床暖房のメリット・デメリットや種類

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寒い季節に体を温めてくれる暖房器具。様々な暖房器具が販売されていますが、温かい空気は上へ上へとあがっていくため、足元は寒いまま、ということもあると思います。床暖房なら、そんな悩みは無用です。床リフォームのついでに、床暖房を検討している方へ、床暖房のメリット・デメリットや種類について調べてみました。

床暖房とは?

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床暖房とは、床を加温することで生じる熱伝導対流および放射を利用した暖房方法のことで、「冬のひだまりの暖かさ」と言われるほど、心地よく優しいぬくもりを感じることが出来るため、昨今では人気があります。
また、床暖房は床上10~15cmくらいに約30℃の暖かい空気の層を作るため、 足元が暖かく、頭はひんやりするいわゆる「頭寒足熱」の状態になります。頭寒足熱の状態は全身の血液の巡りを良くするため、健康にも大変良い環境と言えます。

床暖房のメリット

部屋全体を優しく暖める効果
床面からの暖かい空気が上に移動する「自然対流」、床に足が接した時に伝わる「熱伝導」、赤外線の熱が反射してお部屋全体に伝わる「ふく射熱」の3つの効果により、部屋全体を暖めます。
ほこりが舞いにくい
エアコンのように風が起きないため、ほこりを巻き上げず、風邪のウィルスなども拡散しにくいため、空気が綺麗です。
放熱部が床下なので場所をとらない
足元を暖める暖房器具は床面の場所を取りますが、床暖房は床下に設置するので、部屋を広々と使えます。
乾燥しにくい
部屋が乾燥すると、風邪の原因になったり、お肌もカサカサになってしまいますが、他の暖房器具と比べて床暖房は乾燥しにくくなっています。
熱源は屋外に設置するため、空気を汚さず騒音もしない。
空気を暖めるストーブやエアコンよりも必要な熱量は小さいため省エネ。

床暖房のデメリット

コストがかかる
リビング・ダイニングに床暖房を入れると、広さや種類にもよりますが、おおよそ25万円~100万円ほど費用がかかります。
・電気式・・・初期費用、メンテナンス費用は安く、電気代は高くなる。
・温水式・・・初期費用、メンテナンス費用は高め、燃料費は面積が大きいほど割安になる。
⇒全体に使うのではなく居る場所だけを暖める、すぐには冷めないので少し早めに消す、などの工夫で毎月のコストを削減することが出来ます。

すぐに暖かくならない
快適な温度になるまでに、温水式で30分程度かかります。 節約しようと電源のON/OFFを繰り返すと、電気式の場合ONの時に最もエネルギーを要するので不経済になります。
朝はタイマーで早めにつけておく、短時間の外出時なら低温でつけたままにしておくなど、使い方に工夫をすることで快適に使えます。

維持費がかかる
循環する不凍液の補充・交換、ボイラーの整備・交換が必要になります。
・電気式・・・建物と同等の耐久年数
・温水式・・・温水パイプは30年以上使用できることが確認されていますが、お湯をつくる熱源機は、一般ガス器具などと同程度で約10年ほどの耐用年数になります。同じタイミングでの交換やメンテナンスをすると良いですね。

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床暖房の種類

床暖房は、大きく、「電気ヒーター式」「温水循環式」の二種類に分類され、それぞれさらに細かく分類されます。

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電気ヒーター式
発熱体に電気を通し放熱する方式。一室のみの床暖房に適している。メンテナンスも不要。
熱源機がいらないため設備費が安くおさまるが、ランニングコストが少々割高になる。

熱線式・・・発熱体の熱線部分に電気を通して発熱する方式。
炭素繊維(カーボン)式・・・耐久性に優れた炭素繊維を発熱体としたヒーター方式。
PTC発熱ヒーター・・・自己過熱抑制機能を持ち、ムダな発熱を抑える方式。
蓄熱式電気ヒーター・・・主に夜間電力を利用して蓄熱体を暖め、昼間に自然放熱させる方式。土間コンクリートを暖めるものや蓄熱材を利用したものがある。

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温水式
電気・ガス・灯油などの燃料で温水をつくり放熱する方式。ムラなく部屋を暖めるので快適に使える。
熱源機によってコストや特徴が異なり、排ガスを出さない方式やガスエンジンで発電するものなど、さらに細かく分かれます。

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<電気>
多機能型エコキュート・・・夜間の割安な電気を利用して沸かしたお湯をタンクに貯めておき、給湯や風呂の追焚き、床暖房にも使用。床暖房の面積や使用時間に制限がある。
床暖房専用ヒートポンプ・・・大気の熱をくみあげて利用するため、消費電力の3倍の熱エネルギーが床暖房に利用できる。CO2の排出もなく安全なシステム。
エアコン連動型ヒートポンプ・・・ヒートポンプの機能にプラスして夏の冷房や暖房の立ち上がり時にエアコンで室内を暖めることができる。使用できる面積は15帖程。
太陽熱利用温水器・・・太陽熱で得た温水をガスや灯油ボイラーで再加熱して温水を循環させる方式。

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<ハイブリッド>
エコジョーズ(ガス)ヒートポンプ(電気)
排熱を利用した高効率のガス給湯器(エコジョーズ)と大気熱を利用するヒートポンプを組み合わせた給湯器。
太陽熱利用エコジョーズ(電気)
太陽熱を使ってお湯を沸かす給湯器。補助でガス給湯器(エコジョーズ)を使うため、お湯切れを起こさない。太陽エネルギーを利用して光熱費を節約。

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<ガス>
■温水暖房付き給湯器(潜熱回収型も含む)
給湯と暖房を共用するガスボイラー。給湯器一台分の設置スペースで床暖房も行える。潜熱回収型は、排熱を利用して省エネ性を高めた製品。
床暖房専用熱源機
床暖房専用のガスボイラー。規模に制限されず温度制御も容易。温水式の中でもっとも設備費が安くなる。
エコウイル(ガスエンジン型発電機)
ガスエンジン発電機で発生した排熱や電力を利用してお湯を貯え、給湯、暖房に使用する方式。売電も可能。

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<灯油>
床暖房専用熱源機
床暖房専用の灯油ボイラーで大規模な面積でも対応可能。
比較的ランニングコストが安い。定期的な給油が必要。

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床暖房には非常に多くの種類があり、素人が見ると何が何だかわからないことだらけ。費用の面から見ても大きく幅があるため、どのタイプがご家庭に合っているのか、業者さんとよく相談することが大切です。

床暖房のコスト比較

熱源の違いによるイニシャルコスト(設備費)、ランニングコスト(燃料費)は電気ヒーター方式の10帖の部屋を100とした場合、おおよそ次の通りです。※ただし、エコキュート方式は給湯機能も兼ね備えているため、単純に比較はできません。

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床暖房の保証は一般的に2年~10年が目安です。床暖房の規模が大きくなるほどランニングコストが重視されるため、ランニングコストを低く抑えるエコキュート(ヒートポンプ)方式がおすすめです。

イニシャルコストを安く抑えるには、まずどの部屋にどれぐらいの大きさで床暖房を導入するか検討する必要があります。
リビングやダイニングには、ソファーやテーブルなどの大型家具も多く、意外と人が直接素足で触れる部分は少ないものです。
その部屋の床全面に設置しなくても、床面積の約50~70%程度に床暖房を導入するだけで、快適に過ごせるようになります。

また、導入面積が少ない分、ランニングコスト(燃料費)も安くなりますので、少ない面積で効率よく暖めることが出来るよう、床暖房リフォーム業者とよく相談して決めましょう。

実際に床暖房を導入した人の声

では、実際に床暖房を導入した方のアンケートをご紹介しましょう。
(東京ガス 2007年調べ参照)

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●心身の変化●
・冷え性が楽になった
・乾燥しにくいので喉が楽になった
・風邪をひかなくなった
アトピーが出にくくなった
肌の調子がよくなった

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●生活の変化
足が温かいと体を動かすことが楽になり素早く行動ができる
部屋のどこにいても暖かいので、家事がはかどるようになった
部屋が広く使える
・家族がリビングで過ごす時間が増えた
子供と一緒に床で遊ぶようになった

床暖房を導入することによって部屋全体が暖かくなるので、動くことが億劫ではなくなり、その結果家事がはかどったり、暖かい部屋に家族が集まり、子供と一緒に遊ぶ時間が増えるなど、家族団欒にも一役買っているようですね。

最後に

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筆者宅にも床暖房が設置されていますが、アンケートにもあるように、足元が暖かいととても行動的になりますし、体の芯から温まるため本当に風邪を引かなくなりました。
また、リビングで過ごすことが多くなって、夫婦で映画を観たり、ゆったりとくつろいでリラックス出来る時間が増えたと思います。

初期費用はかかるものの、長い目で見ると、床暖房を導入することによるメリットのほうが多いのではないでしょうか。

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