フェンス&ブロックの設置・交換工事|気になる費用と方法を解説

フェンス&ブロックの設置・交換工事|気になる費用と方法を解説

フェンスやブロックで家を囲むことで、防犯上安心感を得られ、一部分だけの設置しでも目隠し効果が期待でき、プライベートな空間を演出できます。そこで、今回はフェンス・ブロックの設置・交換の際に実際にかかる費用や方法について紹介します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・フェンスやブロックの設置時に重要なのは基礎工事
・家の周りにフェンスを設置する場合の費用相場は約20万円~
・10mのブロックを設置する場合の費用目安は約10万円~40万円

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既存のブロック塀の安全点検をしよう

町中どこでも見かけるブロック塀ですが、これらは建築基準法によって安全基準が定められています。しかし昔の基準でつくられたブロック塀は強度に問題がある場合も多く、実際に地震時に倒れるなどして、人命が奪われる痛ましい事故も起きています。ひとたび事故が起これば、所有者の管理責任も問われかねません。ご自身で確認するチェックポイントも国交省より公表されていますので、この機会にぜひ点検してみて下さいね。
https://www.mlit.go.jp/common/001239765.pdf

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

フェンス設置・交換の工事内容と工事費用は?

最初にフェンスからご紹介していきます。フェンスを設置する場合、基礎工事と呼ばれる部分が一番重要となります。フェンスはブロック塀と比べて、もろいと感じられる方は多いかと思います。しかし、この基礎工事をしっかり行うことで、風などによって倒される危険性を回避することができるのです。

フェンスの基礎工事では、基本的にはフェンス専用のコンクリート製品を使用します。これで根元を固定できますので、倒れる心配が軽減されるのです。フェンスを設置したい場所の土を添削し、このコンクリート製品を設置し、支柱をはめ込みます。

支柱がモルタルなどで固定されたら他の金具を設定し、フェンスを組み立てます。最後に汚れや傷、ボルトやナットのゆるみなどを点検したら、ついにフェンスの完成です。

ここまでの基本的な流れを、フェンスの標準的な工事として施工してくれる業者が多数あります。施工費は、大体20,000円~で行ってくれるところがありますが、もちろん使用するフェンスの種類によって価格は異なってきます。

また、この標準工事以外に、工事が必要になるケースもあります。例を挙げれば、コア抜きカットをする必要がある場合です。

1. コア抜き

コア抜きコア抜き(※画像はイメージです。)

コア抜きとはいわゆる、既存のものに穴をあけて何かを設置する際に行う穴あけ工事といったもののことを言います。フェンスを設置する場合にも、設置したい場所にたとえばブロック塀などが元々あった場合、コア抜きをして穴をあけることで新しくその上からフェンスを設置することができるのです。

既存のブロック塀などにコア抜きを施す場合、大体が強度不足で割れてしまったりする場合もあります。そこで、特別なコア抜きの道具を使用することもありますので、実はコア抜きだけで結構な額の工事となってしまうのです。具体的に、コア抜きの工事例を見ていきましょう。

例:A社でコア抜き工事を含む外構リフォームを依頼した場合

依頼内容・・・庭と駐車場の間へのフェンスの取り付け
施工内容・・・コア抜き、該当箇所の洗浄、受け足のセット、フェンス組立
工期・・・2日間
工事費・・・約25万円

コア抜き一つとても、一か所で約4,000円~ほど費用がかかるケースもあります。フェンスを設置したい場合は、その該当箇所をよく調査してもらうなどして、慎重に進めましょう。

2. カット工事

フェンスカット工事を用いたフェンス(※画像はイメージです。)

次に、カット工事についてですが、これは文字通り市販のフェンスをそのまま使用するのではなく、お好みの高さにカットして使用することを言います。この場合、たて格子のアルミ製のものであれば、カットしてもデザイン性が失われたりすることはないので、無料でカットしてくれる業者は多いです。

しかし、目隠しフェンスなどの、全面的に貼られているフェンスは、カットする面も多く、またそれに際して他に部品を頼まなければいけないケースもあるので、その場合は別途料金がかかる場合があります。他にも搬入代独立基礎工事代人件費など、さまざまな費用がかさむケースもあります。

フェンス設置の費用に関しましては、もちろんフェンス自体の値段に左右されます。フェンス自体も、素材が木であったりアルミだったりと、様々にあり、値段もそれ相応に違ってきます。(大体木のフェンスが~10万円、アルミのフェンスが~15万円、そのほか装飾されているもの~30万円目安)

フェンスの設置費用は、基礎工事、土台工事含め、2mほどで~5万円ほどをめどに考え敵ださい。そうしますと、家の周りにフェンスを設置する場合は、およそ20万円~の全体的な費用が掛かるということになります。

ブロックの設置・交換の方法と工事費もろもろの費用とは?

ブロック塀ブロック塀(※画像はイメージです。)

次に、ブロックの設置・交換についてその方法と工事費などの費用についてご紹介していきます。ブロックを設置することの魅力としては、コンクリート壁の設置と比べて低価格で施工できることです。しかし、コンクリート壁と違い、一つずつ積み重ねていく必要があるので、そこは手間がかかります。

また、フェンスの設置工事と同じく、こちらも大事なのは基礎工事です。きちんと鉄筋を埋め込み、下地部分を転圧する作業を行ってもらうことで、ブロックのひび割れを防ぐなど、強度の補強につながりますので、施工工程はしっかりチェックして説明を聞きましょう。

ブロックの基礎工事は、大体1m2,000~5,000円ほどの費用が掛かります。またブロック自体の価格は、1平方メートル当たり12,000~20,000円ほどがめどになります。普通のブロックから、耐震加工が施してあるブロックまで、豊富にありますので、業者の方に問い合わせてみてください。

他にかかる費用としては、交換の際にかかる取り壊し費用、処分費、又基礎工事にかかる埋め戻費など、様々な費用が掛かってきます。大体1mあたり1万円~4万円と考えて、10mのブロックを設置したかったら10万円~40万円ほどかかると考えておいた方が良いでしょう。もちろん使用するブロックの種類によって、価格は左右されますし、下地状況や基礎工事の必要性の具合でも工事費用は変わってきます。

例:B社でブロック塀、目隠しフェンスを設置した場合

工事内容・・・歩道との間にリブブロックの積み立て。フェンス設置、角材建立
工期・・・約3日
費用・・・約15万円

まとめ

いかがでしたか?フェンス・ブロックの設置・交換は、目隠し効果のもありますし、何より防犯上の問題も解決されます。小さいお子さんがいる家庭では、安全性も確保されますし、リフォームしておいて損はないかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

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ブロック塀は適法に設置しよう

ブロック塀は道路に面してつくられることも多いため、公共の安全のために、建築基準法によって設置基準が定められています。新築時には、建物の建築確認と一緒にブロック塀も申請されることが多いですが、リフォームで設置する場合は、申請が必要ない場合も多くあります。しかし確認申請が必要なくても、基準に則って設置しなければいけないのは言うまでもありません。設置はぜひ信頼できるプロに依頼し、安全に適法につくってもらいましょう、

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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