水栓の取り付け・交換は自分でできる|タイプ別の価格相場を紹介

水栓の取り付け・交換は自分でできる|タイプ別の価格相場を紹介

水まわりと呼ばれる洗面所、トイレ、台所、浴室などには、ほとんどの場合水栓が設置されています。水栓は、長年使用し続けると劣化していきます。そこで今回は、水栓の取り付け・交換について、自分でもできる方法と業者の方にお願いした際にかかる費用の価格相場について紹介します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・水栓には主にワンホール混合栓、壁付き混合栓、台付き混合栓がある
・水栓取り付け・交換にかかる費用の価格相場は約2〜4万円
・洗濯機などの家電設置に伴う上下水道の増設は約10万円前後かかる

1. ワンホール混合栓

家の中でもいろいろな場所で使用されていて、実際に多くみられるのがこのワンホール混合栓です。ワンホール混合栓の具体的な商品としては、以下のようになります。

ワンホール混合栓ワンホール混合栓(※画像はイメージです)

例1)LIXIL(INAX) ワンホール混合栓
品番・・・JF-AB461SYX(JW)
用途・・・キッチン
機能・・・浄化機能
付属品・・浄化用専用カートリッジ(交換目安4か月)
メーカー保証・・・2年間
メーカー希望小売価格・・・59,400円(税込み)
実売価格・・・約23,000円

1-1. ワンホール混合栓の取り付け・交換方法とは?

お使いの水栓がワンホール混合栓であった場合、ご自身でも取り付け・交換が可能となります。具体的な方法としては、水栓の下部にある給水管を取り外してから水栓の本体を取り外し、新しいものに取り付け・交換します。

そして、給水管を接続したら、工事が完了します。給水管の接続の際は、まず止水栓に逆止弁を取り付けた後、ホースを接続させ、最後にキャップやクイックファスナーを取り付けるようにしましょう。取り付け・交換後は、水漏れがないかチェックしてから本格的な使用に進むようにしてください。

注意点としては、取り付ける際の取り付け穴カウンター穴が開いていますので、その大きさにあった水栓をきちんと見つけて設置するようにすることがあげられます。もし取り付け穴が新しい水栓に適していないと、設置は難しいので、ぜひ既存のものの大きさをしっかり計ってから設置するようにしてください。

また、お使いの水栓がナット式の場合、取り付けナットが必要となります。どちらも自身での施工は可能となりますが、水栓内部は複雑であることも多いので、手間もかかる工事となります。

一方で、上面施工式の水栓ですと、10分ほどで施工も可能で手間もかかりにくいので、ご自身で施工する場合はお勧めの水栓となります。

2. 壁付き混合栓

続いて、浴室や台所などで多くみられる水栓として、壁付き混合栓をご紹介していきます。壁付き混合栓は、その名の通り壁に貼り付けて設置している水栓で、取り付け・交換は専用の工事が必要となります。また、具体的な商品としては以下のようなものがあります。

壁付き水栓壁付き水栓(※画像はイメージです)

例2)TOTO 壁付き水栓
品番・・・ TKGG30E
用途・・・キッチン
機能・・・エコシングル水栓(お湯と水の使いわけが可能なレバー式)
メーカー保証・・・2年
メーカー希望小売価格・・・28,836円(税込み)
実売価格・・・約12,000円

2-1. 壁付き混合栓の取り付け・交換方法とは?

それでは実際に、壁付き混合栓の取り付け・交換の方法を見ていきましょう。壁付き混合栓の場合、壁と水栓の間にソケットが設置されていて、そこを調整して新しい水栓を設置することで工事ができます。

具体的には、ソケット部分のナットを緩めて、既存の水栓本体を外し、そのまま新しい水栓を設置すれば良いことが多いです。偏心管を新しく設置する場合は、配水管内をしっかり掃除した後、偏心管にシールテープを自身で巻いてから偏心管を取り付けて、水栓を設置することもあります。

これは、ツーパイプの混合栓からシングルレバーの混合栓へ交換する時に良くみられる方法となります。

3. 台付き混合栓

最後は、カウンターのような台が設置されている混合栓についてご紹介しましょう。具体的な商品としては、以下のようなものがあります。

台付き混合水栓台付き混合水栓(※画像はイメージです)

例3)TOTO 台付き混合水栓
品番・・・TMGG46E
用途・・・浴室
付属・・・エアインシャワー
メーカー希望小売価格・・・65,448円(税込み)
実売価格・・・約30,000円

3-1. 台付き混合栓の取り付け・交換の方法とは?

台付きの混合栓は、水栓と台が一体化していますので、交換の際は台ごと取り外す必要があります。具体的な方法としては、水栓の下部にあるナットを緩めたのち、既存の水栓を取り外し、新しいものを設置するだけです。

もちろんナット部分などをきちんと締めて調整することが必要となりますが、基本的には簡単な作業となります。また、作業を始める前は、きちんと止水栓を締めてから作業するようにしましょう。そうしないと、たいていの場合水が噴き出て大変です。

水栓取り付け・交換にかかる費用の価格相場とは?

それでは実際に、水栓取り付け・交換にかかる費用についてご紹介していきましょう。水栓の取り付け・交換はご自身でも可能な工事であることが多くみられますが、どうしても給水管などの配管を取り扱うことが必要となりますので、心配な方も少なくはないかと思います。

そういった場合は、もちろん専用の業者が存在しますので、依頼してみてください。ちなみに、業者の方に水栓の取り付け・設置を依頼した場合の費用の価格相場としては、2万~4万円ほどとなっています。

水栓の取り付け・交換は扱う場所によっても費用が変動してくるほか、新しく水栓を設置するとなると費用はかさむことが多いです。また、洗濯機などの家電を設置するための、上下水道などの増設に至っても、10万円前後の費用が必要となることもあります。

お使いの水栓の状態によっても工事にかかる費用は変動していきますので、心配な方はぜひまずは業者の方に見積もりを出してもらってみてください。

まとめ

いかがでしたか?水栓の取り付け・交換は、ご自身でも可能な作業であることが多いです。しかし、細かな異常などはどうしても素人目では判断しにくいので、心配な方は業者の方にまずはメンテナンスを依頼してみることをお勧めします。

その際は、信頼のおける業者の方にお願いするようにしてみてください。ぜひ参考にしてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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