畳の張替えリフォームをするには|気になるサイズと価格相場を解説
最近は洋室メインの家がほとんどのようですが、1部屋といえど和室を完備しているところも多いですよね。畳は和室を形成するものの代表格ですね。今回は、そんな畳について、サイズの調べ方や張替えの際の価格相場、畳関連のリフォームの種類などを紹介していきたいと思います。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・畳は地域によって「江戸間」「京間」「中京間」などの種類があり、サイズや値段が違う
・畳の張り替え方法は「裏返し」「表替え」「新畳」などがあり、使用年数や状態によって最適な張替方法が異なる
・畳の張替え・交換にかかる費用の価格相場は3万円~15万円程度
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サイズによって値段が違う?畳のサイズの調べ方について
畳の数え方は「○畳」という単位であることは周知のことだと思いますが、実は畳の種類によって1畳ごとのサイズが違うことはご存知ですか?畳は地域によってよく使われているものが異なり、それぞれ名称も基本のサイズも違います。具体的にサイズや特徴を見ていきましょう。
江戸間
「田舎間」と呼ばれることもあるタイプの畳です。東日本で主に使われており、畳の基本サイズはこちらに則ったものになります。1畳が5尺8寸、176cmとなります。
京間
京都を中心に、西日本で主に使用されています。1畳が6尺3寸、191cmとなります。
中京間
中京地方や東北・北陸地方の一部、沖縄や奄美諸島で主に使用されています。1畳が6尺、182cmとなります。
ここまで見てもわかるように、畳のサイズは地域によってかなり違うようです。一方で、どのタイプのものも実は縦横が2:1になっているとか。また、厚みに関しては標準が55mmとなっていますが、部屋に合わせて厚みを変えることも可能です。
畳の張替えリフォームは全部で3種類!
畳は長くそのままにしておくと、どうしても日焼けしてしまったり擦れたりして、色あせや劣化が進んでいきます。そのため、畳をきれいな状態で保つためにも、定期的にメンテナンスとして張替えを行う必要があると言われています。
畳の張替え方法は大きく分けて3種類に分類できます。ここでは、それぞれの方法について特徴や必要な時期などを紹介していきたいと思います。
裏返し
簡単にいえば、畳の表裏を交換する方法のことを指します。傷んでしまった畳表をひっくり返し、元の場所に設置するだけの簡単な工事となりますが、一度裏返しを行うと同じ畳では繰り返し行うことができないことを知っておいてください。裏返しを行う時期としては畳を新調してから2~3年が目安と言われていますが、逆に5年以上経ってしまった畳だと裏面も劣化していることが多いので、あまり良い手ではないようです。
表替え
表替えとは、畳床をそのまま残したうえで、畳表と畳縁のみを新しいものに交換する張替方法のことを指します。表替えをすることでい草の部分が新しいものとなるので、独特のフレッシュな香りを楽しむことができるでしょう。ただ表替えの場合、畳床はそのまま残すことになるので、踏むとフカフカしたり沈む感触があったりといった悩みは解消されません。
また、表替えは通常は裏返しを行った後に施工することが多い張替方法なので、時期としては裏返しを行ってから4年後、もし裏返しを行っていない場合は新調してから6年後くらいが目安となりようです。
新畳
新畳とは、その名の通り畳を丸々新調する方法のことを指します。畳の寿命は10~15年ほどと言われていることからも、10年を超えたら新畳を検討すると良いかと思います。そのほか、畳の上を歩いているとフカフカとした感触がしたり、畳がへこんできたりといった変化が見られる時には、畳床が劣化していることが考えられるので、新畳を行った方が良いでしょう。
畳の張替えを行う際に抑えておきたいポイント
先ほど紹介した通り、畳は使用年数や状態によって最適な張替方法が異なるようです。また、実際に畳を張り替える際には抑えておきたいポイントや注意点もいくつかあるので、ぜひ頭に入れておいてください。
畳を長持ちさせるにはメンテナンスは必須
日頃から畳の部屋をよく使う人は特に、定期的にメンテナンスを行って置くことで畳を長持ちさせることも可能といわれています。例えば定期的に天日干しを行ったり、飲み物や食べ物をこぼしてしまったときにはすぐ拭くようにしたりと、少し気を付けるだけで張り替えの際のコストも変わってくるようです。特に天日干しを行うことで畳の寿命を最大限伸ばすことができるそうなので、少々手間はかかると思いますが、ぜひ日頃から気を配ってみてください。
畳にはランクもある!
一概に畳といっても、原産国や使用しているい草の質などによってランクが存在します。例えば現在、流通している畳は国産と中国産とで二分化されています。国産の畳の方が一般的に高額設定となっていますが、その分比較的劣化が遅く、寿命が長いと言われています。一方で中国産の畳は安価ではあるので、目先の費用を抑えたいという人にはおすすめできます。
ちなみに、最近はインターネットでも、いろいろな畳が販売されていますが、質感や色は実際に目で見て触って確かめたほうが納得のいくものを購入できると思います。また、インターネットで購入すると、どうしてもサイズを間違えて注文してしまうことも多いようです。そういった間違えを防ぐためにも、きちんと業者の方に見てもらった方が良いと言えます。
畳張替え交換・リフォームの価格相場
畳の張替え・交換にかかる費用は、張替方法や新調する際の畳の値段によっても異なります。これらを踏まえて、全体的な価格相場としてはおよそ3~15万円と言えるでしょう。ちなみに畳の張替方法の価格変動は、安い順に裏返し、表替え、新畳となります。
まとめ
いかがでしたか?畳を張り替えることで、新築のような新しいい草の匂いが和室で楽しめると思います。また、畳本来の機能である湿度の調整や害虫を寄せ付けない作用も再び高まることが期待できるので、畳の劣化が気になる方は特に、ぜひ張替えを検討してみてください。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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