マンションで防音リフォーム|部分別にかかる工事費用を解説

マンションで防音リフォーム|部分別にかかる工事費用を解説

ご近所トラブルの元にもなりやすい騒音問題。今回は、そんな騒音トラブルを防ぐために必要な、マンションでできる防音リフォームについて知っておきたいこととして、部分別にかかる工事費用についてご紹介していきます。まずはこの記事のポイントについて以下にまとめました。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・マンションに住んでいる人のなかで多い苦情が上の階からの生活騒音
・床からの騒音を防ぐためには防音カーペットや防音ラグ、防音タイルなど
・窓からの騒音を防ぐためには二重窓、防音ガラスにするなど
・マンションで防音リフォームを完全にする場合の費用目安は一坪当たり40万円~

マンションでできる防音リフォームとは?

戸建てにお住いのご家庭と、マンションにお住いのご家庭では、気にすべき騒音が異なります。まずは知っておきたい自分の家が出しているかもしれない騒音の種類についてご紹介していきます。

マンションにお住まいの際気を付けるべき騒音

マンションで気を付けるべき騒音

今回は、マンションにお住まいの方をみていきます。最上階、もしくは一階にお住まいの方以外は、マンションにお住まいなら上下で他のご家庭の住居に挟まれているかと思います。マンションにお住まいの方で苦情が多いのが、上の階からの生活騒音になります。

生活騒音とは、生活をしていく際に出てしまう騒音のことですが、これはいくつかに分類することができます。

①生活している方から出る騒音・・・人の話し声や泣き声など
②家庭用の電化製品などからの騒音・・・冷蔵庫や洗濯機からの騒音
③住宅設備からの騒音・・・エアコンやドアの開閉音など
④音響機器からの騒音・・・テレビやオーディオからの騒音
⑤その他の騒音・・・バイクや自動車のふかし音やペットの鳴き声など

実際に住んでみて経験した方しかわからないかもしれませんが、エアコンの音や冷蔵庫の音など、「そんな小さな音わからないでしょ!?」と思いがちな音も、実はなかなか大きい騒音となってしまうのです。

先ほどもあげましたが、人は生活していく中で、音を気にしがちです。したがって、自分ではなんてことのない、小さな音だと思っているものでも、実は騒音問題として大きくなりがちな原因となってしまうのです。

実際に、マンションに関わる訴訟で、騒音トラブルが元となって発展したものもあります。それだけ、生活音は敏感に感知されてしまうものなのです。

床からの騒音を防ぐための防音リフォームとは?

マンションで防音リフォームをする際、気をつけたいのが騒音の種類により難しいリフォームとできないリフォームがあるということです。例を挙げれば、マンションにお住まいの方ができる騒音対策で、対処が難しい騒音のことを総称して重量床衝撃音といいます。

重量床衝撃音とは、子供が走り回ったりしたときに生じる、重たい感じの音のことを言います。これは、床版の厚みや梁で囲まれた面積、梁の位置などで音の大きさが左右されます。マンションにお住いの場合、これらはマンションの構造上の問題となりますので、あとからリフォームすることができません。

しかし、全く何もできないわけではありません。マンションでもできる例を挙げれば、部屋の床材を防音性の高いものに変える、もしくはマットを敷くなどの対処法があります。

その際、床材に直接フローリングを貼ってある場合は、防音機能を高めるために、防振性を持った台座を間に設置しその上にフローリングを敷き占めるという方法で、防音機能を高めることができます。その場合1平方メートル当たり5万円~ほどが工事費用の目安となります。

一方、何か落としてしまったり、子供があるく音などの軽い感じの音は軽量床衝撃音と呼ばれる騒音となります。これらは、防音カーペット防音ラグ防音タイルを騒音が生じやすい箇所に敷き占めることで、騒音対策ができます。

防音カーペットやラグは大体は3万円~防音タイルは大体一枚当たり1,000円~で購入することができます。

壁からの騒音を防ぐための防音リフォームとは?

リフォームリフォーム(※画像はイメージです)

もちろん、騒音は床材を変えたりカーペットを敷き占めたからすべてシャットダウンされる、という訳ではありません。床だけでなく、壁を伝って通じる騒音もあるからです。

隣と接していることが当たり前のマンションでは、どうしてもこちらからの音が漏れているのでは?と心配する方もいらっしゃるかと思います。壁から伝わる音は、壁の厚さや重さで変動されるため、壁が薄いと音が漏れやすくなってしまいます。

壁に防音リフォームを施す場合、ガラスウールやロックウールなどの吸音材を貼り、その上から素材を敷き詰める、といった工事があります。大体6畳の広さの部屋の壁に防音処置を施す場合、大体12万円~ほどが費用の目安となります。

窓からの騒音を防ぐための防音リフォームとは?

また、音はどうしても構造上薄い窓から侵入してしまうケースが多いです。窓の防音対策としては、二重窓にする、もしくは窓そのものの交換が多くみられます。

二重窓とは、既存の窓の外側、もしくは内側に新たにもう一つ窓を設置することを言います。二重サッシとも呼ばれますが、マンションでは外側に窓を新規に設置するのが難しい為、内側に設置する場合が多いです。

大体一般的な窓枠に新しく窓を設置する場合、施工代やもろもろの材料費を含めて10万円前後かかります。これは、断熱効果もあり、もちろん防音効果も高まります。

対して窓を交換する場合は、防音ガラスと呼ばれる窓ガラスを既存のものと交換し設置する工事となります。こちらも、施工費や材料費込みで大体10万円前後の費用が見込まれます。もちろん、工事以外にもできる対策法はあります。

それが遮音カーテンの設置です。普通のカーテンとは違って、生地や裏地部分に特殊加工を施していたり、樹脂コーティングしてあるもののことで、一般的な窓枠の大きさで一枚5万円~ほどで購入することができます。

まとめ

部分別の防音リフォーム

いかがでしたか?部分別にできる防音リフォームをご紹介してきましたが、マンションで防音リフォームを完全にする場合、一坪当たり40万円~かかります。

マンションそのものの構造や、防音設備の軽度にもよりますが、マンションだからこそできない工事もあります。どうしてもマンションであると、工事をするにも人の目が気になってしまいがちですが、長い目で考えて、防音リフォームを考えてもいいかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

防音リフォームをお得に行うには?

防音リフォームを自分で探して、複数の業者に見積もりを依頼するのはなかなか大変です。そこで便利なのが、リフォームのポータルサイト「家仲間コム」です。

サイト上に防音リフォームの概要を書き込むだけで、業者からの見積もりや提案が届きます。見積もり依頼は匿名で行えるのでしつこい営業の心配もありません。​​​​​​

防音リフォームの見積もりを匿名で一括依頼してみる

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。​

image

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

マンションで防音リフォームの
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。