階段に手すりを取り付け|階段手すりの値段や取り付け費用
小さい子供や高齢者のいる家で、また、そうでなくても家の安全性を高めるために、階段に手すりを取り付ける家が増えています。
家の階段からの落下事故は意外と少なくありません。
階段に手すりを取り付けることによって、そうしたリスクを減らして安全な住居にしましょう。
階段用手すりの値段は?
階段用の手すりの値段は、階段の段数や形状によって異なります。
階段用手すりは、5,000円から300,000円前後まで、幅広くあります。
一般的な階段用の木製安全手すりの場合、5,000円から40,000円程度のものがほとんどです。
■階段用木製手すり
上の写真のように、階段用の手すりは壁に取り付ける場合がほとんどです。
このように一般的な手すりを取り付ける場合には、手すりの値段は40,000円まででおさまる場合が多いです。
階段の形状は家によって様々ですが、カーブや角のある階段の家も少なくありません。
そのような階段に取り付ける手すりは、いくつかのパーツを組み合わせて作成します。
★階段用手すり棒
2mと4mが基本となる。
カットして長さを調整することも可能。
2m・・・1本3,000円〜8,000円
4m・・・1本4,000円〜15,000円
★手すりエンドブラケット
階段用手すり棒の両端に取り付ける。
衣服の袖が手すりに引っかからないようにするための役割も持つ。
1個700円〜5,000円
★手すり中間ブラケット
階段用手すりの中間に取り付けて
手すりがしならないように固定する。
1個600円〜2000円
★手すりジョイントブラケット
手すり棒同士をつなぎながら
手すりを壁に固定する役割をもつ。
1個1,000円〜6,000円
★手すりジョイント
手すり棒同士を連結する。
ジョイントブラケットと違い、壁への固定はできない。
1個500円〜3,000円
■階段用飾り手すり
この写真のように、階段に取り付ける飾り手すりの場合、手すりの値段だけで300,000円前後となる場合が多いです。
階段用手すりの取り付け費用は?
階段用の木製手すりを業者に取り付けてもらう場合、手すり代と取り付け工事費で50,000円〜100,000円前後となるケースが多くなっています。
業者に階段用手すりの取り付けを依頼した場合の費用例を見てみましょう。
例:角のある12段の階段に手すりを取り付けたい
(6段で右に曲がるタイプの階段の場合)
手すり・ジョイント金具代 | 27,000円 |
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手すり取り付け工事費 | 20,000円 |
税込み合計 | 49,350円 |
例:14段のU字型階段に木製手すりを取り付けたい
(下地がないので補強工事が必要となる)
手すり・ジョイント金具代 | 39,000円 |
---|---|
手すり取り付け工事費 | 36,000円 |
税込み合計 | 79,250円 |
※上記費用は一例です
階段用手すりの最適な高さは?
階段用手すりを取り付ける場合、高さに注意が必要です。
最適な高さとしては、段鼻(階段の床の角部分)から750mmとされています。
ただし、高齢者など階段の手すりを使う人が決まっている場合はその人の身体に合わせた高さに階段用手すりを取り付けるのがベストです。
その場合、腰の大腿骨の付け根にある大転子骨の高さに手すりの高さを揃えます。
大転子骨に階段用手すりの高さを揃える
階段用手すりを使う人が特に決まっておらず、家族みんなで使用する場合は段鼻から750mmの位置に手すりの高さを揃えて取り付けをしましょう。
階段用手すり取り付けの際の自治体助成制度について
■介護保険制度
基本的に65歳以上の人の介護や介護予防として階段への手すりの取り付けを行う場合、介護保険制度を使用することが出来ます。
20万円という上限はありますが、かかった費用のうち1割の負担で階段の手すりの取り付けが可能となります。
この制度は数回に分けて利用することが可能なため、上限20万円のうち階段の手すり取り付けに使用して余った分の金額は、別のリフォームに使用することが可能です。
■その他助成制度
自治体によっては介護保険制度とは別に、高齢者住宅改修費支援制度や障害者住宅改造費助成制度などといった制度を設けている場合があります。
これは各自治体によって制度の有無や内容が違ってきますので、階段への手すりの取り付けなど高齢者や障害者のためのリフォームを行う場合は自治体に相談をしてみましょう。
自分で階段用手すりを取り付ける場合の注意点
自分で階段に手すりを取り付けたいと考えている人も多いかと思いますが、その場合には注意しなくてはならないことがあります。
■手すりを取り付ける壁の下地を探す
階段の手すりは壁に取り付けるもの、ということだけで壁に適当に取り付けることは絶対にやめましょう。
壁には下地という柱になっている部分があり、その部分に手すりの取り付けをします。
下地の探し方は、慣れている人なら音で判断できますが、慣れない人は専用の工具を使用します。
下地探しsuper(左)、どこ太(右)どちらもシンワ測定製
上の写真はどちらも壁の下地を探すための工具です。
左のものはセンサータイプで、2000円前後で販売しています。
右のものは壁に針を刺して下地を探すタイプで、1000円前後で購入可能です。
階段の手すり取り付けを行う際は、このような工具を使用して必ず下地に取り付けましょう。
■高さ、長さの測定を正確に行う
階段の手すりの場合、カーブや角があるため手すり棒のカットが必要となることがあります。
手すり棒を購入する際にカットサービス(2000円前後)を利用してカットしてもらうことも可能ですが、自分で手すり棒をカットする場合長さをしっかりと測り正確にカットを行いましょう。
また、取り付け高さもズレがないよう、正確な測定が大切です。
自分で階段の手すりを取り付ける場合の注意点を挙げましたが、階段の手すりの場合自分での取り付けはお勧めしません。
手すりは想像より多くの負荷がかかります。
階段の手すりがもしも外れ落ちてしまった場合、階段からの転落はほぼ避けられません。実際にそのような事故の例もあります。
安全のために階段に手すりを取り付けるのに、逆にリスクを負ってしまっては意味がありません。
また、手すり棒同士のジョイントや壁に対して平行に取りつけることなどは、慣れないとかなり大変な作業となります。
階段の手すりの取り付けは業者に依頼し、安全に使用できる環境を整えることを強くお勧めします。
階段の手すりを格安で取り付けるには?
階段の手すりの取り付けを業者に依頼する場合、手すり棒や部品の値段と取り付け工事費によって費用に差が出てきます。
部材代と工事費をわけた見積もりをもらい、どのような内訳になっているのか確認してみましょう。
また、業者によって下地補強工事費込みの工事費になっている場合と、下地補強工事は別途料金がかかる場合があります。
補強工事の費用はどのようになるのかを確認してみましょう。
階段の手すりを格安で取り付けたい場合、すぐに一社に決めずに何社かの業者に見積もりを依頼してみましょう。
自分の家の階段の場合はどのくらい費用がかかるのか知り、数社に依頼することで適正価格もわかってきます。
また、手すりの取り付け位置などの相談もプロならではの視点からアドバイスをもらえることでしょう。
階段という、家の中でも怪我や事故のリスクの高い場所への手すり取り付け工事だからこそ、信頼できる業者を見つけ、しっかりと心配のない手すりの取り付けを行うことが重要です。
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