ホスクリーン取り付け・設置工事|注意点と価格相場を紹介

ホスクリーン取り付け・設置工事|注意点と価格相場を紹介

どんなに悪天候の日でも、洗濯物は溜まっていきます。特に梅雨の時期など、気温が高いのにジメジメとした天候が続く季節は、外には干せないのに洗濯物がどんどんたまってしまいますよね。そういった時、いやいや室内に干す方も少なくはないかと思います。しかし、室内ですと洗濯物を多くは干せませんし、生乾きが続くうえ、室内の見栄えが悪くなるなど、デメリットも多いものです。

そんな悩みを解消するために、今回紹介したいのが「ホスクリーン」です。ホスクリーンとは、室内の天井に取り付けたポールに、竿を通して物干しとして活用できるという便利なアイテムです。ここでは、そんなホスクリーンの取り付け・設置工事について、また種類や注意点、工事価格の相場などを紹介していきたいと思います。まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・ホスクリーンとは川口技研が開発・販売している物干しのこと
・ホスクリーンのタイプは大きく分けて3つ
・ホスクリーンはDIYでも業者に依頼して取り付けてもらうこともできる
・業者に取り付けを依頼した場合の相場は1.5~3万円

ホスクリーンとは?その概要をご紹介

ホスクリーンホスクリーン(※画像はイメージです。)

ホスクリーンとは川口技研が開発・販売している物干しのことで、室内用室外用とたくさんの種類が展開されています。室外用ですと、軒天に設置できるものや、地面に自立型として取り付けることができるようなものも販売されており、新築や新しいマンションなどではホスクリーンがオプションとして定番化されているような人気のアイテムとなっています。

室外ではなく室内に設置するホスクリーンは、大きく分けて3つに分類できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

天井に設置するホスクリーンスポット型

天井設置タイプのホスクリーン天井設置タイプのホスクリーン(※画像はイメージです。)

まずは天井に設置するタイプのホスクリーンのスポット型です。こちらは室内用のものの中でもオーソドックスな商品で、天井に取り外し可能なポールを設置してそこに竿を通し、物干しとして機能させるといったタイプとなります。

こちらはまず天井にポールの固定金具を設置する必要があります。これは白と茶色の2色展開となっており、天井に色を合わせることで目立たないようにすることができます。固定金具を設置したら、あとはお好みの長さのポールを取り付け、竿を通したら完成です。

付属のポールは金具に差し込んで回転させることで、簡単に着脱が可能なものとなっていますし、プッシュボタンを押しながら引くことである程度長さの調整も可能な便利なものとなっています。使用しないときは取り外すこともできます。また、別売りのアイテムを使えば傾斜している天井への取り付けも可能です。

天井に設置する昇降式のホスクリーン

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続いては、便利な昇降式のホスクリーンを紹介していきましょう。こちらは、昇降の操作方法で2種類に分類することができます。

まずは操作棒タイプの昇降式ホスクリーンを見ていきましょう。こちらは専用の操作棒を用いて、昇降を操作することができるホスクリーンとなります。操作も簡単で、ホスクリーンに取り付けた操作棒をくるくると回すだけで、お好みの高さへ上げたり下げたりすることができるのです。この際、軽い力で操作が可能なため、女性や高齢者の方でも簡単にできるのもメリットの一つです。ちなみの操作棒は使わないときにしまっておくこともできます。

続いて、操作ヒモタイプの昇降式ホスクリーンを見ていきましょう。こちらはもともとホスクリーンに取り付けてある操作ヒモを引くことで簡単に竿の昇降ができる優れもので、操作棒と比べて取り外しなどの手間が省けることもメリットの一つです。

具体的には操作ヒモを引っ張って好みの高さへと調整したら、逆の手で竿を抑え、操作ヒモを離すだけで昇降が可能となります。また、洗濯物をかけすぎた場合に赤いサインで注意を促してくれるという機能もついています。

窓枠に設置するホスクリーン

最後は窓枠に設置できるホスクリーンですが、こちらは窓枠の内側に専用のベースやアームを取り付けることで、物干しとして活用できるタイプのものとなっています。窓枠に設置することができるので、日差しを有効活用できますし、タオルやお布団だけでなくハンガーかけとしても機能させることができます。

監修者コメント
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いま、室内干しが人気

天気のいい日に外干しするのも気持ちいいですが、室内干しは何と言っても便利ですよね。干したり取り込んだりの作業動線が短い、雨の影響を受けない、虫や花粉が洗濯物につかない等々。家事ラク思考の高まりから、室内干しの人気は高まるばかりです。
室内干しのお勧めは、洗濯機の置いてある脱衣室などをそのまま干し場にしてしまう方法です。部屋も狭いので除湿器を置いても効率がいいですし、湿気やすい脱衣室を同時に除湿できれば、お部屋のカビ防止にもなります。浴室に換気乾燥暖房機がついていれば、浴室も乾燥室にできて便利ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ホスクリーン取り付け・設置工事の注意点とは

それでは実際に、ホスクリーンを取り付け・設置する際に気を付けたいことを紹介していきましょう。ホスクリーンは、DIYでも施工可能なアイテムでもありますが、できたら業者の方に施工をしてもらうことをおすすめします。なぜなら、特に天井にホスクリーンを設置する場合は、しっかりと天井の下地材に固定金具を設置する必要があるからです。

下地材にホスクリーンを設置しないと、洗濯物の重さにホスクリーンが耐え切れず、落下の原因となってしまうことがあります。また、その場合、洗濯物の落下だけでなく天井部分が破損してしまう危険性もあるのです。

もちろん、下地材を探すことは専用の工具、「下地探し」を活用すれば簡単にすることもできます。しかし、中には天井にホスクリーンを設置する際に下地の補強が必要なケースもあります。そういったことはプロでなければわからないことでもありますので、一度業者の方見てもらいましょう。

また、費用の面でも業者の方に施工してもらった方がメリットもあります。実は、ホスクリーンをご自身で設置しても、業者の方に依頼して施工してもらっても、費用はあまり変わりません。業者の中には、自分で購入したホスクリーンを設置だけしてくれるところもありますので、そういった業者をうまくみつけて依頼すれば費用は格段に抑えられます。

ホスクリーン取り付け・設置工事にかかる費用の価格相場

最後にホスクリーンを取り付け・設置した際に気になる費用の価格相場を見ていきましょう。先ほどもご紹介した通り、ホスクリーンに至っては断然業者の方に依頼することをおすすめします。

実際にその価格相場は、1.5~3万円となります。ちなみにホスクリーン自体を購入すると、スポット型が一本当たり4,000円~、昇降式のものなら1本30,000円~となっていますので、ぜひ用途や要望で使い分けてみてください。

まとめ

いかがでしたか?ホスクリーンは、悪天候の時でも効率よく洗濯物を干すための画期的なアイテムとなっています。長さや高さ、設置場所などによって、さまざまな種類のものが販売されていますので、ぜひご自身が使いやすいものや要望でお好みのものを見つけてみてください。

監修者コメント
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室内干し場には、除湿機能も備えよう

便利な室内干しですが、一番のお悩みは、生乾き臭などの「ニオイ」ではないでしょうか。ニオイは雑菌の繁殖が原因なので、乾くまでの時間が長くなるほど発生しやすくなります。
乾燥時間を短かくするためには、部屋の湿度を下げることと、洗濯物に風を当てることの2つの条件を整えることが有効です。
具体的には、エアコンの除湿機能や除湿器、それから扇風機などを併用するとより早く乾かすことができます。
室内干し場には除湿と風当て、ぜひ工夫してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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