カーポートの撤去工事のすべて|撤去後の活用方法と費用目安を解説

カーポートの撤去工事のすべて|撤去後の活用方法と費用目安を解説

カーポートの撤去のタイミングとしては、自然災害による破損や車を保有しなくなった場合などが多いです。カーポートの設置には20万円以上の費用がかかりますが、撤去費用はどれぐらいかかるのでしょうか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・カーポートの撤去費用目安は、10万円程度
カーポートの撤去工事内容は、「地面の上に設置しているカーポート本体のみ撤去」もしくは「カーポート本体の撤去とコンクリートで固めた基礎部分まで解体」の2パターンに分かれる
・カーポートの撤去はDIYでも行えるが、「重量があるので複数人で作業を行う」「屋根の解体は落下に気を付ける」「工具が必要」などに注意が必要

カーポートを撤去するタイミング

カーポートは大型台風などの被害によって破損してしまうことがあります。その場合、修理が可能であれば修理しますが、修理不可能な場合は撤去することになります。

関連記事:カーポートを修理したい人必見!保険適用できるカーポートの修理事例

また、高齢者による自動車事故が増えていることから免許を返納する方も多くなっており、その場合は車を手放すと同時にカーポートも不要になり撤去を考えるケースが多いです。カーポートの設置から数十年経って経年劣化している場合も撤去のタイミングです。一般的にカーポートの耐用年数は約10年~20年程度ですので、これ以上の年月が経過していたら基礎部分や材質が劣化している恐れがあります。撤去をしておいたほうが安心です。

カーポートの撤去費用目安

カーポートは、基本的に部品を解体するだけなので10万円以内で撤去できます。駐車台数によるカーポートの撤去費用は下記をご参考にしてください。
 

駐車台数 撤去費用目安
1台 2万円~3万円
2台 3万円~5万円
3台 7万円~9万円
基礎(柱一本あたり) 0.7万円~0.8万円


上記の基礎部分の費用は、コンクリートで固めている基礎の撤去をする場合に発生します。

カーポート本体のみ撤去

カーポートの本体はボルトで固定されているので、ほとんどの場合手作業で解体していきます。解体手順は下記の通りです。

1. 屋根部分の撤去
2. 柱部分の解体
3. 基礎コンクリートの上面を切断して完了

カーポートの撤去後に何も設置する予定がない場合は、コンクリートの基礎部分を斫り(はつり)せず、そのまま置いていても問題はありません。

カーポート本体の撤去と基礎部分の解体

基礎部分の解体もしたほうが良いのは、カーポートの撤去後に何かを設置する場合です。例えば新しいカーポートを新設したり、物置や離れを造ったりするケースです。コンクリートの基礎は、約60cm程度の深さで地中に埋められています。基礎の撤去をする場合は、掘削機を使用して掘り起こします。掘り起こしてコンクリートの基礎を撤去したあと、舗装して完了です。

カーポートの撤去はDIYでできる?

カーポートの撤去費用を抑えるためにDIYで出来ないかな?とお考えの方もいらっしゃると思います。基礎部分を残してカーポート本体の撤去だけであれば、DIYでも不可能ではありません。注意点は下記の通りです。

・重量があるので複数人で作業を行う
・屋根の解体は落下に気を付ける
・工具が必要


カーポートを撤去したあとは廃材処分費用がかかります。廃材を運ぶための軽トラックのレンタル費用と廃材処分費用で約1万円は見ておきましょう。

手間と安全性を考えると業者に依頼したほうが安心

カーポートを解体する作業は経験のない方の方が多いので、時間と手間がかかります。高所作業や重い物を運ぶのも危険が伴いますので、労力と安全性を優先させると業者さんに依頼したほうが安く済む場合があります。カーポートの撤去費用見積もりをもらって、費用対効果を検討してみてくださいね。

自然災害が原因なら火災保険で負担費用ゼロに?

台風などの自然災害によってカーポートが破損して、撤去しなければいけない場合は、火災保険が適用されて費用負担がゼロになる場合があります。火災保険が適用される条件として「撤去後に新設する場合」と定義されている場合もありますので、ご加入の火災保険の契約内容をよく確認しておきましょう。

カーポートの設置・撤去を行ってくれる業者さんであれば、火災保険についての知識もあるので見積もり依頼の際に忘れずに質問してみてくださいね。

監修者コメント
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火災保険で自然災害に備えよう

カーポートは大きな屋根を支える構造のため、台風や大雪など自然災害による被害を受けやすい場所でもあります。自然災害によって破損してしまった場合は、まずはご加入の火災保険会社に問い合わせ、補償の対象になるかどうか確認してみましょう。近年は気候変動によって、大型の台風や大雪に見舞われるリスクが増えています。この機会に保険を見直し、自然災害への備えをしっかりしておけると安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

カーポート撤去後の活用方法

カーポート セルフィ|三協アルミ画像提供:カーポート セルフィ|三協アルミ


出典:カーポート セルフィ|三協アルミ
商品価格:23.4万円~

カーポートを撤去した後に新しいカーポートを新設する以外は、約3~4坪(5帖~7帖)程度のスペースが空きますので、空きスペースにしておくのはもったいないですね。

関連記事:カーポートの設置・交換に実際にかかる費用と工事の種類とは?

カーポート撤去後の活用方法としては、住宅の景観が良くなる庭や花壇の設置がおすすめです。

関連記事:
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監修者コメント
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カーポートは面積にご注意を

屋根のあるカーポートは、建築物として建築基準法が適用されるため、建築面積や床面積に算入され、場合によっては着工前に確認申請が必要になることもあります。これらの面積は敷地に応じて上限が決まっており、上限を超えて建築することはできません。今まで設置してあったからといっても、新しく設置する際には新たに検討し、適法に設置する必要があります。我が家が違法建築とならないよう、工事は必ず信頼できるプロに相談しましょう。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

カーポートの撤去費用を一括見積り!

カーポートの撤去費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。撤去後にカーポートを新設する場合は、撤去工事と同時に依頼すると本体価格の割引をしてもらえることが多くてお得です。新設しない場合はコンクリートの基礎部分まで撤去しておけば、あとあと何かを設置したいと思った時に工事が簡単に済みますよ。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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