フロア・床コーティングは本当に必要|種類と価格相場を徹底解説
夢のマイホームを購入したという方はもちろんのこと、そうではない場合でも今暮らしている家はできるだけ長くきれいに維持させたいものですよね。床に関していえば、フローリングに施工してある場合「フロアコーティング」をすることで傷や劣化から床を守ってくれる効果があるほか、いろいろなメリットも見込めます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・フロアコーティングの大きなメリットは「メンテナンスの手間が減る」ということで床が傷ついたり劣化したりする心配が減り、新築のようにきれいな状態を保つことができる
・フロアコーティングの方法はUVコーティング・ガラスコーティング・シリコンコーティング・ウレタンコーティングなどがある
・フロアコーティングの費用は10万円~25万円程度
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フロア・床コーティングの必要性って?
まずは実際にフロアコーティングすることでどんなメリットが見込めるのか、必要性はあるのかなどを説明していきたいと思います。まずフロアコーティングすることで見込めるメリットについては以下の通りです。
フロアコーティングのメリット
フロアコーティングの大きなメリットの一つと言えるのが「メンテナンスの手間が減る」ということだと思います。実際に1度フロアコーティングをしておけば、およそ10~20年間は効能を維持がされると言われています。そのため、床が傷ついたり劣化したりといった心配も減りますし、新築のようにきれいな状態を保つこともできるのです。
フロアコーティングをしない場合
反対にフロアコーティングをしておかないとどうなるのでしょうか。そもそも床材がフローリングである場合、床を保護するために何かしらのメンテナンスをする必要があります。例えばフローリングをそのままにしておくと、机や椅子を少し引きづってしまっただけで床に跡がついてしまったり、飲み物をこぼしてしまうとシミができてしまったりすることも珍しくはないようです。
そこで一般的に床のメンテナンスとして定期的に行われているのがワックス掛けです。ワックスがけはフロアコーティングと比べて1回当たりの相場がかなり安価ではありますが、その分手間がかかるというデメリットもあります。実際にワックスがけは基本的に1年に1回行う必要がありますし、その1回を行うのに半日~1日作業に追われることもあるからです。
また、定期的にワックスがけを行うよりも、効能が高いフロアコーティングをしておいた方が結果的にコスト削減につながるとも言われています。そのため、最近では最初からフロアコーティングの施工を選ぶ方も増えてきているようです。
フロアコーティングの種類別価格相場や特徴、耐久年数
そもそもフロアコーティングとは「コート剤」と呼ばれる特殊な薬剤をコーティングする施工方法のことで、床の耐久性を上げるほか傷や劣化を保護・予防する効果が期待できます。少し前までは商業施設や病院などで一般的に施工されていたフロアコーティングでしたが、最近では床をフローリングにしている一般家庭が増えてきたこともあり、フロアコーティングの需要が高まってきているそうです。
しかし実は、フロアコーティングと一概に言っても使用するコート剤や方法によってかかる費用も特徴も異なります。そこで続いては、現在行われているコーティング方法を4種類、特徴や耐久年数、価格相場(30平方メートル当たり)などと共に紹介していきたいと思います。
UVコーティング
価格相場:20万円前後
耐久年数:20年以上(場合によっては30年以上)
UVコーティングとはウレタン樹脂に紫外線を照射して瞬間的に硬化させる施工方法のことをいいます。補修や塗りなおしも楽にできるほか、薬品にも強いので酸化による劣化も防ぐことができますし、耐熱性、耐摩擦性も優れています。施工後は光沢が強めな高級感ある雰囲気に仕上がります。
ガラスコーティング
価格相場:20~25万円
耐久年数:20年前後
ガラスコーティングとはガラス塗膜を使用した施工方法です。フロアコーティングの中でも最先端の技術であり、フローリングだけでなくクッションフロアへの施工も可能です。耐久性、耐摩擦性に優れているほか、耐薬品性も高いうえ塗料自体の安全性も高いと言われています。また、塗膜自体の耐久性がかなり強いので、傷や剥がれの心配は少ないようですが、万が一の場合の部分補修も可能です。UVコーティングに比べて光沢感は控えめですが、その分上品な雰囲気に仕上げることができます。
シリコンコーティング
価格相場:10~15万円
耐久年数:20年前後
シリコンコーティングとはアクリル樹脂をシリコン樹脂に編成させることで塗膜を作る施工方法のことを指します。耐熱性、撥水・撥油性に優れており、住宅用のコート剤の中でも全体的なバランスが良いと言われています。また、滑りにくい素材でもあるのでお年寄りやお子さんの転倒事故を防いでくれるほか、素材自体の安全性も高いと言われています。光沢感もある仕上がりとなりますが、他のコーティングと比べて扱っている業者が少ないようです。
ウレタンコーティング
価格相場:5~10万円
耐久年数:5年前後
ウレタンコーティングとは水溶性の樹脂を使った施工方法のことを指します。使用するコート剤によって価格や耐久性は異なりますが、基本的にフロアコーティングの中でも安価で施工できるほか、水溶性の樹脂を使用するため施工中の匂いが少ないことが特徴として挙げられます。
もともと20年ほど前から活用されてきたポピュラーな施工法ではありますが、コーティングした後に完全に乾燥するまで1か月ほどかかるほか、業者によっては安全性が確かではない液剤を使用していることもあるというデメリットもあります。
その他のフロアコーティング方法
このほか、業者によっては「クリスタルコーティング」という特殊なコーティング方法を活用していることもあります。クリスタルコーティングは耐久年数が35年以上とかなり丈夫なうえ、耐薬品性、耐摩擦性など機能性にも優れているというメリットがある施工方法ですが、その分費用は若干高くなっているようです。
まとめ
いかがでしたか?フロアコーティングをご検討中の方は、まずはぜひ複数の業者の方に見積もりを依頼してみてください。特にどんなコーティング方法が自分の家の床に向いているのかわからないという場合には、業者の方に相談してみるとアドバイスをもらうこともできるので助けになると思います。ぜひ参考にしてください。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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