シロアリ被害に遭わないためには｜効果的な予防法を紹介

木造の多い日本住宅の最大の天敵と言うとまずはシロアリが挙げられます。シロアリは木で作られている部分に被害を及ぼします。気がついたらシロアリにやられて家はボロボロ、となる前に予防措置を講じてみましょう。シロアリ被害の予防のための施工や費用目安をまとめてみました。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

POINT この記事のポイント

五軒に一軒がシロアリの被害

国交省のシロアリ被害実態調査報告書（2013年）によると床下のシロアリ被害の発生割合は約20%、五軒に一軒割合であることがわかりました。地域ごとによっても割合にばらつきがあるのですが、意外に多い割合ですね。

被害が一番多いのはヤマトシロアリ

日本のシロアリの被害で、一番多いのはヤマトシロアリの被害です。国交省のシロアリ被害実態調査報告書（2013年）によると、シロアリの種類別被害件数でヤマトシロアリは92%にもなります。

シロアリの種類

・ヤマトシロアリ
北海道も含めて日本全国に広く生息しています。日本のシロアリ被害の大部分がヤマトシロアリによるものです。

・イエシロアリ
神奈川以西の海岸地帯を中心に分布しています。生息地域が限られており、全体の被害件数の割合としてはしては7.7%となります。

・カンザイシロアリ
近年被害が深刻化しつつあります。全体の被害の割合としてはわずかですが、顕在化していないものがある可能性もあります。

大惨事になる前にシロアリの予防が大切です

シロアリは家の木造の部分に被害を及ぼします。柱や家の土台、壁など家の基礎に当たる重要な部分から浴室やトイレなどの水回りでも被害は発生します。シロアリの被害を放っておくと、腐朽が進んでいき、後々大掛かりな補強工事が必要になることもあります。またシロアリの被害がある家は物件としての市場価値も下がってしまいます。

木造住宅の多い日本では、やはりシロアリの被害も多いです。少しでも不安に感じたら積極的に予防策を講じていきましょう。

簡易版シロアリチェック

自分の家に白アリがいるかどうか、自分でも簡単にチェックすることができます。チェックに当てはまる項目があれば、専門家の点検を検討してみましょう。

・過去に羽アリを見たことがある
・歩く時に床や畳が沈んでふかふかしている場所がある
・柱などを叩くと空洞の音がする箇所がある
・浴室などの水周りのタイルにひび割れている箇所がある
・過去に水漏れや雨漏りがあった
・建物の外壁や基礎にひび割れの部分がある

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※1．見積内容によって異なるケースがあります。
※2．業者様と直接ご連絡いただく際にはお名前・ご住所などの情報が必要となります。

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シロアリ予防の施工方法

シロアリ予防の施工の主なものを紹介します。これらの施工を行なってシロアリの被害を予防します。

・吹付処理
穿孔(穴あけ)した周辺の木部表面に薬剤を吹き付けます。

・穿孔注入処理
シロアリの被害が発生している場所、発生しやすい場所にドリルで穴を開け薬剤を注入します。薬剤を注入した後は穴を塞ぎます。

・土壌処理
床下の土壌やベタ基礎に薬剤を散布してシロアリが新たに侵入してくることを防ぎます。

費用目安

シロアリ予防の施工の費用はどのくらいかかるのでしょうか。基本的にシロアリの予防の場合は、点検は無料で施工が有料という場合が多いです。施工費用は42,000円～61,000円ほどで床面積によって異なってきます。また基本的にはヤマトシロアリが対象となっており、ほかの種類の家シロアリやカンザイシロアリなどの場合はまた別途費用が異なってきます。

シロアリ予防の費用目安

・点検：無料
・施工：有料　42,000円～61,000円程

薬品が心配な場合は天然防除剤

シロアリの予防には薬品を散布することになります。アレルギーや小さなお子さんがいるなどの理由で薬品の散布が不安な場合は、天然の成分を利用した防除剤を使うのが良いでしょう。費用は少し高くなりますが、安全性を重視する方にお勧めです。

シロアリ予防の無料見積もりが可能

シロアリ予防をご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。でも、シロアリ予防に対応している業者さんを探すのは意外と大変です。リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望する工事の内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。匿名で利用できるので、後にしつこく営業される心配もありません。

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