オーダーメイドのカップボードの魅力｜耐震性と収納力を上げるためには？
カップボードは、増えやすい食器の収納やキッチン家電収納に便利で、見た目にもスッキリするのであると重宝する収納設備です。カップボードをオーダーメイドで作ると耐震性がアップするので、地震が多い日本の住宅にとって安心できますよ。
今回は、既製品とオーダーメイドのカップボードの違いや費用目安を解説します。ご自宅のキッチンや動線に合ったカップボードをオーダーすると、既製品とは全く違う使い勝手の良さに感動しますよ！まずはポイントを紹介します。
POINT この記事のポイント
・オーダーメイドのカップボードの設置費用目安は10万円～70万円
・オーダーメイドのカップボードで耐震性を上げられる
・セミオーダーのカップボードもおすすめ
・5つのポイントで価格は変動する
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既製品とオーダーメイドのカップボードの違い
カップボードは多くの既製品があり、色やデザインも豊富です。オーダーメイドで設置しなくても特に問題はないような気がしますよね。では、既製品とオーダーしたカップボードの違いにはどんな点があるでしょうか？それぞれの特徴を見てみましょう。
1-1. 既製品のカップボードのメリット
出典：突っ張り式 薄型 引き戸 キッチン収納 食器棚｜ディノス
商品価格：41,020円～
インターネット通販でも手軽に購入できることから、既製品のカップボードを設置している方も多いです
1-1-1. 種類が豊富
おしゃれなインテリアショップやアンティーク家具にもおしゃれなカップボードがたくさんありますね。既製品のカップボードは、種類が豊富で、好みに合ったインテリアテイストのものが見つかる可能性はかなり高いです。
1-1-2. 価格は安いものから高価なものまで
既製品のカップボードはホームセンターでも購入でき、数千円程度から購入できるので賃貸住宅の方は助かります。デザインや素材にこだわったカップボードは高価なものも多いですが、その分統一感のあるキッチンインテリアを作ることができます。
1-2. 既製品カップボードのデメリット
既製品カップボードの最大のデメリットは、地震に弱い点です。
1-2-1. 耐震性が低い
出典：ニトムズ ふんばる君｜東急ハンズ
商品価格：1,080円～
既製品のカップボードはキッチンスペースに置くだけなので、固定していない場合、転倒してしまう危険性があります。過去に引越しをした際、引越し業者の方に聞いた話では、天井と家具との隙間に突っ張るタイプの転倒防止グッズでは重量のあるカップボードをしっかり固定することは難しく、地震がくると倒れてしまうことが多いそうです。何らかの対策はしておいたほうがよいでしょう。
1-2-2. サイズ選びが難しい
既製品のカップボードでもサイズバリエーションは豊富ですが、収納方法や置きたい場所に合わせたぴったりサイズのものを探すのは難しいです。カップボード一台で考えるより、形や大きさを組み合わせてぴったりサイズになるよう探す方法もおすすめです。
筆者宅は、カップボードではありませんが、レンジ台横の幅30cm程度の隙間に収納家具が欲しかったものの最適な商品が見つからず、結局、園芸用のラックで希望通りのサイズが見つかったので収納家具代わりに取り入れました。耐荷重量があるので、まとめ買いした重い飲料のストック場所として重宝しています。
2-1. オーダーメイドのカップボードのメリット
オーダーメイドのカップボードの最大のメリットは耐震性に優れていることです。
2-1-1. 耐震性が優れている
オーダーメイドのカップボードは、天井と床に固定するため頑丈で耐震性に優れています。収納するものに合わせて耐荷重量を選んで強度を高められる点も大きなメリットです。扉には、地震対策としてドアが開きにくいような留め具があるタイプもあります。
2-1-2. サイズがぴったり
オーダーメイドのカップボードは、スペースに合わせて造作していくので、もちろんサイズはピッタリです。
参照：【費用例あり】キッチンリフォームの収納位置は高さと動線に注目！
既製品のカップボードを置いた時のように隙間がないので、ほこりやゴミが溜まらず清潔に使えます。
2-2. オーダーメイドのカップボードのデメリット
オーダーメイドのカップボードのデメリットは設置費用です。
2-2-1. 設置費用は高め
キッチン収納（※画像はイメージです。）
既製品のカップボードと比べると、オーダーメイドのカップボードは採寸から造作まで職人さんの人件費と労力がかかりますので、設置費用は高くなります。オーダーメイドのカップボードの設置費用目安は、10万円～70万円と差があります。
設置費用は下記のポイントで差が出ます。
・サイズ
・使用する素材
・扉の有無
・機能（引き出し、スライド棚、昇降式など）
・コンセントの有無
既製品でも素材やデザインにこだわったものは10万円以上しますので、オーダーメイドだからといって高すぎるというわけではありません。色やデザイン・機能に至るまですべて完全オリジナルのオーダーメイドは、最も使い勝手が良く、キッチン収納も家事の動線もスムーズになります。
セミオーダーメイドのカップボード｜LIXIL
画像提供：リシェル カップボード｜LIXIL
出典：リシェル カップボード｜LIXIL
「オーダーメイドでカップボードを作りたいけどどう作ってもらえばいいかイメージがわかない」という場合は、セミオーダーもおすすめです。セミオーダーメイドは、ある程度決まったパーツの中からお好みのデザインや機能を組み合わせるので、フルオーダーメイドより決めやすく価格も明確な点が魅力です。
LIXILの「リシェル」シリーズでは、高さ85cm～235cmまで対応したカップボードをセミオーダーメイドで作ることができます。
扉も、透けるタイプや丸見えにならないフロストタイプなど、見せる収納と見せない収納に合わせて選べます。壁面に設置するタイプと、キッチンとダイニングの間などに間仕切りとして設置できるタイプもあり、設置スペースの幅が広がります。
カップボードのオーダーメイドまとめ
カップボード（※画像はイメージです。）
カップボードは、オーダーメイドするとご自宅のキッチンにピッタリのサイズに仕上がり、見た目にもすっきりしてスタイリッシュに整います。天井と床にしっかりと固定するので、耐震性が上がる点も大きなメリットです。大切な食器や高価なキッチン家電も地震から守ることができて安心です。
カップボードは天井や壁に固定するので、ついでに壁紙リフォームもおすすめです。
参照：キッチンの壁紙におすすめな5つの機能｜他のリフォームと同時施工がお得です
カップボードのオーダーメイド費用を一括見積り！
カップボードをオーダーメイドで作りたい場合は、複数の業者さんに見積もりを依頼して費用を比較検討しましょう。訪問見積りでキッチンのサイズを測ってもらい、どういった機能や形のカップボードが欲しいか、収納量はどれぐらいを希望するかなどを伝えて、具体的な見積もりを出してもらうと比較しやすいですよ。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいるので、セミオーダータイプのカップボード商品の場合は割引があることもあります。
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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 （おおなが かずひろ）
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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