結露防止の効果的な方法とは|対策のポイントは3つ

結露防止の効果的な方法とは|対策のポイントは3つ

気温が下がった朝に、窓が結露でビッショリした経験がある人は少なくないのではないでしょうか。快適に過ごすためにも結露防止で結露を防ぎたいものですよね。今回は結露防止について結露の発生理由から具体的な結露防止方法まで詳しく説明します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・結露は、「温度」「温度差」「湿度」を適切にコントロールすることで防止できる
・家で結露が発生しやすい場所は、寝室・リビング・ダイニング・押入れやクローゼットなど
・結露防止対策として人気があるのは、換気・除湿・暖房器具の見直しのほか、結露防止シート・結露吸水テープなどが挙げられる

結露が発生する原因は?

結露防止対策をする前に、敵を知る必要があります。結露がなぜ発生するのかを簡単に勉強しましょう。空気の中にも水分は含まれています。湿度○○%というのは、空気中に含まれる水分の割合を表しています。湿度が高いと、ジメジメして空気が重い感じがしますよね。また洗濯物も乾きにくい・・・。そうです、空気中の水分が多いからなのです。

湿度と空気中の水分の関係

温度によって、空気中に含めることのできる水分(水蒸気)の量が違ってきます。温度20度の場合、最大含めることのできる水蒸気の量(湿度100%)は17.5mmHgですが、温度10度の場合は10mmHgとなります。温度が低いと、含めることのできる水蒸気の量が少なくなります。この差が、結露の原因となります。

結露は簡単にいうと、冬の日に暖房によって室温20度に保たれた室内の空気が、外の気温5度で冷やされた窓ガラスに接していると、空気の温度が下がります。そうすると、空気に含めることのできる水蒸気の限界量が減ってしまいます。温度の低下により空気に含めることができなくなった水蒸気は、空気から溢れ出て水となってしまいます。その水がガラスに付着・・・。結露の発生です。

結露防止のキーワードは温度・温度差・湿度

湿度が高ければ空気中の水蒸気の量が多いので、温度が下がった時に溢れ出る水の量も多くなってしまいます。極端にいうと、湿度0%の場合はどんなに空気の温度が下がっても、溢れ出る水蒸気はないので結露は発生しません。つまり結露は、「温度」「温度差」「湿度」などが原因で発生してしまいます。これら、「温度」「温度差」「湿度」をコントロールすることで結露防止できるのです!

結露防止をしたい!結露を嫌がる訳

結露って本当に嫌ですよね。でも、なぜ結露を嫌うのでしょうか?

結露を嫌いな理由
1位:カビが生える原因になる
2位:カーテンなどが汚れる
3位:壁など建材が傷む
4位:臭う
5位:体調が悪くなる
6位:気分が悪くなる

「結露は健康に被害をもたらし、家を汚して傷める。」結露が嫌われる訳がわかります・・・。

お家で結露が発生しやすい場所は?

結露が発生しやすい場所

家の何処に結露が発生していますか?結露がひどい場所とそうでもない場所がありませんか?家の中で結露が発生しやすい場所は以下の通りです。

1位:寝室
2位:リビング
3位:ダイニング
4位:押入れやクローゼット


上記の結果からも分かる通り、「人は長時間過ごす場所」「湿気がたまりやすい場所」に結露は発生しやすいようですね。やはり人がいると、「湿度が上がる」「温度が上がる」など、結露の発生する要因が増えてしまいます。

どんな結露防止対策している?

結露の防止対策

なんとか結露防止をしたいものです。皆さんはどのような結露防止対策をしているのでしょうか?気軽にできる結露防止対策から、家自体に対策する大規模なものまで、結露防止対策はあります。結露防止対策の費用、0円から数千万円まで。様々な結露防止対策とは?

1. 結露防止対策 「お手軽編」

1位:換気
換気扇などを使って換気することで、室内の湿気の高い空気を排出することで結露を防止します。

2位:除湿
除湿機や除湿材をつかって、部屋や押入れの湿度を下げます。湿度は結露防止にはとても重要なポイントです。

3位:暖房器具の見直し
石油ストーブやファンヒーターなどの燃焼系の暖房器具は、水蒸気を発生させます。エアコンやオイルヒーターなど非燃焼系の暖房器具にするのも結露防止になります。

4位:家具の配置
室内に空気が滞留しないようにします。押入れやクローゼットの中も詰め込み過ぎないようにしたり、スノコをひいたりして空気が循環するようにします。

5位:湿度を上げる原因を排除
観葉植物などは水をあげますし、水分を多く含んでいます。ゆえに、観葉植物を置かないことも結露防止につながります。その他、発生した結露をすぐにふき取るなどがあります。

換気と除湿は、結露防止の王道です。これらに結露防止対策お手軽編を実践するだけでも、結露発生は軽減できるでしょう。

2. 結露防止対策 「商品編」

1位:除湿機
除湿機でお部屋の湿度を下げます。数万円しますが、除湿効果はとても高いです。

2位:結露防止シート
窓ガラスに貼って断熱効果により、窓際と室温の温度差を少なくして結露防止するというものです。多くの商品があります。価格は大体窓1枚(90×180cm)で数百円から千円程度が多いです。

3位:結露防止ヒーター
窓際に設置して窓際を暖めて、窓際と室温の温度差を少なくして結露防止するというものです。電気代はサイズや製品にもよりますが24時間で数十円くらいです。

4位:結露取りワイパー
これは発生してしまった結露を取り除くという商品です。価格は大体数百円から千円程度が多いです。

5位:結露吸水テープ
これは防止というよりも、発生してしまった結露をテープで吸い取るという商品です。価格は大体数百円から千円程度が多いです。

6位:結露防止スプレー
窓に被膜つくることで、水滴の成長を抑え再蒸発を促進して断熱効果を生みだし、結露防止するというものです。結露防止・結露対策商品には、「除湿系」「断熱系」「結露除去系」の商品があります。ニーズに合わせて商品を選びましょう。

3. 結露防止対策 「リフォーム編」

1位:ペアガラス
通常のガラスに比べ断熱効果が高いので、結露防止に効果があります。

2位:二重サッシ
現在あるサッシの室内側に、もう一枚サッシを取り付けます。寒冷地などでよく見られます。断熱性が向上するので、結露防止になります。結露防止以外には、防音効果が特に期待できます。

3位:調湿建材
調湿建材とは湿気の多いときは湿気を吸収し、少ないときは湿気を放出する調湿機能を備えた建材です。調湿壁材などがあります。湿度を調整することで、結露防止の効果が期待できます。

4位:断熱工事
家自体の断熱性を高めようというものです。充填断熱、外張り断熱、内断熱、外断熱などがあります。

※順位はインターネットの情報数や内容などを基に、独自の視点で順位決定しています。

断熱ガラスへの入れ替えや、調湿建材の施工をお得に行うには

結露防止に効果的な断熱ガラスへの入れ替えや、調湿建材の施工などはプロにお願いする必要があります。一度お近くの業者さんへ相談してみると良いでしょう。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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