかと思います。そうではなく、「キッチンが老朽化してきたから設備を変更したい」、「ガスコンロをIHクッキングヒーターに変えたい」など、明確な目的を持ってリフォームに臨むことで、他の箇所に費用をかける必要がなくなるのです。
こだわりすぎると高額になることも
キッチンの壁紙や取っ手などは、素材にこだわりすぎると、それだけでかなり高額な工事費を請求されることもあります。できるだけ費用を抑えたいのならば、妥協点を見つけることも大切ですよ。
キッチン・台所リフォームにかかる費用の価格相場
最後にキッチン・台所リフォームにかかる費用の価格相場を見ていきましょう。一般的な価格相場は、50~150万円となっています。一方で、リフォームの内容によってかなり費用は変動していきますので、ぜひまずは信頼できる業者の方に見積もりを出してもらい、検討してみてください。その際は、複数の業者の方に依頼することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?キッチン・台所は使いやすさを重視する必要があります。ぜひ使う方が快適に利用できるようなキッチンにするためのリフォームを心がけてください。そのためには、まずしっかりとポイントを抑えてリフォームを検討しましょう。ぜひ参考にしてください。
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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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