床暖房リフォームのメリット・デメリット|タイプ別にかかる工事費用

床暖房リフォームのメリット・デメリット|タイプ別にかかる工事費用

足もとからじんわり優しく部屋を暖めてくれる床暖房システム。しかし床暖房をわが家に導入しようと思っても、「どんな工事になるのか」「規模はどのくらいなのか」「高額な費用がかかるんじゃ・・・」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、床暖房リフォームについてそのメリット・デメリットや工事内容、規模、費用の価格相場などを解説していきたいと思います。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・床暖房取り付けのメリットは足元から温まる・空気を汚さない・結露発生を防ぐなどがあり、反対にデメリットはコストが高い・小さい子供は危険性が高いなどがある
・床暖房リフォームの施行方法は「既存の床を剥がして床暖房を設置する方法」か「既存の床の上に床暖房を設置する方法」の2種類がある
・床暖房リフォームの費用は30万円~80万円程度

床暖房取り付けのメリット1.足元からじんわり温まる

床暖房とほかの暖房器具の大きな違いとして、足元からじんわりと温めてくれるという点が挙げられます。さらに足元だけではなく、発生した熱が壁や天井に反射して拡散するため部屋全体を温めることももちろん可能です。また、ストーブなどとは違って直接火を使用するわけではないので、万が一の事故が起きる可能性も少ないと言えます。そのため、お年寄りやお子さんも安心して使用できるというメリットも考えられます。

床暖房取り付けのメリット2.空気を汚さず乾燥を防ぐ

先ほども述べた通り、床暖房は火を使わないため空気を汚す心配がありません。また、温風を流して部屋を暖めるようなエアコンなどの暖房器具とは違って、床暖房の場合は湿度を保ちながら部屋を暖めてくれるので空気の乾燥も少ないと言われています。そのため、ストーブやエアコンの風が苦手だという方や、お肌の乾燥に悩まされているという方には床暖房の方が好ましいと言えます。

床暖房取り付けのメリット3.結露発生を防ぐ

ストーブやヒーターといった室内で燃焼して効果を発揮する暖房器具の場合、結露の原因となる室内の水蒸気を発生させやすいと言われています。その点床暖房は暖房システム自害が異なるため、水蒸気の発生も少なく結露を防ぐことが可能であるようです。

床暖房取り付けのデメリット1.初期費用&電気代が高い

続いてデメリットを2つ紹介していきましょう。まず、床暖房取り付けの一番のデメリットと言えるのが、“初期費用と電気代の高さ”です。実際に床暖房取り付け工事は決して安価なものではありませんし、規模によっては100万円を超えるケースもあるようです。また、地域によっても差がありますが、実際に床暖房を使用する場合電気代もかさむと言われています。

床暖房取り付けのデメリット2.赤ちゃんがいるご家庭では注意が必要

ストーブやヒーターを使用しているご家庭でも、もちろん赤ちゃんや小さな子供がいる場合は細心の注意を払っていることでしょう。しかし一方で、床暖房の場合は知らないうちに赤ちゃんの体調に影響を与えることがあるようです。と言いますのも、大人よりも身長がかなり低く、地面に近い位置にいる赤ちゃんや小さなお子さんの場合、大人以上に床暖房の熱を感じやすくなります。そのため、大人があまり暑くないと感じる温度であっても、赤ちゃんや小さな子供は暑く感じることがあり、結果として低温火傷や発疹を引き起こす危険性もあるようです。

床暖房工事は大きく分けて2種類!

床暖房工事は施工方法によって2つに分類できます。それが「既存の床を剥がして床暖房を設置する方法」か「既存の床の上に床暖房を設置する方法」です。既存の床を剥がして行う場合、比較的大掛かりな工事となるため騒音やほこりが発生する可能性も高いですし、工事期間も長く費用も高額になることが多いと言われています。逆に既存の床の上に床暖房を設置する場合、騒音やほこりの問題も少ないですし、工事日程も短く費用も比較的安価で済むようです。

しかしその一方で、床材を剥がさないと下地材の状態を確認できないため、万が一劣化が起きていたとしても補修することができません。こういった床の下地材の劣化は放っておくと家全体の寿命に関わってくるので、もし気になる点があるのならリフォームの前に一度業者の方に見てもらっておくと良いでしょう。

床暖房の種類や特徴を抑えておこう!

現在展開されている床暖房は基本的に「温水式」と「電気式」の2種類となります。それぞれ特徴や機能性が異なるほか、初期費用額や電気代金などにも差があるようです。

広い部屋に最適な温水式床暖房

温水式床暖房とは、別置きの熱源機で作り出した温水を床下に流すことで床を温めるシステムとなります。熱源機や配水管の設置が必要になるため初期費用は高額になりますが、ランニングコストは低いため広い部屋への設置に最適です。しかし基本的に1年に1回メンテナンスが必要になるので、その分費用もかかることが予想されます。

初期費用が比較的安価な電気式床暖房

電気式床暖房とは、フローリングの下に発熱減となる電熱線を設置することで床を温めるシステムのことを指します。施工が簡単なため、初期費用は安く済みますがランニングコストは高く、電気代がかさむ場合があります。そのため、比較的狭い部屋に設置した方が良いと言えます。また、スイッチを入れてから温まるまでに時間がかかることが多いのですが、温水式とは違ってメンテナンスはほとんど必要としません。

床暖房リフォーム・工事にかかる費用の価格相場とは

床暖房リフォームの場合、床暖房機の種類や価格、施工方法、施工する広さなどによって費用に差が出ます。しかし一般的には、30万円~80万円が費用の価格相場と言えるでしょう。一方で、先ほども紹介したように規模が大きい場合や床暖房機の種類、施工方法によってはリフォーム費用が100万円を超えるケースも珍しくはありません。

まとめ

いかがでしたか?床暖房を後付けで設置しても、場合によっては暖かさを実感できないこともあるようです。その場合は床暖房工事と併せて窓や壁、天井への断熱リフォームを行うと、かなり違いがあるとか。気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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