珪藻土リフォーム、気になる価格相場と工事内容を徹底調査!

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リフォームの中でも、塗装に関するものは数も多いです。その中でも、珪藻土や漆喰などの自然素材を使用して壁を塗装するリフォームは人気もあり、施工数もたくさんあります。

一方で、自然素材といわれていますが、漆喰珪藻土について、詳しく知っている方は多くはないかと思います。これらはそれぞれ特性や特色があり、メリットやデメリットも多々存在しています。

そこで今回は、そんな自然素材の中でも珪藻土を使用したリフォームについて、その価格相場と工事の内容のほかにも、実際の珪藻土についても詳しくご紹介していきたいと思います。

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気になる自然素材、珪藻土ってどんなもの?

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まずは珪藻土について詳しくご紹介していきたいと思います。そもそも珪藻土とは、「珪藻」と呼ばれる藻の化石が堆積して出来たもののことを言います。珪藻素は耐火性にも優れていることから、古くから日本では七輪などの原材料としても使用されてきました。輪島塗などの漆器にも、耐性を整えるため珪藻土を漆にまぜて使用されることでも知られています。

また、珪藻土はそのようなものだけでなく、私たちが実際に口にするものへも使用されています。例えば生ビールの製法の中では、酵母菌を取り除くために珪藻土が使われていますし、戦時中には食料の乾パンやビスケットなどの増量剤として使用されていたこともあるのです。

そんな珪藻土ですが、特徴としてあげられるのはその断熱性耐火性調湿性の高さです。その特性ゆえに建材としても他の用途としても広く使用されています。また、珪藻土は日本でも産出されていて、具体的に言えば秋田県や石川県などが産地として知られています。

珪藻土のメリット・デメリットとは?

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先ほどご紹介した通り、珪藻土はいろいろな用途で使用されている便利な素材でもあります。しかしもちろん万全な素材というわけでもなく、メリット・デメリットはいくつか存在するのです。

・珪藻土のメリットとは?

まず珪藻土をリフォームの際に使用する際、決め手となる特性がその調湿性の高さです。珪藻土がもともと水分や油分を貯めこみやすい性質であることも一理ありますが、多くはその多孔性にあります。珪藻土は小さな穴がたくさん開いている素材なので、漆喰などに比べても調湿性が優れているといえるのです。

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以前は塗り壁として、漆喰を選ぶことが多かったのですが、家自体の性質や素材が変化していくにつれ、珪藻土の方が調湿性や脱臭性に優れていると考えられるようになりました。また、漆喰の特性であったつるっとした触感も、技術が進むにつれ珪藻土でも似た感じが再現できるようになったため、選択の幅も広がってきていることもメリットの一つです。

また、漆喰と比べて珪藻土は扱いも楽で、塗りやすいことからDIYとしてご自身で塗装する方も増えてきています。インターネットのショップや、大型のホームセンターなどで実際に珪藻土を購入することもできますので、気になる方はぜひ検討してみてください。もちろんきちんとプロの方に施工してほしい方は業者の方に依頼もできますが、DIYの方が比較的安価で済みます。

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・珪藻土のデメリットとは?

それでは反対に、珪藻土のデメリットについてご紹介していきましょう。珪藻土を選んだ方の苦情の中には、ぽろぽろと壁が崩れてしまった、などといった声もあります。これはもちろん珪藻土の種類にもよりますが、中には悪質な珪藻土もあり、危険性が高いものもあるのです。

一例としてあげれば、珪藻土には発がん性があるとのことで、海外では禁止されている国もあります。いろいろな意見があるので、詳細は明らかではありませんが、焼成をしなければ発がん物質は抑えられるという意見も出ています。

また、元来の化石の堆積物である珪藻土だけでなく、建材として使用される珪藻土はいろいろなものが含まれています。珪藻土自体は固まることができないので、固定材が含まれることが多いですが、その多くは石灰や接着剤となっています。それは仕方がいないのですが、中にはオリジナルの珪藻土自体をほんの少しだけしか混ぜずに生成した粗悪品の珪藻土も販売されているため、施工するにあたっては、十分な注意が必要となってくるのです。

珪藻土リフォーム、どんなものがあるの?

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それでは実際に、珪藻土を使用したリフォームについてみていきましょう。珪藻土は多くは塗り壁に利用される自然素材で、特にマンションなどの集合住宅では多く使用されています。理由としては、特色である調湿性や脱臭性の高さがあげられますが、特にスペースが限られていればそうであるほど調湿性が発揮されるため、重宝されているのです。くわえて、珪藻土は耐火性にも優れているため、万が一の火災などの事故の際、ガスが出にくいこともメリットとして考えられています。

また、中古物件をリフォームする際も珪藻土はよく使用されます。以前のにおいなどが残ってしまうと、どうしても嫌厭されがちですので、その点脱臭性が優れている珪藻土ならば、そういった悩みも解消されることが多いのです。

珪藻土リフォーム、その価格相場とは?

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珪藻土と一概に言っても、いろいろなメーカーが販売していますので、値段も多少変動していきます。安いものが悪いというわけではなりませんが、ご自身で選んで購入する場合はしっかりと内容も確認してから購入することをお勧めします。

一方珪藻土リフォームに関していえば、価格相場は20万円以下と考えられています。塗る下地の素材や広さによっても異なってきますが、工期は大体1日~5日ほどであることがおいです。価格だけ見ると、珪藻土リフォームは比較的高額とされていますが、ビニールクロス張りなどと比べると、圧倒的に耐用年数も長く、補修なども簡単であるため、長持ちはします。一方で、ビニールクロス張りとは違って、汚れた場合拭き掃除だけではすまないことから、メンテナンスなどはなかなか面倒であることは面等に入れておいてください。

まとめ

いかがでしたか?珪藻土という素材を使用したリフォームは、メリットも多いため広く施工されています。しかし一方で、デメリットも存在するため、リフォームを考えている方はぜひしっかりと検討してからにしてみてください。迷っている方は、まずは業者の方に問い合わせてみることもお勧めします。

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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